Eternal Smile > Welcome to Darkness Kingdom 『闇からの招待』 第一幕
GM:そういうことで、午後は誰からやりますか? バーバラ:では自分から。エイダに電話して、「ねえ、エイダエイダ。怒んないで聞いて。ほんの当てずっぽうなんだけど、貴女とグレンが喧嘩した理由って、グレンが急に、転職する、とか言い出したからじゃない?」 GM/エイダ:『何で知ってるの?!』(笑) バーバラ:「うん。実はね、別の知り合いに話したら、グレンと全く同じように、失踪した人がいるのよ」 GM/エイダ:『えっ、そんな・・・。やっぱり、危なかったのね。いくら彼がある程度優秀だからって、あの給金は異常よ』 バーバラ:「その会社って、どんな会社か判るかしら?」 GM/エイダ:『そういえば、私も、会社の名前、聞いてなかったわ』 バーバラ:「・・・ちょっと、グレンの部屋、漁りに行っていいかしら?」 GM:『いいわよ。じゃあまた後で』と。他の人はどうします? アンドレ:俺はベスの方にもっかいアルフのことを訊きに行くけど、会社員ですよね、彼。メールとか残ってりゃいいんだけどなー。 ディアン:オレは、サムソンとマーク少年のことが、気になっている。 GM:なら、学校の方に行きます? ディアン:うん。そうしよう。 ジョルト:俺はアンドレについて行きます。ケインは、つけられてたって話があって、彼のことを訊いてもあんまり意味がなさそうだから。 GM:では、先にアンドレとジョルトから。会社の受付で呼び出すと、早々にベスがやって来て、「なんでしたら、我々の上司に話を聞くというのも、いいんじゃないでしょうか」と、向こうから言ってくる。 アンドレ:「おお。是非是非」 GM:では、上司のところへ行くとですね、上司が怪訝そうな顔をしながらあなた方を見て、こう言います。「で? 君たちもアルフのことを教えてほしいのかい?」 アンドレ:「も? というのは、どういうことですか?」 GM/上司:「午前中に、アルフのことを教えてくれと言って、探偵さんが来てね」 アンドレ:「そうそう。その人のことをもっと詳しく!」 GM/上司:「詳しくっていうと、そうだな、くしゃくしゃのタバコをくわえて、この暖かいのに、トレンチコートを着て、ソフト帽をかぶっていたが」 アンドレ:「具体的には何を訊かれたんですかね?」 GM/上司:「ベスの話は本当かどうか、と。それを彼女本人に確かめたくても、彼女は午前中は休みを取っていたからね」 アンドレ:はいはいはいはい。 GM/上司:「彼女から聞いたそのまんまの内容を、教えるだけ教えたんだが。そうすると、満足したように帰っていったよ」 アンドレ:「ほう。因みに、アルフさんには、転職をするとかしないとかいう噂は・・・? GM/上司:「まぁ、ね。こんな時代だから、彼が、行きたいと言うのなら構わないけれど、あまりにも破格の条件すぎるから」 アンドレ:「そう、それ、それ、それ!」(笑) GM/上司:「職種も今イチ判らんし。会社の名前を言えと言っても、彼は結局喋らなかったんで、よく判らないんですよ」 アンドレ:「彼のメールボックスとかって見られますか?」 GM/上司:「申し訳ないが、部外者の方にそういうものは見せられません。警察から依頼が来れば別ですけど」 アンドレ:ああー、当たり前っちゃー、当たり前だね。 ジョルト:ベスをだしにして、個人のメールだけは見せてもらうとか。 GM:ベスに言っても、同じ答えを聞かされますよ。一般的な企業倫理を持ってる人に、そんなこと言ったって無駄です。 バーバラ:アルフからベスへのメールだったら、プライベートのメールなので、見せてもらえるかもしれませんが、アルフのメールボックスは多分ベスでは見れないと思う。 ディアン:プライベートのメールでも、きっと企業名までは書いてないだろうし。 ジョルト:「さっきのトレンチコートの探偵とやらは、名前は何か名乗っていたのかい?」 GM/上司:「おお、名刺はそこにあるよ」 ジョルト:じゃ、見てみます。 GM:えー、名刺には、『凄腕の私立探偵・フィリプ・マーロゥ』と書いてあります(笑)。 バーバラ:パチモンだー! ジョルト:その探偵が、聞いたことある人かどうか。 GM:《知力》チェックしてください。 ジョルト:(コロコロ)達成値10。 GM:聞いたことないですね。 ジョルト:「・・・知らないな」 GM:(アンドレに)あなたの場合は、世界が違うので、もっと難しくなります。 アンドレ:ということで、よく判らんので、とりあえず上司には、「どうもありがとうございました」 GM:では、最後にディアン。マークの学校に着くと、キャンパスにいる人々が、「すげー、鎧着てるぜ!」「剣持ってるぜ!」「楯持ってるぜ! クールだ!」 バーバラ:(女学生の演技)「何、あれ、コスプレ?」 ディアン:違う・・・(汗)。「マークは、いるか?」と適当な人に訊きます。 GM:「マークかい? マークならあっちの校舎に行ったよ」 ディアン:「ありがとう」と言って、ガシャガシャと金属音を立てて、走っていく。 GM:えー、その時に相手がぼそっと言った一言が、聞こえるかどうか、〈発見〉ロール。 ディアン:(コロコロ)ポシビリティを使います。(コロコロ)達成値18です。 GM:18だったら聞こえますね。「今日はマークはよくモテるなぁー、男にだが」 ディアン:誰か来ているのか。では、マークはどこだ、ときょろきょろしていると? GM:言われたところに行くと、マークがですね、男と喋ってるのが判りますよ。当然その容姿は・・・。 ディアン:キャラクターは知らないけど、例の私立探偵の格好ですね。 GM:そうそうそう! いかにもなトレンチコート着てソフト帽かぶって、くわえ煙草の男が、こう、メモを持って、マークの話を聞いてます。 ディアン:気にせず声を掛けます。「マーク?」 GM/マーク:「ディアンさん? よく来てくれましたね! こちらの方も、サムソンを捜してくれるって言うんですよ!」 ディアン:男の顔を見て、「オレは、ストームナイト、ディアン・オブロー」名乗って、反応を見ますが。 GM:では男は、「おお! あんたはストームナイトか。俺の名は、フィリプ・マーロゥ! 私立探偵だ。今、ちょっとした事件を追っていてな」 ディアン:名刺をもらって、そういう習慣がないので、困っている。 GM/フィリプ:「うーーーん。そうか、判りにくいか。じゃあ、判りやすく言おう。サムソンくん以外にもな、失踪者が結構いるんだよ。それも、変な失踪の仕方をしている人が」 ディアン:「何か、知っているのか?」 GM/フィリプ:「おう、知っている。ここじゃあ立ち話もなんだ。どこか、別なところでゆっくり腰を落ち着けて話そうじゃないか。大丈夫だ! 金の方は心配するな。必要経費で落ちるからな!」 ディアン:「なら、オレの仲間が、教会にいる。来てもらえないか?」 GM/フィリプ:「おう、それは有り難い。是非行かせてもらおう。車がこっちにあるんだ。後ろに乗ってくれ」 ディアン:「すまない。オレは、ジドウシャは、苦手で・・・歩いて、帰りたい」 GM/フィリプ:「じゃあ、場所だけ教えてくれ」 ディアン:教会の場所を教えて、向かう前に、マークに質問する。「何を聞かれていた?」 GM:マークはですね、ディアンに言ったのとほぼ同じ内容、サムソンがどんな状況で捕まった、いなくなったかとか、そういうことを大体一通り全部聞かれた、と。 ディアン:オレと別れた後、何か判ったことがないかどうかと、フィリプから、何か情報をもらったかどうかを訊きます。 GM:では、〈説得〉ロールしてください。 ディアン:(コロコロ)ポシビリティを使います。(コロコロ)“ドラマ”も使います。 GM:すげー! どんだけ使うの? ディアン:オレ、〈説得〉基本値が低いから。達成値は19。 GM/マーク:「ああ、後で思い出したんだけど、あいつ、こないだ、変なキャッチセールスに捕まりそうでさ」 ディアン:きゃっちせーるす? 訳すと、路上販売? GM/マーク:「あいつはスポーツマンだから、そのスポーツの才能を活かしてみないか? と言われたらしいんだけど、スポーツクラブだか何だか知らないけど、名前は言わずに、高い金額だけを提示してきたんだって」 バーバラ:ぽんぽんと肩叩いて、「きみ、いい身体してるねぇ。うちへ来ないか?」 GM:そうそう、そんな感じで。路上スカウト。「そんな怪しいトコには行くなと、僕は言ったんだけど、あいつは乗り気だったね。『こんな時代だし、金になるんだったら行ってもいいかな。バイトでもいいって話だしさぁ』って」 ディアン:「そうか・・・」 GM:では、ここで幕を一旦切ります。フィリプがセントベルナール教会を訪ねるところから、次の幕に入ります。皆さんに2ポシビリティ差し上げます。バーバラは“個人的利害”があるので、追加で1ポシビリティですね。
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