Eternal Smile > FAKE TORGプレイレポート 『FAKE』 限りなく今に近い未来……… Prologue ゲームマスター(以下GM):「知っての通り、フランスは狂信者の集団に支配されている。狂信者ほどタチの悪いものはない」 ジョシュア:モンティ・パイソンのスペイン宗教裁判の映像を、上司と一緒に真面目な顔で観ながら(*1)、「ええ。全くもって、狂信者というのは厄介ですね」ピッと消して、「失礼」 ある日、MI6所属のエージェント、ジョシュア・ジョースターに、新たな任務が言い渡される。フランスへ潜入し、スイスとの国境に近いフランシュ・コンテ地方の情勢を探ること。 GM:「奴らの支配は果たして盤石か。それとも・・・」 ジョシュア:「きっかけがあれば揺るがせる程度なら、軽く揺るがしてこい、と。そういうわけですね」 GM:「察しが良くて助かる。きみには、きっかけを作ってほしい。幸運を祈る」 時は夕刻。ジョシュアがビルから出たところで、吸血鬼の少年、相島裕人(あいじま・ゆうと)がジョシュアの前に現れる。 裕人:「話は全て聞かせてもらった。面白そうだから、俺も付き合うよ」 神出鬼没の裕人は、ジョシュアを見かけたが、どう声を掛けようか迷い、吸血鬼能力で霧になってブリーフィングルームへ潜入していたのだ。 魔女狩りを逃れてフランスからイギリスに渡り、本物の魔法使いになってしまった少女、イリス・オネストと、彼女に同行しているヤクザのチンピラ、矢士田宗元(やしだ・そうげん)のところに、ジョシュアから連絡が入る。 宗元:「ワシじゃ!」 ジョシュア:『私だ』 宗元:「つまり、お互い本物というわけやな」 ジョシュア:『確か、イリスと一緒だったはずだな。私はこれからフランスへ行く。彼女の協力を仰ぎたいのだが』 宗元:「あー、嬢ちゃん。ジョシュアがフランスへ行くさかい、フランスのこと教えてほしい言うとるで」 イリス:「フランスですか?」 宗元:「行きとうない言うんやったら、ワシには、引っ張って連れてく理由はないがな」 イリス:「でも、お父さんやお母さんの情報が少しでも掴めるなら・・・」 宗元:「そうやな。嬢ちゃんが覚悟してるんやったら、一番手っ取り早い方法かもしれん。嬢ちゃんの両親も探す! 侵略者もドツき回す! 人も助ける! この3つを、全部やりゃええ!」 イリス:「宗元さんが来てくれたら、心強いです!」 宗元:「嬢ちゃんを独りで行かすほど、ワシは冷血漢ちゃうわ。(ジョシュアに)あー、待たせたの。イリスちゃんは、行く、言うとるで」 ジョシュア:『わかった。こちらも、彼女のご両親が見つかるよう、協力しよう』 フランスは非常に危険だが、生き別れになったイリスの両親の手掛かりを見つけられるかもしれない。2人はジョシュアと合流するため、まずはスイスのチューリッヒへ向かう。 【CAST】
(→Act 1) "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |