Eternal Smile > Limited War 『Limited War』第一幕
イクイリ:みんな知らないだろうけど、僕は、ドクターという概念存在であり(笑)。 勇人:そんなことないでしょ。普通に身体あるじゃん。 GM:では、〈サバイバル〉判定をしていただきます。現在の時刻は午後2時過ぎです。難易度は、致命傷状態なので、15。15を上回った時間数だけ、死なずに済みます。達成値17なら2時間無事。 勇人:ほう。 イクイリ:丁度今、“サバイバル”(*8)というカードがありますので、交換しましょう。「社長。頑張れ。僕の計算では、多分、4時間後くらいに味方が来るはずだ」 勇人:いいですね。マッドサイエンティスト感がすごい。死にそうでボロボロのところに、4時間頑張れ、と(笑)。「今のはいいだめ押しでした。希望が見えてきましたよ」 イクイリ:「大丈夫。きっと何とかなるだろう」因みに、支援とかはできないんですか? GM:同じ難易度15に成功すれば、勇人の達成値に+2あげます。 イクイリ:(コロコロ)10、振り足し。(コロコロ)15だから+2で、成功。 勇人:では振りまーす。〈サバイバル〉は持ってないので、《知力》か。(コロコロ)+2つけば15に届く。もらった“サバイバル”を使って18。 GM:3差なので、3時間、あなたは死なないです。 勇人:よし。3時間くらいは保つって自分でも解った。ここから〈瞑想〉に入ります。意識を保ったのは瞑想するため。「すいませんドクター。僕これから、生命状態が著しく下がりますけど、その間に、助けを呼んでください。見たところ、通信機器も全部ぶっ壊れてますし」 GM:はい、そんな感じです。 勇人:「今回はどう見ても謀殺の可能性が高いので、僕は完全に無防備になりますが、よろしくお願いします」 イクイリ:「了解しました。任されてください」 勇人:「近くには、縁のある方もいる筈です。案内状は出しましたから」 神崎:そうですね。俺たちは彼を飛行場で見送ってると思う。 勇人:ってことで〈瞑想〉を始めます。 GM:滅多に使わない判定がいっぱいだね!(笑) 勇人:通常は難易度8。戦闘シーンなど、生命の危機に晒されている場合、難易度は13に跳ね上がります。今がどうか、ですね。 GM:まさに生命の危機ですから、13です。 勇人:(コロコロ)13は超えたから大丈夫。効果として、飲食の必要がないっていうのと、通常より酸素消費量が少なくて済む。さらに、ダメージの回復が早くなります。出血とかも抑えられるし、仮死状態に近くなる。偽装さえすれば、死体に見せかけることも可能。 イクイリ:とりあえず敵には見つかりたくないから、穴掘って埋める程度の、偽装はしとくよ。 GM:了解です。あとは探す側の、フリオさんと神崎さんに、懸かってますな。 イクイリ:一応、護身用に、拳銃をお借りしておきます。 勇人:ああ、いいですよ。どうぞ。 神崎:ではこちらですか。ここはね、一発で決めたいので、“アイデア”出します。どうすれば一番、手っ取り早く、時間を短縮した状態で見つかりますか? GM:では、バイクで走り出してすぐ、携帯に着信があります。芹奈さんからです。 神崎:芹奈に対して言いましょう。「恐らく彼、嵐王寺くんの持っている携帯電話は、社長専用なので、相当頑丈に作られているはずだ。電波の受信とか、発信場所を特定することはできますか?」多分これが一番早い。 GM/芹奈:『落下予想地点の、緯度と経度が解ればいいんですね。・・・この辺りのはずです』 神崎:ナポレオンの中に、データを転送してもらいます。ナポレオンが、カーナビ代わりになって、目的地まで走っていく感じですね。それを俺は追いましょう。 GM:〈手掛かり分析〉か〈発見〉で判定してください。ここまでの移動で、時刻はもうすぐ4時です。2時に落ちたので、1時間以内に捜したいところですね。 神崎:解りました。急ぎましょう。(コロコロ)19。+6で、14です。 GM:出目いいなぁー。ナポレオンの分、+2していいです。16。 神崎:フリオさんは? フリオ:うちはあくまで、ローテクで攻めた方がいいから、先行している神崎さんを、単純に、車で〈追跡〉しましょう。 GM:もしも、〈方位感覚〉技能があれば、ボーナスあげます。 フリオ:それはない(笑)。 勇人:リビングランドでしか使わないような技能です。 イクイリ:因みに僕は、彼ら2人と面識ない、でOK? GM:はい。 フリオ:よっ(コロコロ)。また低い。おとなしく“ヒーロー”を切るか。(コロコロ)16で〈追跡〉。運転手さんに、「申し訳ないが、この道を行ったはずだからそっちに行ってくれ」と。 GM:では、道なき道を車で行けるところまで行きました。さすがにこれ以上は無理だ、というところで、神崎さんはどうでしょう。バイクで奥まで行きます? それとも途中でバイクを降ります? 神崎:バイクで行きます。ここは〈地上車操縦〉で、判定をさせてもらっていいですかね。 GM:どうぞ。 神崎:(コロコロ)17だから、+4で、〈地上車操縦〉13です。 GM:ではどんどん進んで行って、フリオさんもそれを追って行って。 神崎:バイクのランプを付けっぱなしにします。そうすれば、離れていてもだいたい解るので。 GM:日は沈みかけて、だいぶ暗くなってきています。 神崎:寒いですね。体温を奪われる可能性があるんで、急いで向かいましょう。 GM:そうすると、前方に煙が見えてきます。 イクイリ:僕は焚き火を焚いています(*9)。 神崎:バイクを降りながら、まず訊きますね。「あなたはストームナイトですか?」 イクイリ:「おやおや。質問に質問を返すようで申し訳ありませんが、あなたは社長の命を狙いに来た人ですか?」 神崎:「社長は無事なんですか? 嵐王寺の友人です」 イクイリ:「そうですか」と言いながら、〈手掛かり分析〉で、彼が本当のことを言ってるかどうか、自分の勘を信じてみたいのだ。 GM:はい、どうぞ。 イクイリ:(コロコロ)2。・・・誰?!(笑) 勇人:信じていいと思うよ? イクイリ:OK。じゃあ、僕は拳銃を構えながらですね、「そのまま、手を挙げてこちらに近づいて来てください」 GM:うわー。ヒリヒリする。 イクイリ:一応僕の思惑を言っておくと、ここで、手を挙げて、闘争する意志を見せないで来るのであれば、きっと味方だろう、と思おうとする。 神崎:彼の警戒を解かない段階で、一瞬、刀に手を掛けようとします。が、(いや、ここであいつと争ったら、嵐王寺の命の灯火が消えていく。それこそ、敵の思惑通りだ。あいつがストームナイトじゃなく、金輪の手先だとしても、ここは敢えて乗るしかないだろう)と思った後に、「解った。あなたの意見に従おう」と言って、刀を地面に置いて、手を挙げながら近づいて行きますよ。 フリオ:そろそろ合流してもよろしいですか? 勇人:どうぞどうぞ。 フリオ:じゃあ、おとなしく、夕日を背中に背負いながら現れましょう。一言、「争いをしている場合ではないだろう」 勇人:カッコいい。 イクイリ:〈手掛かり分析〉は省略するけれども、きっと彼は善だ(笑)。 勇人:ああー。マンガの法則だ。 神崎:「武器はそこに置いた。嵐王寺をどうするつもりだ?」 イクイリ:薬室から弾を抜いて、「そこに埋めておいた。早く・・・」 神崎:え、ええーっ?(笑) GM:埋めておいた、ってどういう意味? 神崎:ゴメン、俺、それ聞いた瞬間に、あなたに向かって回し蹴りするから。 イクイリ:僕が話し終える前に、蹴るのであれば、止めようがないけれども、単純に、今、体温を奪われるのは良くないから、地面の下に埋めているので、早く掘り返して・・・。 GM:それを先に言おうよ。 神崎:多分ね、「埋めておいた」って言われたら、殺して埋めたと思うから、キレるって。「この野郎!」 フリオ:2人の間に割って入ろう。蹴りを止めます。「待ちたまえ。彼は、少なくとも我々の敵ではない」 神崎:そしたら、俺は言うよ。「フリオ。信用ならん」 フリオ:「少なくとも、私の育ったところではな、ああいう変わり者はゴロゴロいるんだ」 勇人:ああー、悲しいかなその通り。 イクイリ:「コートの人」 フリオ:「なんだ?」 イクイリ:「すまぬが、動かさぬように運べるものはあるか」 フリオ:「車まで戻れば何かあるはずだ」 イクイリ:「できればあまり動かしたくない」 勇人:その後ろで、ナポレオンが、サクサクサクサク(笑)。 GM:ナポレオンが掘ってる! 勇人:一緒になって掘ると、あれ、死んでんじゃねーの? みたいな僕が出てくるんですけど。 神崎:それを見て思わず、「ああ、嵐王寺。こんな姿になっちゃって」(笑) 勇人:ですよね。どう見てもそうとしか思えない。致命傷は負ってるし、生命活動は極端に低下してるし。 神崎:「でも、まるで寝てるように見える。綺麗な顔じゃないか(*10)」 イクイリ:あれですよ、軽傷だと救急箱が必要で、重傷だと入院が必要ですけど、彼は今、坊主が必要な状態だから、一刻も早く病院に連れて行かなければ。 GM:そうしているとですね、皆さんのところに、虚無僧が来ます。 神崎:虚無僧?!(笑) "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |