TORGプレイレポート
第二幕:Man of No.6
財閥の総帥→稼頭姫:「伴稼頭姫(ばん・かずき)。他に特に言うことはないけれど・・・あ、坊や、ひとついいかしら。私は、『お姉さん』よ」 機械の友→カケル:「カガリベ・カケル。レーシングチームのオーナーやってます。今スポンサー大募集中! 好きなことは乗り物に乗ること。嫌いなことは乗り物を傷つけること。よろしくお願いします、お姉さま」 政治家→阿笠:「私の名前は阿笠邦夫(あがさ・くにお)。衆議院議員を務めています。この国で最大党派の面々が、次々と金輪産業に有利な法案を通過させるので、おかしいなと思ったのですが、ひとりの力では限界があるわけですよ。個人的に金輪産業が怪しいとにらみ、この稼業についたのです」 騎士→アーウィン:「私はアーウィン。騎士なので主を求めて旅をしているわけですが、ニッポンへやって来たら、とっても腐った世界だったので、この世界を正してやるつもりです」 シーン1 クローンの胸騒ぎ 芭蕉は4人を、眼光鋭い着物の男に引き合わせる。
日本がニッポンテックに変貌した際、全国のヤクザは5つの組に改変された。瀬谷は5人の組長(「大名」と呼ばれる)のひとりであり、賢明にも金輪龍一こそがニッポンに急激な変化をもたらした真の黒幕だと認識している。 カケル:ということは、俺たちが探していた黒幕にいち早く気づいた人なんだ。瀬谷さんは。 稼頭姫:「ところで瀬谷の親分さん、私たちをここに呼んだということは、何かしら私たちに要求することがある、というわけよね?」
阿笠:「取り込まれた?」
カケル:「じゃあ俺たちは、世界が平和になったと思い込まされていただけなのか!」 芭蕉はなおも言葉を続ける。
アーウィン:「要は正面突破ですな。非常に高尚な計画です」 カケル:「・・・いや、もうちょい何とかならないの?」 阿笠:「蛇の口の中に入るようなものではないか」
稼頭姫:「それは、私の財閥にもちゃんと利益になることなんでしょうね?」
カケル:ということは、うちのレーシングカーにも、あの恥ずかしいKマークを付けなくてよくなるんだな(笑)。 NEXT → ストームナイトは個々の実力を遺憾なく発揮していく…… "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |