Eternal Smile > Red Giant 『Red Giant』 第一幕 ライトニング:アイルのレルムよりも北ですか。 勇人:そうですね。はるかに離れてますから、リアリティはコアアースです。 エッジ:俺の知識は役に立つぜ。首都はレイキャビク。そこにはグーグルのデータセンターがあるんだぜ。 GM:涼しいところに置いてるのね。ふむふむ。 エッジ:質問! アイルの圏外の話じゃないですか。何故、わざわざアイスランドの問題を解決しようというんですか? カイル:悪だから! エッジ:いや、きみに聞いてない(笑)。 GM:大体合ってます。 エッジ:おお、そうなのか。 GM/アーディネイ:「アイスランドは、この地からは遠く離れております。しかし、仮に、闇の軍勢が関与しているのだとしたら、見過ごすわけにはまいりません」 エッジ:なるほど。 GM:「果たして、北のアイスランドで、闇の軍勢が、作戦を行う必要があるのか、という疑問は拭えません。ですが、助けを求める方々の力になることは、わたくしに課せられた義務です」ここで皆さん、〈リアリティ〉で振ってみてください。一番高い目が出たのは誰でしょう? ライトニング:出目17、+4で、〈リアリティ〉は12なんで、16。 GM:ではキャプテンは知っています。アーディネイ女王は、かつて、闇の魔道士ユーソリオン卿に身体を乗っ取られていて、乗っ取られている間に、地球への侵略が開始されました。なので、乗っ取られていたとはいえ、ポシビリティ戦争と呼ばれる、この地球上での争いの端緒を開いてしまったことに責任を感じて、彼女は罪滅ぼしのつもりで、外交努力を重ねているのです。 勇人:僕たちも、背景情報として、ざっくりは知ってるけど、そんな、切実な事情までは知らない。 GM:きっと何か、裏があるんだろうな、というのは解ります。 勇人:だってこの世は全て、ギブアンドテイク。善意だけで動くわけないじゃない。 ライトニング:いや?(笑) カイル:女王陛下に限ってそんなことはないです。 GM/アーディネイ:「もうひとつ、皆さんをお呼びしたのには理由があります。昨日の朝の占いで、北の方角に不吉な卦が出ました。デュナド神へお伺いを立てたところ、次のような神託がくだりました」 エッジ:神託か・・・。
GM:直訳すると、『赤い巨人が北の大地を滅ぼす』。 勇人:ふむふむ。 カイル:〈信教(デュナド)〉持ってます。何かの役に立たないですか? GM:振ってみてください。クリティカルな目だったら、何か判るかもしれません。 カイル:はーい。(コロコロ)12。 GM:うーん、アーディネイ女王が受け取ったという言葉以上のものは、残念ながら見えませんでした。「貴方はどう思われますか?」 カイル:「頑張ります(笑)。見つけた悪は、根こそぎ、絶やしてきます」 勇人:彼は今、すごいイケメンなので、これも含蓄のあるセリフに聞こえる。 エッジ:オッケー! GM/アーディネイ:「貴方の力強い言葉を嬉しく思います。・・・騎士カイル。そして、ストームナイトたち。ペラ・アーディネイの名において命じます。怪物の正体を突き止め、それが害をなすものであれば、倒しなさい。そして、北の大地に平穏をもたらすのです」 勇人:「了解いたしました。成功の暁には、アイスランドに嵐王寺財閥のデータセンターを!(笑)いつまでも、グーグルに大きな顔はさせておきません」 エッジ:「その時のアレンジメントは、俺が!」 ライトニング:「データのセンター? 何だそりゃ?」 勇人:「賢者の学院を作ります、みたいなものですかね」 ライトニング:「何だか、マッドサイエンスのにおいがするなー」 カイル:「彼にとって、それなりに有益なものなのでしょう」 GM/アーディネイ:「では、ドワーフの技術者たちに、調べさせておきましょう」 勇人:よかった、突っ込まれなかった。「ありがとうございます、陛下」 エッジ:嵐王寺さんがこう言ってるから、俺も、詳しくは説明しない方がいいな。黙っとく。 勇人:僕の心の中で、カッティングエッジの評価が、上がりましたよ。 ライトニング:「全て、わたくしどもにお任せください!」 カイル:「この剣に賭けて!」きらーん。 エッジ:2人とも、ださいな、と思って見てる(笑)。 カイル:って言って、剣を抜くと、刃がない。 GM:え? ライトニング:柄しかない? カイル:正確に言うと、刃はあるけど見えない。精神力で光る。 エッジ:ふーん。俺、見えないものは信じないから。 勇人:あと、隠し武器は、アイルではダメなので。 カイル:隠し武器、ではないです。精神がない時は現れないんですよ。 GM:そんなわけで、皆さんは北へと向かうことになりました。 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |