Eternal Smile > Hazard from Space 『天より来りしもの』 第一幕 GM:そう言うのであれば、他の人も気付いて結構です。レシフェは新興都市なので、背の高いビルもいっぱいあるんだけど、さすがに50mあると、そのビル街よりも、頭ひとつ上。 マギー:「すごいのうー。あの樹は名物なのか?」 GM:このまま行くと、3ラウンド経つと、樹の真ん前辺りに出ますけど、どうしますか? ユウイチ:「どうする? 高度上げて、真上見てみる?」 リリアン:「回避しなさいよ」 ユウイチ:「踏むな、踏むな!」 ディ:マスター。周りの地面を見ると、普通、樹が生えていないような場所から、生えているように感じる? GM:それはもっかい〈発見〉ロールしてください。 ディ:解りました。(コロコロ)20! 技能あります。(コロコロ)達成値20。 マキシム:(コロコロ)あっ、20! まわったな。(コロコロ)達成値22。 GM:22に20。それだったら解ります。市街地の中央には、市庁舎らしい建物があるんですけど、それをぶっ壊して、がーんと生えてます。ど真ん中から。 ユウイチ:元気だねー、最近の樹は。 ディ:誰かが、魔法で・・・? マキシム:「おい、あの樹はおかしいぞ」 リリアン:「そりゃ、見りゃ判るって」(笑) マギー:「ほう。どのようにおかしいのじゃ?」 GM:1ラウンド経過。その間も、どんどん樹に近づいてるわけです。 ユウイチ:いや、旋回。樹の周りをずーっと旋回してるよ。樹がでかいから、ゆっくり、船体回すように見るしかないね。 GM:そうすると判るんですけど、少なくとも、あなた方は今まで見たことがない樹です。アフリカ経由で来てるんで、アフリカ最大の樹よりもでかいことが判ります。っていうか、50mを超える樹なんて、世界中に殆どないから。 ユウイチ:とりあえず、樹の頂上を見てみようか。まっすぐ上昇。 GM:上昇ですか? 3ラウンド目には樹の真上に行くということになりますが、それでいいんですね? リリアン:それよりも、町の明かりがちゃんと点いてるかどうか、判る? GM:どうぞ、〈発見〉ロールしてください。 リリアン:(コロコロ)+4、達成値18。 GM:では、町のあっちこっちから、煙が出て、ビルが崩れてて、なおかつ、地上では、黒い粒粒が、逃げたり右往左往してたり、多方面が燃えたりしているのが判ります。 リリアン:! 「あの樹、町を破壊してるわねー。もろに近づくのは危なくない?」 ユウイチ:「ということは一旦離れて、海岸に降りた方がいいか?」 リリアン:「そうねー。っていうか、そうしなさい」げしげし。 ユウイチ:「はーい。あうー」 マギー:そうすると、すごく素直な疑問を発する。「尻に敷かれてるのか?」 GM:(爆笑) ディ:確かに、見た目は、18歳の若いお姉ちゃんと、身長2mのお兄ちゃん。 リリアン:どう見てもデコボコカップルです、って? ユウイチ:「まあな。魂の義兄弟ですか」 GM:そうすると、離れていくわけですね。(小声で)でもまだ近距離だな。さて、3ラウンド目、樹を中心として、爆発が広がります。 ディ:!! マギー:ええーっ!? ユウイチ:えーと、緊急回避。ターボブースト。 GM:〈航空機操縦〉で。 ユウイチ:(コロコロ)11ときたか。ポシビリティ使いましょう。頼むぜ!(コロコロ)21。+8に〈航空機操縦〉21。それにトレードマーク修正が2入るから、達成値31。 GM:31か。ちぇっ、回避された。 マギー:あー、拍手喝采、すごい勢いで、大喜び。 GM:とりあえず、回避に成功したんで、ダメージ基本値は30。因みに失敗した場合は、ダメージ基本値55。 マギー:うえー! 何だそりゃ。 マキシム:いきなり撃墜する気か! GM:(コロコロ)あ、8しか出なかった。マイナス2なんで、ダメージが28発入ります。 ユウイチ:機体の《耐久力》は19だから、9差です。 GM:1レベル負傷K9ショック。ポシビリティも使えます。 ユウイチ:じゃあ、ポシビリティ使って、ダメージを減らそう。 ディ:負傷、K、3ショックを消して、6ショックまで減らせます。 GM:因みに、機体に入ったショックダメージは、後で〈航空機操縦〉か、ちゃんとしたドックで修理しないと、直らないから。 ユウイチ:こいつは何とかしたいから、“ヒーロー”使って、更に消す。 GM:全部消えましたね。ではユウイチは、すさまじい操縦テクニックで、爆発の気流に乗って、一切のダメージを受けずに、無事に爆発の外縁まで飛ぶと、中央からぼわーっと炎が上がってくるんですけど。 リリアン:キノコ雲? GM:ここで、気づくかどうか、もっかい〈発見〉ロール。 マキシム:(コロコロ)あっ、20また出た。(コロコロ)28。+9だから、達成値21。 GM:では、マキシミリアンは、何か小さなものが、爆発にまぎれて、飛翔していくのがわかります。 マキシム:方向的には? GM:まっすぐ真上。 マキシム:大きさと形、判りますか? GM:えーとね、さっきのでっかい樹に、花の種のような、つぼみみたいなものがあった。それがそのまま、上昇していく。 マキシム:じゃあ、俺が見た感じ、花の種がぶっ飛んでったんだね。 GM:そんな感じです。ではここでシーンを変えましょう。 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |