Eternal Smile > The Two Letters
 

第三幕

 
シーン３　闇に潜む悪意
 

「ロジアナ清浄化委員会」の実態を暴くため、ストームナイトは３組に分かれる。

　メイとジェロームは、ロジアナの町で情報収集。
　シグマは、夜を待ってロジアナ清浄化委員会のビルへ潜入。
　全員が教会を留守にするわけにはいかないため、リンは待機。
 

シーン３−１

町に出たメイとジェロームは、以下のような情報を入手する。
「ロジアナ清浄化委員会は、難民を排斥し町を綺麗にするという建前で行動している。
　しかし彼らには、教会周辺の再開発を計画しているという噂もある」
「警察はシスター達に同情的だが、明確な犯罪行動が取られていないため介入できない。
　これにはシスター達が不法滞在者であることも関係している」

また２人は、長老格の老人アラン氏についての興味深い話を聞く。
教会付近の地主であるアラン氏は、侵略によって孫夫婦を亡くしているらしい。
そのこととシスター・アンジェに直接の因果関係はないものの、
心情的にシスターを素直に受け容れることができずにいるそうだ。
アラン氏が公衆の面前でシスターのことを認めれば、他の人達もそれに従うだろう。
つまり、町の人々の間には、シスターら移民を受け容れる土壌は既にできている。
 

シーン３−２

ビルの一室、開け放たれた窓から、
ロジアナ清浄化委員会委員長・ディアブロの声が漏れ聞こえてくる。
何者かと電話で話しているようだ。

「例の件だが、良好に接触した。
　勿論、俺も見届けるさ。ここまできて手を抜くつもりはない」
「確かに、新たな司祭を呼んでくる、というのは最後の手段でもあるがな」
「礼を言う。あんたの策は見事に当たったよ。
　・・・そう。連中がどんなに騒ぎたくても、生きていなければどうしようもあるまい」

シーン３−３

真夜中、ストームナイトは夢のお告げを聞く。

『騎士達よ、頼みがあります。
　シスター・アンジェの手助けをしてください。
　彼女が自らを縛っている鎖を断ち切れば、事態はきっと好転します・・・』
 

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