Eternal Smile > CONNECT 『CONNECT』第一幕
GM:もし〈医学〉技能を持ってなかったら、過去の設定に合わせるために、ボーナスで差し上げます。3レベル取ってもらっていいですよ。 アン:ポシ消費は要らない? GM:はい、いいです。 アン:ありがとうございます。基本値11です。 GM:〈医学〉を使うと、負傷からの回復が早くなります。3レベルだとバリバリのプロ。五分五分が難易度10だから、五分五分の患者だって言われてるのが大抵助けられます。 アン:多分、野戦とかそっちもやってたんでしょう。 ソウジ:すごーい。 裕人:カッコいい。 GM:さて、サーカス列車は見事、軌道に乗りまして、列車だけに(笑)、皆さん笑顔で、再会を約して別れたわけですけども、また傭兵稼業に精を出すか、なんて思っていたら、声が掛かりまして、あなたはイギリスのロンドンへ向かうことになりました。そちらで最近、変死事件が相次いでいる。首筋に二つ穴が空き、血を吸われて死んでいる、と。 アン:ヴァンパイアだねぇ。 GM:雇い主は、最近、宇宙開発で名を挙げているニッポン企業です。「企業スパイの工作なんじゃねーか?」「いや、別にヴァンパイアのフリとかする必要ねーだろ」「でもやっぱり、ヴァンパイアが本当に来たら嫌だし、腕の立つ奴を雇おうぜ」という話になり、あなたに白羽の矢が立ちました。 アン:ヴァンパイアにヘルファイアー・ライフルが効かないってことはないですよね? GM:撃ってみないとわかんない。個体によっては効く。通常武器無効の能力を持ってると、ダメージがすげぇ減るんですよ。ただ通常の奴なら、火力にものを言わせて何とかできます。 アン:まあ、ダメージ基本値22だからね。 GM:そんなわけで、あなたは、雰囲気だけはある、昔寺院だったであろうビルに詰めています。 アン:とりあえず、寺院の窓を調べて、ここからはこの辺りを見渡せるとか、そういう狙撃ポイントをチェックしていきます。 GM:〈銃器戦闘〉で判定してみましょう。 アン:(コロコロ)18です。 GM:そうすると、良さげなポイントが見つかりました。普通の人間だったらそうそうやって来られないし、よく見渡せて、よく聞こえる。 アン:ヴァンパイアが相手なら、あたしじゃなくて、神官とか雇えばいいと思うんだがねぇ。 GM:宗派が違う、と断られたらしい。実際は怖いからなんですけど(笑)。あとですね、この企業、後ろ暗いところがあるらしくて、ここから先は入るな、みたいなことを結構言われた。 アン:ほう。 GM:見ると、随分くたびれた、おそらく難民だろうと思われる人たちが、工員として来ました、と言いながら、裏手の従業員専用口から入れられてる。 アン:これが、あの忍者みたいな奴が言ってた、ブラック企業ってやつだな(笑)。 GM:ではアン。〈発見〉をお願いします。高いほどいいですよ! 裕人:高いほど、いいですよ! アン:(コロコロ)15。 GM:なんか、見覚えのある奴が、こっちの様子を伺ってる。普通の人間だったら入って来れないけど、あいつ、来るぞ?(ソウジを指差す) ソウジ:お? GM:そして、ソウジの近くに、シューッと霧が集まって、ヴィクトリア調のマントを着けた、いかにもヴァンパイアです! みたいな奴が、現れようとしています。 ソウジ:ニッポンテックの人って、そういうファンタジーっぽい生き物を普通に知ってて平気ですか? GM:古い映画で観た、ぐらいのレベル。ただ、あまりにもヴァンパイアヴァンパイアしすぎてる、とは思うけど。 ソウジ:「! な、何だこれは!」 アン:白い看護服に着替えて、下に降りて、何も知らない女性を装って話し掛けよう。「こんにちはー」 裕人:今って、夜? GM:夜ですよ。むしろホラーですね(笑)。 ソウジ:「うぉっ!」ってそっちを振り向く。 アン:「お2人とも、見学の方ですか?」 ソウジ:「ああ、すまない、ちょっと観光に来ていたのだが、迷ってしまって、このような場所に・・・」 GM:声色はともかく、赤毛に見覚えがある。勿論、お互い気づく、でいいです。 ソウジ:「因みに、この隣の人物と俺は、何の関係もない」 GM:そうするとこちらは、「ほう、招いてくれたか。我はバロン(男爵)・インサイディア! お招きにあずかり感謝する!」 アン:え、何この人(笑)。 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |