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TORGプレイレポート

『FAKE』

 

Epilogue

 
 魔物に成り果てたギベール司祭は滅びた。
 しかし、真の死を与えたわけではない。魂は生きており、いずれ新たな器を得て復活するだろう。

 裕人にとって、魔物の力を悪用する相手と戦うのは、初めてのことだった。
 彼は、ストームナイトとしての生に、新たな目標を見つけた気がした。
 この日を境に、裕人は悪しき魔物の探索を始める。今度はしっかりと意志を持って、歩みを進める。
 

GM:「見事な戦いだった。特に、貴公の腕は、在野にしておくには惜しいな。我々に力を貸してくれ、と言いたいところだが、やめておこう」

宗元:「ワシが立ち寄った時に、また困ったことになったら、勿論、力を貸すで」

裕人:「クロードはどうすんの?」
 

 クロードの正体は、中世のフランスで弾圧され火刑に処されたテンプル騎士の生まれ変わりだった。彼の仲間たちは、近くの町にアジトを構えているらしい。今回の偉業をきっかけに、この村でもサイバー教会の支配を良しとしない者たちが現れた。彼は、その者たちを連れてテンプル騎士団に合流するつもりだと言う。
 冤罪が晴れて解放されたマリーも、ロランを連れて村を離れることを決め、ストームナイトに改めて礼を述べる。
 

GM:「あなた様は、私たちの命の恩人です!」

宗元:「諦めずに前を向くことや。ひたすら前をな!」
 

 そして・・・偉業は、もうひとつの奇跡を生んだ。
 イリスの母親が、イリスに会いに来たのである。
 

GM:「さっきのマジックショー、まるで本当の火のようだったわ」

イリス:「す、すごく、練習したの」(*9

GM:「皆さん、娘を助けていただいて、ありがとうございます!」

宗元:「運命を切り拓いたのは、あんたの娘さんの力や。ワシはただ、手を添えたに過ぎん」

ジョシュア:「なあ、きみのお母さんを安全な場所に届けたいと思わないかい?」
 

 ジョシュアは、2人を大英帝国で保護することを提案する。しかしイリスは首を横に振る。
 

イリス:「お母さん。イギリスで待っていてください。私は、お父さんを探します!」

宗元:「そうか。・・・手伝うのは構へんやろ? 乗りかかった船を途中で降りるほど、ワシは薄情者やあらへん!」
 

 限りなく今に近い未来………
 今夜、あるいは明朝、さもなければ来週……ほんの少しだけ未来の物語
 

 TORG Play Report『FAKE』Fin.

---Thanx a lot for your reading! Control your own destiny or someone else will.
 


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