TORGプレイレポート

『Keynumber is THE "6"

 
 

第二幕:Man of No.6

 
シーン3 摩天楼は紫色に(承前)

2ラウンド目

 場札をめくると、「敵方:高揚(無条件で一回振り足し)」の文字。
 これは危険すぎるので、阿笠が“イニシアティブ掌握”を使用し、引き直すことに。

阿笠:「この場の雰囲気は嫌いなのでな」

 新しいイニシアティブは、ヒーロー先攻、疾風。二回行動が可能だ。

アーウィン:倒れてる3体に対して、とどめ刺します。「これで最後だ! お前たちのために、何人泣いたと思ってる!」

「ほぅ、なかなか言うではないか。それならば倒れてる相手を刺しても、大義が立つというものだな」

カケル:光線銃の銃口を動かして、金輪の前でピタッと止めて、「残ったのはお前だけだ」〈威嚇〉で。(コロコロ)見せ場宣言! さらに“ドラマ”2枚使います。

阿笠:「金輪、お前にもう味方はいない!」(“ドラマ”交換)

アーウィン:「確かに。今日で闘いを終わらせるんだ!」(“貫禄”交換)

稼頭姫:「ひとつ教えてあげるわ。彼のこの光線銃が、貴方のクローンを倒したの。同じ銃で貫かれる気持ち、どんなものかしらね」(“援助”使用)

 〈威嚇〉達成値は43。金輪龍一に対しプレイヤーズコールが成立する!

「な、何ぃー! そんな馬鹿な!」

 一歩後ずさった金輪は、そこにある筈の窓ガラスが
 粉々に砕け散っていたことに気づかなかった。
 バランスを崩し・・・虚空へと落下。何とか窓枠に掴まってぶら下がるが、
 余裕の笑みを浮かべたカケルが、光線銃で追い撃ちをかける。

「ダークネスデバイス、あれを実行するんだ!」

 と、空から一筋の光が降り注ぐ。衛星からの破壊光線。
 しかし、そのエネルギーは金輪龍一を真一文字に貫いていた。

「う、うわぁぁぁぁ!」
 


 残響音が消えた後で、ある筈のない声が聞こえてくる。

「ふっふっふ。ありがとう。君のおかげで判ったことがあったよ」

カケル:「この声は・・・金輪?!」

阿笠:「何・・・!」

 突如、部屋の大型スクリーンに表のような物が映し出される。

「見たまえ。この表には、火士ハッカーやラウル・ブロックによる経済的攻撃が表れている。彼らは売買行動にポシビリティを使っている。我々もまた、ポシビリティを使ってそれに対抗している。そして判ったのだよ。敵と味方で、ポシビリティの色が違うということが。私は、経済でポシビリティの種類を判別することに成功したのだ! そして今得た、もの凄い物理的エネルギー」

カケル:「一体お前は何処にいるんだ!」

 カケルの叫びに応えるかのように、
 光線に貫かれた筈の金輪龍一が宙に浮かび上がる。手にはノートパソコン。
 そこから何本もの配線が彼に繋がり、赤と青の光を送り込んでいる。

「私はダークネスデバイス、大黒と合体した! 今や私はTORGだ!

 金輪の宣言と同時に、猛烈なリアリティ・ストームが発生する。
 閃光が辺りを包む。そして・・・暗転。
 


GM:皆さん、サイコロを4回振ってください。何のロールかは教えません。

稼頭姫:マスター! 3が4回出ました!(笑)

カケル:こっちは4、13、5、18です。

アーウィン:1、18、9、8。

阿笠:2、10、7、7。

GM:では次。《耐久力》で判定してください。達成値が一番高かった人は。

稼頭姫:はい。達成値15。

 稼頭姫が目を覚ますと、そこはひどく古びた家の中であった。
 金髪の美しい女性が彼女の顔を覗き込んでいる。

「あっ、目覚めました。ドクター、彼女が、No.3333さんが目覚めました!」

一同:!!

「No.1898さんも、4358さんも、2077さんも目覚めました」

「そうか、よく目覚めたものだ」

稼頭姫:「今は、西暦何年何月何日?」

「西暦200×年。ポシビリティ戦争勃発から6年だ」
 

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