FAKE Act2 Scene3-TORG Play Report-

ＴＯＲＧプレイレポート

『FAKE』

第二幕

イリス：【アウェイ・サイト】を使います。（コロコロ）はい？

　ギベール司祭の素性を探るため、イリスが魔法を使おうとしたところ、出目１、リンク切断を伴う大失敗。さらに、異端魔術の法則によって、デーモンが出現！　絶体絶命のピンチを救ったのは、裕人の機転と“知人”カードだった。

ＧＭ：『フゥーハハハ！　やっと外に出られたぜ！　んじゃ、この娘の身体をいただくとするか』

裕人：「あれ、ひっさしぶりだなー！　昔、俺のことを助けてくれた、魔人さんだよね！」

ＧＭ：『てめぇ、あん時のガキか！　まだ堕ちてねぇみたいだな』

裕人：「彼女の身体を奪うのは、やめといた方がいいんじゃないかなー。彼女、魔女だよ？　ここがサイバー教皇領だって知ってるよね？　すぐ火あぶりにされちゃうよ」

　「兄貴、置いてかないでくださいよー」
　「寄るな！　お前にまでペストがうつっちまう！」

ＧＭ：『あれで我慢しろってか。仕方がねぇ。てめぇの痩せ我慢がどこまで続くか、楽しみだぜ！　じゃあな！』

　裕人が普通の人間ではないことをほのめかしながら、デーモンは姿を消す。だがイリスは、それに気づくどころではなかった。

　一方その頃、クロードの協力を仰ごうとするジョシュア。公平な立会人であろうとするクロードに、ギベール司祭の疑惑を伝え、ロランをマリーと面会させて証言を得ることにする。

ジョシュア：「失礼。あいさつが遅れました。私はジョースター。ジョシュア・ジョースターです」

ジョシュア：「昨日の夜、司祭様があなたの家にいらっしゃったというのは本当ですか？」

ジョシュア：「ロランくん。きみも、見たんだよね。司祭様っぽい人影を」

ＧＭ：「いままでずーっときてたけど、あれってしさいさまなの？　なんでママンはおしえてくれなかったの？！」

裕人：そういえば、免罪符ってどこで見つかったんですか？

ＧＭ：よくある話ですよね。何もないところから、ああ、こんなところに免罪符が！

　全身の骨を砕かれ、苦悶の表情を浮かべる司祭の遺体。
　克服チェック失敗。ジョシュアは手札全てを没収され、シーン終了まで逆転負け、萎縮、死の刻印のペナルティを負う。残念ながら、没収されたカードの中には、“モノローグ”も含まれていた。

ジョシュア：「・・・ああ。大丈夫だ。そして、ありがとう」

　ジョシュアは震える手で裕人にメールを打つ。
　一言、「や　ば　い」とだけ書かれたメールに、裕人は魔物の恐ろしさを痛感する。そして誓う。同じオーロシュの力を使う者として、必ずこの事態を解決してみせる、と。

宗元：「ワシも行くで。ぼでぃがーどや。姉ちゃんに死なれたら困るからな」

　夜は、裕人の時間。魔法で調べ損ねた、ギベール司祭の素性を探るため、霧になって教会へ潜入する。ギベールは不在。全ての判定が高揚振り足しになるので、失敗するはずがない。お忍びで出掛けた際のコートや、司祭着任以降の常軌を逸した言動が窺い知れる日記帳を入手し、闇に紛れて意気揚々と帰還する。

　マリーの家では、ロランがマリーから離れようとせず、絵本を読んでほしいと言って寝室へ行く。
　その少し後・・・窓ガラスが割れ、水さしが落ちる音。さらにマリーとロランの悲鳴が響く。

　ドラマチックシーン、運命の克服チェックに、ジョシュアが出目１５で見事に成功！　しかもイニシアチブはヒーロー先攻、疾風！

　宗元が凄む。一瞬たじろいだ魔物は、水さしからこぼれた水を避けて後退したように見える。

イリス：「あなたは異端を追いかけ回していたけど、あなた自身が最大の異端ではなくて？」

　イリスの鋭い指摘に、魔物は逆転負け。サイバー精神障害チェックをしつつ、マリーを解放し逃走する。即座にクロードが【ヒーリング】の奇跡を使い、マリーは一命を取り留める。

　裕人は、マリーの家の寝室から長虫が這い出してくるのを発見し、後を追う。長虫は教会の方へ戻っていき・・・ギベール司祭の姿を取る。裕人はスマホを使い、一部始終を動画に収める。