TORGリプレイ
第一幕シーン2 漆黒の天使 1ラウンド目 GM:(ドラマデッキをめくり)スタンダードバトル。ヒーロー先攻活力、悪役後攻、推奨行動は攻撃/防御。まずみんなにカードを1枚ずつ配ります。まわしてあげてください。 一同:よっしゃー! GM:グリーンカードあったら場に置いてください。 マキシム:あ、あるなぁ。・・・“仇敵”(爆笑)。 マッコイ:よりにもよってこういう時に! マキシム:誰が出るんだろう・・・? GM:ということで、すごい勢いで駆け下りてくる奴は、約10騎くらい。その後ろにエディーノスだったり、ドワーフだったり、エルフだったり、地球人もいますね。サブマシンガン抱えてる奴とか。 マキシム:混成軍団か。厄介だな・・・。 GM:ぱっと見て、今判るんだけど、まず、降りてくる騎兵がいて、後ろにちゃんと、銃構えてる支援部隊がいて、その後ろに、魔法使い。 マキシム:見事な布陣。 GM:こいつら明らかに待ってたっていう。 マッコイ:しかも素人じゃねぇ。 GM:というところで、ヒーロー側です。 マキシム:俺、ちょっとその騎兵の方に突っ込んでいきたいな。 ディアン:申し訳ないけど、1ターン使わせて。向こうの無事を確かめたいから。剣抜いて、護送車の方へ駆け寄って、もし、危害を加えてくるようなら、臨機攻撃。ということで待機します。 GM:ま、見たところ向こうの護送車の方をメインに襲ってるみたいですね。こっちを襲うつもりかどうかはまだ判らない。ただ、分断のために何騎か来るとは思うんですけど。 和歌:じゃあ、移動して騎兵を殴ります。刀で。 GM:〈白兵戦〉技能でどうぞ。 和歌:(コロコロ)−8、〈白兵戦〉20−8=12。 マキシム:12? すげぇ、化け物かあいつは。 GM:当たるけどダメージ−8だから・・・。 和歌:11点ダメージ。 GM:かきーん(鎧ではじいた音)。 和歌:じゃ、ニヤって笑って「今は情けをかけた。退くなら今だぞ」 GM:向こうはちらっとだけみて「我らに退却の二文字はない」 和歌:「ならば死ぬがよい」 マキシム:じゃ俺は、護送車へ向かう奴等の足止めを。「ここは俺が通さねぇ!」(コロコロ)ポシ使います。(コロコロ)達成値19、20ダメージ。 GM:う、20か・・・20はさすがに・・・1体、馬から落とした。 マキシム:やった。(カードを受け取り)あ、“警戒”だ。 GM:場に出しといてください。1騎落ちて、げふっ、って血を吐くんですけれども、前進しようとします。後ろ二人は、どうします? セバス:この、ショットガンって散弾なの? GM:19世紀でも一応散弾は散弾の筈。味方が微妙にいるから散弾銃ではちょっと怖い。 セバス:じゃ、シートベルト外してとりあえず防御してみる(笑)。 GM:騎兵隊はですね、そちらを気にせずにランスの突撃かましてます。護衛の騎士が何人か吹っ飛ばされて、ランスへし折れるんですけど、折れたら捨てて、すぐに腰の剣抜いて。 マッコイ:GM、ここで信号弾を使ったとして、援軍が来るのはどれ位先だと思いますか? GM:あまり期待できない。っつーか、来てくれるとは思うんだけど、多分向こうも長居する気はさらさら無いだろう。 マッコイ:ちっとも間に合いそうにないのね。連中の目的は明らかに拉致だ。 ディアン:(真顔で)絶対許さないよそれ。っていうか、もうその時点で奴等の正体は判っちゃった。 GM:向こうっ側は、ちょっとした斜面になってて、多分敵はこのまま拉致って駆け下りる予定。 マッコイ:よし、〈トリック〉として煙幕発動。ともかく魔法使いの斜線を遮ることが先だ。(コロコロ)あかん。これではちょっと薄いかもしれん。なんか風吹かされそうで嫌だからポシ使う。 GM:(小声で)くそ、バレてんな(笑)。 マッコイ:当然じゃないかそんなモン!(振り足して)+8。えっとね、もれなく、24という煙幕がもわもわもわー。 GM:そうすると、煙幕が拡がって、後ろの連中の射線が塞がれる形になりますね。 マッコイ:これで奴等が味方ごとふっ飛ばそうっていう気にならない限り大丈夫。 GM:では敵ターン。待機(ディアン)と防御の二人(セバス)は、狙って来ないみたいだ。 ディアン:えぇ、俺もなの? 突っ込んで行ってんのに。 GM:俺が狙っているのは、護送車だけー(にやり)。あなたが近づいてくるのは敵も判ってるんですけど、気にしないで、他の騎士を除去に行ってます。 ディアン:うわー、“緊急行動”欲しいなぁ。 GM:支援部隊は、突っ込んでくる直前に、上からサブマシンガンを撃ちまくるんだけど、煙幕がちょっときついなぁ。というわけで、改めて騎兵がチャージ。ひしゃげる金属音とか、肉音とか、悲鳴とか聞こえて、血がぶぁっ! と飛び散る。で、護送車にも、誰かが突っ込んできます。で、敵側のラスト1発が、「吹けよ神風!」(コロコロ)ポシビリティを使います。 マッコイ:打ち消しだぁそれは! させるかぁ! GM:谷降ろしの風がぶわっと吹いて、下の奴らも血煙に巻かれます。そして、護送車がものすごい横揺れになっているところで、近くまで来ていたエディーノスが2人、「ラナーラよ、我に力を!」と〈祈念〉を使って、パワーを上げて、護送車をひっくり返します! で、護送車が谷を転げ落ちます! ディアン:! ちょっ、っっと、待ってくれよぉ。 GM:“緊急行動”のある人はどうぞ。プレイヤー同士で交換は可能。 和歌:“緊急行動”あるよー。 GM:一言掛けるか、煙幕焚かれてるけどアイコンタクトでいいです。 和歌:じゃあ、刀をこういう風にやります。「行け」って。 ディアン:ありがたい!(カードを交換)“緊急行動”使用で、車を、<重量挙げ>! マキシム:おおーっ! スー○ーマンだ。 和歌:カッコいいー!(笑) GM:わーい、勝負ー。 ディアン:さぁ、いくぞー!(コロコロ)1っ?! 嘘! “やり直し”! GM:いいですよー(余裕)。 マッコイ:余裕っぽいな。 ディアン:(コロコロ)10!(振り足し)16、26。“ドラマ”。(コロコロ)20! 46、(再振り足し)8、54! GM:あー、そうすると負けた。俺、38行ったのにな。ちょっと待ってね。余裕だと思って計算しなかったんだよね(笑)。追いつかれたんで、ちょっと衝撃。 ディアン:自分も、こんなに走ると思わなかったよ。〈重量挙げ〉27です。 マキシム、和歌:“援助”使う? ディアン:ありがとうー。これは絶対に勝っておきたいんで。援助2枚いただければ、33です。 GM:じゃあ、エディーノスがこうやって護送車を挙げたところ、反対側、下の方から支えてる、っていう。で向こうはですね、ちょっと下を見て、「お前人間か?!」と(爆笑)。お前も人のこと言えんのか、というのもあるけれども。 ディアン:「今、のうちに・・・降りろっ!」 GM:正しいね。運転手は降りました。 ディアン:中のジェシカは! マッコイ:降り「られない」んじゃないの? ディアン:持ち上げてるから? うわぁ・・・。誰かジェシカを助けてー。 2ラウンド目
GM:ということは、ヒーロー側先攻、悪役後攻、推奨行動は攻撃/防御になります。行動宣言よろしく。 ディアン:あのさ、下で支えてるエディーノスを逆転負けさせてくれない? マキシム:それか、俺さっき騎兵倒してて馬が前にあるんだ。その馬を奪ってチャージかけるよ。 セバス:〈騎乗〉ある? マキシム:ないんだけど、技能なしで。(コロコロ)ポシ使って達成値14。 GM:では、素早く飛び乗って、チャージをかけました。ぶつかったんですけど、びくともしません。 マキシム:ぐぁーっ。硬いな。恐竜みてぇ。 和歌:うーんと、私はどうなってんのかな? GM:乱戦で一人と斬り合ってる状態ですね。 和歌:じゃあ、とりあえず雪崩れこんでくる奴を押さえましょう。(コロコロ)19。+6の、26。 GM:無理無理無理! ダメージ頂戴。 セバス:まわってないのに達成値26ってすごいよね。 GM:なんだこの剣術は(笑)。見たことのない型だ。 和歌:えーと、+6だから、25。 GM:は?! そんなの一発ですよ。 セバス:ばっさりいっちゃたんだね。 GM:すっと抜けた後に、切れ目が走って、ばったり逝った。 和歌:ニヤッて笑って、「だから言っただろ」って。 GM:もっともだ(笑)。貴女の言うことは正しい。ということでディ。えー、あなたには支えるという選択肢があります。一応、手を離すという選択肢もあります。 ディアン:俺にできるのは支え続けてる間に誰かに助けてもらうことだけ。 GM:では〈重量挙げ〉でどうぞ。敵ターンで、向こうはそれを目標値に押しますんで。 ディアン:うー(コロコロ)。とりあえずポシ使うね。(コロコロ)20が出た。振り足し。・・・えっと、頑張ったんだけど、これでも達成値21なんだよ。 GM:充分。普通だ。並のトラックは挙がる(笑)。 マッコイ:こっちの行動として、護送車支えてるエディーノスに、パッシングしながら轢き逃げアタックかましたいんですけど。 GM:うんうん、嫌な予感、嫌な予感。今、乱戦になってるんで味方巻き込むかもよ、ってだけマスター言っときますけどね。 マッコイ:だからパッシングしながらなんだけど。 GM:どうぞ。あと、セバスセバスー、隣の人がですね、パッシングしながら突っ込もうとしていることが判るかどうか〈発見〉。マスター優しいから言っときますよー。 セバス:(コロコロ)ゴメン。1ぃ(笑)。 GM:わ、目にゴミが入ったようだー。隣の人がやらなくてもいい悪をするところを見逃してしまったー(笑)。 セバス:ダメだ今日ホントに。どうしたんだ?
マッコイ:はい、クラクション鳴らしてパッシングするよー。 GM:よし、ここは、〈説得〉で振ってみよう。達成値高ければ、みんな意味に気づく。 マッコイ:(コロコロ)うーん、良くねぇなぁ、11。 GM:誰か逃げ遅れそうな気配だ(笑)。 和歌:“貫禄”要ります? GM:交換してもらえば貫禄使えるし、援助があれば援助ができる。 マッコイ:んじゃ14。 GM:そうすると何人かが、「うわっ!」とその場を避けて、エディーノスの姿がちょっと見えて・・・〈地上車操縦〉でアタックどうぞ。一応連続行動だからその分のマイナスはこっちでかけときます。
GM:「ぐぎぎぎっぎぎ・・・(振り向いて)あっ」(笑)「ゴンッ!」ていう音がして。でもエディーノス、踏ん張ります。これに失敗するとですね、車の下敷きになるという。僕は頑張るよー。(コロコロ)よしっ!(振り足し)よしっっ! ディアン:何をしたのですか? GM:最後の押し。 セバス:・・・あー、ちょっといいですかね。(おもむろに“敵方失敗”カードをGMへ渡す) 一同:(歓声) GM:うわー、お前が持ってたんかー! じゃ、ギリギリギリギリー、って押されてディがあーもうダメだー、と思った時、轢かれて鈍い音がします。 マッコイ:そのまま走り抜けて・・・ GM:急ブレーキかけたところで・・・ベキッ(上から護送車が降ってきたらしい)。 セバス:じゃ後ろから一言。「酷いのぅ」(笑) GM:でもね、生きてる。 和歌:やだなー。よく生きてんなー。 マッコイ:GM、“緊急行動”。ウィンチランチャーどかっと放って、後ろのドアにゴーンとぶつけます。 GM:えーと、〈砲門〉で。ウィンチランチャーって車に付いてる奴ですね? マッコイ:はい。(コロコロ)5・・・。 GM:まぁ、相手は避けないんで。扉が半分ぐらい、ベキッ! って、開きます。達成値高くないから一発では開かなかったけど。で、中に光が差し込んで、二人はそのまま〈発見〉。 セバス:発見。(コロコロ)うわーっ、弱いよ俺。−8だよー。 マッコイ:13。1の・・・15。 GM:えーと、じゃマッコイは気づく。中には多分ジェシカと思われる人が 座ってるんだけど、ここ(と肩の後ろを示す)になんか、揺らめく影のようなものがいて。 マッコイ:あん? GM:何かを襲っているように見える。 マッコイ:あの、すごくそれって、前どこかの空間に放り込んだあいつっていう気がしたんだけど気のせいかな? GM:あなたの経験からすると、ゴーストとかはああいう風に見えるよね、っていう。 セバス:はあ、見なくて良かった(笑)。オーロシュなんで、見えちゃうと複雑なんですよねー。 GM:ねー(笑)。それでは敵側の行動になります。(コロコロ)んー、とりあえず、もう1回風の魔法が吹いてきたけど、みんなにはその影響ないです。威力も弱いんで砂埃とか巻き上がって、やりづらいなぁというくらい。そして、崖の上の方に黒い影が。
GM:黒い馬に乗った騎兵がでっけぇグレートソードを片手に持って、今度こそぶち落とすって感じで走ってきます。 一同:なんだそりゃー! マッコイ:誰に来るんですか? GM:護送車です。「大いなる神デュナドよ、我が剣に鋭さを与えたまえ!」 ディアン:ちょっと待て、何でデュナド?! GM:(コロコロ)一・刀・両・断! ディアン:そりゃあまりにもマスター、容赦ねぇよー! セバス:デュナドって何? GM:アイルの主神。名誉の神様です。 ディアン:トルウィン・タンクレッドもデュナドを信仰してますよね。 GM:みんな信仰してます。そのぐらいメジャーな神。ということで改めて。騎兵のグレートソードが、護送車を真っ二つにします。 一同:(呆然) GM:ジェシカにまとわりついてる黒い影は、そいつが近づくと見えなくなります。そこの2人(マッコイ、セバス)には、影がこう、すっと消えたように思えました。彼女は気を失っているようですね。そのまま彼女の身体は浮き上がって、騎兵の後ろに乗ります。そして騎兵は、斜面を駆け下ります。 マキシム:「野郎ー」 GM:ということで“緊急行動”ある人は乱入可能。 マキシム:よし、“緊急行動”で、回り込みます。 GM:おっけい。えーっと、今騎兵の目の前にいるのはディとマキシムの二人。斜面の方に元からいた人と、斜面の方に回り込んだ人。 ディアン:っあー、何もできないよ! “緊急行動”ないからなぁ。 セバス:「(マキシムに)・・・止めろ」 GM:向こうは黒い甲冑、フルプレートに身を包んで、口元しか見えません。で、シールドを抱えてるんですけど・・・みんな〈発見〉。 和歌:10。 マッコイ:13。 GM:8以上の人、そこの2人には、楯に、刻まれている図柄が判るんですけども・・・こんな感じの物ですね(全員にプリントアウトを見せる)。4枚の翼と、獅子の顔と、牛の顔と鷲の顔と人の顔があって、足元に車輪。セバスに見えてたら〈オカルト〉で振らせるんだけど、見えなかったからね。ということで、2人には異形の何かの紋章だな、って気がして、周りには色々文字が刻んであるけど、これはよく判らない。そんな楯を持った奴がこう、マキシムを見ているんですね。全身のボディランゲージで、「どけ、斬るぞ!」っていう(笑)。 マキシム:剣構えてますよね。斬ったろ。 GM:馬を狙うか騎士を狙うか、どっちかですね。 マッコイ:馬でしょ、こりゃ。 マキシム:馬だと後ろ乗ってるジェシカが一緒に落とされちゃうから・・・。 セバス:でも捕まってるよりはましだと思う。落馬した時にどう助けるかっつー問題だな。 GM:誰かフォローに入らないと危ないですね。後ろ気を失ってるから。 マキシム:とりあえず、騎士を狙います。(コロコロ)19、よっしゃ! +6か。さらにポシ。 GM:消します。 和歌:じゃ、「頼りはお前だけだ」って言って“アドレナリン”交換。 マキシム:ついでだ。“ドラマ”持ってるから“ドラマ”で・・・ GM:えー、そのドラマは、何者かが消します。 ディアン:「何者か」が消すんだ。・・・あぁなるほど。 マッコイ:第三者が打ち消しできたの? セバス:“アドレナリン”まだあるぞ。「気張るんじゃー」 マキシム:「うぉー!」達成値27です。 GM:わかりました。27で来たのに対して、楯が、自然に動いて、ガードをします。で、シールドに当たって、弾きました。 マキシム:うっそー。 マッコイ:シールドガード? セバス:楯が意志を持ってるっていうか、本体? GM:〈白兵戦〉をガードしてください。斬ります。(コロコロ)こちらはですね、18。 マキシム:参ったなぁ。(コロコロ)よっし、達成値19。 GM:剣をかわしたけれども、そのまま駆け下ります、彼は。 ディアン:「! ジェシカ!」 マキシム:立ち塞がりゃよかったか。 セバス:でも相手の実力を考えると、立ち塞がらない方が命に別状がなくていいかもしれない。 GM:で、後ろの方に一言、「ケルビムの名において命ずる。退くぞ!」 セバス:(閃く)ケルビム! マジでやっべぇ、あ、あんなの相手にするの無理。 GM:で次の瞬間、残ってた魔法使いが、さーとどめのファイアーボールー。敵味方巻き込むよー。 一同:うわー。 GM:(コロコロ)低い。PCには全然届かなかったけど、敵味方関係ないファイアーボールが入って、追撃の手が、一瞬止まります。
GM:敵は殆ど絶命してるんですが、エディーノスが、生きてるよこいつ! 轢かれて踏まれた奴。 和歌:うわー・・・。元気だなー。 GM:よりにもよって一番情報聞き出せない奴が残りましたねー(笑)。難しいことわかんないんだよなこの人たち。で、その辺のアイルの人が、「これ・・・尋問しますか?」って聞いてくる。「するんでしたら、皆さんにお任せしますけども」 ディアン:「(ものすごく怖い顔で)ジェシカはどこへ連れて行かれた?!」 GM(エディーノス):「・・・ジェシカ?」 マッコイ:じゃ、つかつかとエディーノスに近寄って行って、まずデコピン一発ばしっ! ってかまして、「お前のボス誰や」鱗でじんじんする手をこう隠しながら(笑)。 GM(エディーノス):「ボス、いうのは、一番偉い?」 マッコイ:「そうだ」 GM(エディーノス):「ラナーラ様(うっとり)」 マッコイ:「・・・じゃ二番目のボスは誰だ」 GM(エディーノス):「二番目、二番目・・・バラク・カー様だ」 マッコイ:「じゃあさっきまでお前を率いていたのは誰だ」 GM(エディーノス):「あー、ケルビム様だ」 ディアン:ふーん、それがコードネームなんだ。ほぉーっ。 マッコイ:GM、ちょっと訊いていい? 通常、何か目的がない限り、こんなところにさ、エディーノスいないよね。 GM:いない。 マッコイ:じゃ質問。「お前がこの地に降り立ってから何日経った?」 GM:1、2、3、沢山って答えが(笑)。 マキシム:「まぁ、3日以上前なんだな」 マッコイ:ということは、もう明らかに計画的犯行なのね。 GM:ということで、セバス、改めて〈オカルト〉。あと〈信教〉持ってる人は、〈信教〉で振っていい。 セバス:うぃ。(コロコロ)13です。とりあえず、嫌な予感がするから“ひらめき”。16。 ディアン:〈信教(ケルト・カトリック)〉達成値17。 GM:多分さっきの図柄は、羽根とかの感じからして、異形ではあるけれども、天使だろう。えっと、こんな感じ−。(プリントアウトを手渡す)ケルブ/ケルビム。いわく、知識を持つ者、仲裁する者。この天使は、聖なる所の門番を司り、エデンの東門で、炎の剣を左手に持ち、護衛を務めています。 マッコイ:護衛を務めている・・・エデンですか。 セバス:「エデン、ねぇ」 マッコイ:「ジェシカの血統がエデンの首座だったってことを忘れるな」 セバス:「彼らにしてみれば迎えに来たわけだ。ご苦労なこった」 マッコイ:「問題はこの情報がどっから漏れたかだ」 和歌:ふふふふふー。(謎笑い) GM:で、ケルビムを名乗る男についてみんなが報告すると、折り返し、水鏡でアーディネイ女王から連絡が入ります。伝令を飛ばすのが後手になってしまったけれども、世界政府宛に犯行声明があったと。 ディアン:「・・・なに?」 GM:『我ら、エデンを守護せし者、グリゴリ。我らが盟主を、取り返さん。楽園を、再び、この手に』グリゴリってのはさっきの判定でわかったことにしちゃいましょう。「降天使」すなわち、天界から降りていった天使たち。関わるなって神様が言ってるにも関わらず、人間を導いた連中です。そして、グリゴリを率いてたのがケルビム。 一同:(沈黙) GM:水鏡からは、『・・・再び、あの、争いが、起きるのでしょうか・・・』という沈痛な声がしまして、『とにかく一度、こちらに戻ってください。対策を講じなければならないでしょう』 和歌:「なるほど、また、おいしいビジネスが始まるな」って、にやっと笑いながら。 ディアン:「ビジネスじゃあない。人が、沢山死ぬかもしれない!」すごく怒ってます。 和歌:「それを何とかするのも仕事のうちだろ?」 GM(アーディネイ):『それでは、改めて、皆さんにお力添えをお願いします』 ディアン:うなずく。 ...to be continued HEAVEN Act 2
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