Eternal Smile > HOPE 『HOPE』〜世界の中心で愛を叫んだけもの〜 第三幕 ディアン:「ワタナベ! 何をする?」
渡辺:「すまん。どうかしてた」 状況を鑑みるに、彼を狂わせたのは、ホープ・ダイヤに込められた呪いの力。ホープ・ダイヤは、暫定的な持ち主である龍嘉誠に、破滅をもたらそうとしているのだ。その証拠に、彼の所有するホテルは、次々と災難に見舞われている。 GM:「上は大水、下は大火事、外はゴリラ。さて、なーんだ?」 一同:「このホテル!」 ストームナイトにとって、ウー・ハン一味の存在は僥倖だった。ジルコニアは計算高い魔法使いだが、ゴリラがホテルの外壁を登るという状況は、確実に彼の予想を超えているはずである。そのため、魔法による変装やアリバイ工作などにも、綻びが生じているかもしれない。 『火災は鎮火に向かっております。今しばらく、こちらでお待ちください』 ガイアがジョンに彼だと囁く(*7)。ジルコニアは、龍嘉誠の影武者に成り代わっている。 「何だね、きみたち。ここは関係者以外立入禁止だ」 ディアン:「ならば、お前も出て行くべきだろう。ジルコニア」 「ほう、慧眼だな。よくここがわかったものだ」 ディアン:「イリスが見つけた」 「小娘と侮っていたが、なかなかやるものだ」 イリス:「アイルの魔女ですもの」 「あの高慢で、汚れなど知らぬような顔をした魔女の手先か! あの女こそ、地獄の劫火で焼かれるに相応しい! 代わりに貴様らを地獄の劫火の薪にしてやろう! 溺死でもいいぞ!」 ジョン:「いや、何とも思わないと思うぞ」 「・・・え?」 ジョン:「私はヴィクトリア人だ。アイルの女王とは面識がない」 ディアン:「お前が女王陛下の心配をする必要はない。ストームナイト、ディアン・オブロー。ジルコニア、オレはお前を斬る」 「やれるものならやってみろ!」 「楽しそうなパーティ会場ね。私も混ぜてくださらない?」 (→Scene 2) "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |