Eternal Smile > Another Misty Day in London
 

 
TORGリプレイ

『ロンドンは今日も霧』

 

第四幕

 
シーン2 Hope of the Earth

 
ディアン:今のうちに奇跡でブーストしておいてもいいですか?

GM:いいですよ。その間に遠くでどごーん、どごーん! と音がして、何かがこっちに向かってくる感じ。

マッコイ:ああ、来た来た。

ディアン:マッコイ、【ブレス】要る?

マッコイ:(首を横に振る)無神論者だからね。

マキシム:リンちゃん、《筋力》上げて。

マッコイ:〈信教〉持ってるんだっけ? ないと染まるよ。

ディアン:大成功すればね。

リン:そうなんだ。じゃあ、大成功しないと。

マッコイ:目覚めたよ、何かに、今(笑)。

リン:(コロコロ)ポシビリティ使います。(コロコロ)4上がりました。

マキシム:おお、有難い。4上がると、ダメージ基本値27だ。

マッコイ:12.7mm弾と同じダメージ基本値(笑)。そりゃあ、艦も真っ二つだよな。

マキシム:そうそう。俺の一撃は弾丸並み。

ディアン:オレは《敏捷度》アップで。(コロコロ)

リン:私も《敏捷度》を上げます。(コロコロ)

GM:では、奇跡を終えたぐらいに、どこからともなく、角笛の音が響き渡ります。そして、高らかに鳴り響く角笛に呼応して、蹄鉄が大地を叩き、鎧はがちがちと耳障りな音を奏で、鋼鉄の車輪が大きな音を立てる。それは、角笛の主からの命を受け、宵闇の街を突き進む曠野の狩人。そう、ロンドンの街を。

一同:・・・・・。

GM:というわけで、あなた方の前に現れたのは、首なしの馬2頭に率いられた、チャリオット。上にデュラハンが乗ってます。因みによく見ると、顔が胸にあるんですよ。

リン:へぇー。首を持ってないと思ったら。

GM:正確に言うと、襟飾りのトコに目がある。だから、一見すると、首なし馬と首なしの鎧に見えるんですけど、実際は、ちゃんと目が開いてます。

ディアン:ライフ・オヴ・ガーディアンを逆手に持って、「ここから先は、通さない」
 

返答の代わりに、デュラハンはブロードソードを鞘から抜き、ぶんと一振りする。
すると、いかなる魔法か、それは巨大化し、馬ごと両断できるような両手剣となる。
 

GM:第1ラウンドいきます。敵側先攻、ヒーロー何もなし。推奨行動〈威嚇〉/〈トリック〉。では敵側の行動。チャリオットによる、ヘリコプターに対する突撃アタック。

マッコイ:あー、戦闘開始時に飛んでおきたかったんですが。

GM:いいですよ。こいつ空飛べますからあんまり意味ないですけど。

マッコイ:なるほど(笑)。

GM:(コロコロ)うわ、低い。マイナス5か。多対一行動でボーナスついても、15じゃ当たんないですね。

マッコイ:いったいどこを走ってるんだこの馬は。

GM:では、あなたの横を通り過ぎていく。ががこん、ががこん。デュラハンは、チャリオットを降りると、マキシムに近寄ってきて攻撃。(コロコロ)低っ! 11じゃ当たんないね。

マキシム:それは当たんねぇ。

GM:ヒーロー側の行動です。《敏捷度》順に、ディアンからどうぞ。

ディアン:推奨行動はあんまり効かないような気がする。こっちに注目を引きたいから、デュラハンへ攻撃します。(コロコロ)〈白兵戦〉26です。

GM:当たります。ダメージください。

ディアン:あんまり高くない。19。

GM:カーン。

マキシム:堅ぇ。

GM:リンちゃんどうぞ。

リン:【インスパイア】(*12)した方がいいかな。

ディアン:してもらえると、全員、活力の効果で、カードが1枚増えます。

リン:欲しい?

マキシム:欲しいです。

リン:(コロコロ)18。+5だから、〈祈念〉23。「デュナド神、我々に力を与えてください!」

マキシム:そうするとみんなが、ふにゃーって、元気になるんだ。

マッコイ:何だか知らないけど、急に元気になった。

ディアン:・・・マスター。嫌なことに気づいてしまった。オレ〈信教〉が違うから、宗教的対立が起きます。

リン:あっ!

マキシム:3人元気になって、ひとりだけ、あっ、信者じゃねぇ。がこーん!(笑)

GM:(ルールブックを開き)『お互いの〈信教〉を難易度として、自分の〈信教〉達成値を見て、相手にダメージを与えます。この時ばかりは達成値が低い方がいいでしょう』

ディアン:了解。できるだけ低い目、低い目。(コロコロ)よし、9か。〈信教〉15。

リン:(コロコロ)18。〈信教〉22。

ディアン:うおう(笑)。

マキシム:大丈夫か?

ディアン:ここでダメージ受けたらすごい間抜けだから、ポシビリティ使って消します。

マキシム:ディアン以外にやればよかったんだね。

GM:いや、声が届く範囲の味方全員だから、自動的に入る。

リン:思わぬ落とし穴だ(笑)。

GM:では改めて、マキシム。

マキシム:剣を風車のようにぶんぶん振り回して、〈威嚇〉します。「さっきは水を差されて、お前とはタイマンできなかったが、今度こそ勝負してやる! かかってきやがれ!」(コロコロ)うわー! カッコ悪いな、ポシ使おう。

GM:どうぞ。

マッコイ:出目1って、剣がどっか飛んでった? それ。

リン:野球選手で言うと、こう振ったら、バットがぴゅーんと飛んでっちゃった、みたいな。

マキシム:(コロコロ)しょっぱいなー。〈威嚇〉12。

GM:ぎりぎり(カードを渡す)。

マッコイ:〈トリック〉。さっきの馬が戻ってくる時に、自分が通ってできた乱気流に巻き込むような形で。(コロコロ)15。

GM:ぎりぎり!(カードを渡す)

マキシム:結構、〈威嚇〉とか〈トリック〉効くぞ、こいつ。
 

 角笛の響く中、常人を超えた速度での戦いが続く。
 「闇の生命の刻」が迫るにつれ、狩人たちは勢いづき、攻撃は激しさを増す。
 

GM:ではデュラハン。〈威嚇〉はされましたが、もっと質の悪いのがいるから、目の前を無視して司祭の方に行きます。

リン:ええーっ?!

GM:(コロコロ)技能なしなんで、命中はたった21です。

マッコイ:それは「たった」とは言わない。

リン:〈白兵戦〉は17。

マッコイ:積極防御するしかないな。

リン:いくつ以上出せばいいの?

GM:+5、ダイスで18以上ですね。

リン:(コロコロ)18!

マキシム:すげー。

GM:そうすると、リンちゃんの頭の上を、こんなでっかい刃がぐおーっとかすめて、髪の毛が2、30本ぶわーっと舞って、もう少しでハゲになりそうです。

リン:ええーっ?! それは万死に値しますね(一同爆笑)。
 

 ストームナイトも負けてはいない。
 マッコイは空で、残りの者たちは陸で、曠野の狩人の隙を探す。
 

マキシム:背後からの攻撃って、防御側にペナルティとかありますか?

GM:乱戦中だから、それは無理ですね。

マッコイ:第一あなた、死角から殴ったら、名誉の法則に引っかかるでしょうに。

マキシム:そうね。じゃあ、剣の、刃じゃない方で、デュラハンの足を払う〈トリック〉。(コロコロ)20、振り足し!(コロコロ)29。ポシ使います。

GM:打ち消します。

マキシム:〈トリック〉20。

GM:8抜けか。萎縮。マッコイどうぞ。

マッコイ:えーと、戻ってきた馬を、空中戦の〈間合い〉に引きずり込みましょう。一対多行動を宣言します。おりゃ(コロコロ)。20!

一同:おおーっ!

マッコイ:とりゃ(コロコロ)。37。ポシビリティを使います。

GM:打ち消します。

マッコイ:37で勝負を賭けます。+11の、〈間合い〉32。

GM:一対多行動でも、逆転負け。では奴らは、疾走して、がーんとそのまま地面に落ちていきます。その際にチャリオットが邪魔になるんで、切り離して離脱。バラバラに壊れます。くそー、ダメージ基本値20のチャリオットがー!(笑)

 
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