Eternal Smile > Another Misty Day in London
 

 
TORGリプレイ

『ロンドンは今日も霧』

 

第四幕

 
シーン3 Cutting through the Darkness

 
GM:敵側先攻、ヒーロー疲労。全員ショック2点食らってください。

リン:今6ショック。

ディアン:大丈夫。オレとマキシミリアンは、活力を与えられる。

マキシム:活力すると、ショックが全部消えるから、まだ大丈夫か。

GM:敵側の行動なんですが、皆さん疲れてますね。デュラハンは、不正の法則により、さらに全員に疲労を与えます。

一同:!!

マキシム:リンちゃんに声掛けます。「ここが踏ん張りどころだ! 頑張れ!」って、活力を与える。

GM:ではリンちゃんはショック全快です。ということで、デュラハンは、技能なしのマキシムを攻撃。残念ながらこっちも技能なしなんだよな。(コロコロ)〈白兵戦〉19。

マキシム:積極防御しとこう。(コロコロ)19。ポシ使って、(コロコロ)29。〈白兵戦〉19。

ディアン:名誉の法則のボーナスは、技能なしでもつきますか?

GM:つけるのはいいですけど、矛盾チェック。ここコアアース優勢なんで。

ディアン:1さえ振らなければ大丈夫。

マキシム:ほい。(コロコロ)はははははは!

マッコイ:振ったよ!(笑)

GM:1振ったら、ボーナスは消えますね。ということは、当たりますね。ダメージは23発。

マキシム:痛ぇな! 1レベル負傷K3。あー、張っときゃよかったな、リアリティ・バブル!

GM:馬1頭は、リンちゃんに攻撃。(コロコロ)ポシビリティ使う。

リン:打ち消します。

GM:〈格闘〉24。個人的に言うと、素直にダメージ受けて消した方がいいと思う。

リン:ショック回復したし、そうします。

GM:ダメージですが、あんまり高くない。たった20発。

ディアン:6差。転倒ショック2点。

リン:転んだら何もできない?

マッコイ:次のラウンド起きるだけ。

リン:うーん、だいぶ長期戦だしなー。無駄にしたくないから、ポシビリティ使って消します。

GM:ラスト、マッコイに攻撃。(コロコロ)ダメだ。ヒーロー側どうぞ。

ディアン:質問。エタニティ・シャードからポシビリティを引き出す〈リアリティ〉判定は、一行動ですか?

GM:一行動です。そして、次の行動で使い果たさないと、霧散しちゃいます。

ディアン:わかりました。では、エタニティ・シャードから、ポシビリティを引き出します。(コロコロ)ポシ使います。(コロコロ)“貫禄”使って、〈リアリティ〉24、難易度15とは9差です。

GM:4点引き出されました。

ディアン:演出としては、オレの、逆手に構えた短剣が光ってるということで。

リン:おおー。

GM:次、リンちゃんどうぞ。

リン:じゃあ、ホイールロックで、デュラハンの目を狙います(笑)。

マキシム:来た!

リン:急所攻撃。(コロコロ)19! ポシビリティ使います。

GM:それは打ち消しましょう。

リン:カード使えるよね? “ヒーロー”。

GM:打ち消す。

リン:じゃあ、“ドラマ”使って。

GM:それも打ち消す。

リン:“ドラマ”を“計画”で回収して(笑)。

GM:消します!

リン:出目は19だから、+6で、〈銃器戦闘〉24。

GM:急所攻撃でマイナス8されて、16ですね。カーン!

マキシム:やっぱ、基本が高いんだね。

マッコイ:でもバンバン撃ったおかげで、ポシビリティがすごい勢いで削れた(笑)。

GM:マキシムは積極防御してるから、マッコイの番ですね。

マッコイ:そりゃあもう〈砲門〉で、馬を攻撃します。(コロコロ)話にならない。

マキシム:“緊急行動”使って、リンク切れを直します。(コロコロ)ポシを使おう。(コロコロ)〈リアリティ〉16。

ディアン:決まんねぇなー(笑)。

GM:何とか直りましたね。次のラウンドいきます。ヒーロー混乱、敵側疾風!

マッコイ:希望の法則ー。

GM:では引き直し。敵側〈トリック〉/〈威圧〉、ヒーロー何もなし。推奨行動〈間合い〉/〈威圧〉。まず、デュラハンはあなた方全員に、こう言います。「もう遅い。見よ! リヴァイアサンが来た!」

マッコイ:それは、〈トリック〉?

GM:〈トリック〉ですよ、勿論。(コロコロ)ポシビリティ使います。

マッコイ:打ち消し!

GM:14なんだけど、全員にやってる時点で、効かないな。馬はリンちゃんを攻撃。(コロコロ)5か。さっぱりわやです。もう1頭は、再びマッコイを〈挑発〉しましょう。「ふん。そんなところにいなければ戦えんのか!」(コロコロ)15。

マッコイ:1抜けるな。

マキシム:“貫禄”あるよ。交換で、「アホか、お前は! レルムランナーってのは、ヘリに乗ってナンボだろうが!」(笑)

GM:ヒーロー側の行動です。

ディアン:急所攻撃したいんだけど、まだ相手にポシビリティ残ってるかな。

リン:うーん、だいぶ削ったけど。

マッコイ:どうせどっかで勝負は賭けなきゃいけないんだ。

ディアン:(頷いて)まず、“リーダーシップ”を使います。「デュラハンは、オレが相手をする。ここは、任せてくれ」と言って、“援助”と“アイデア”を、マッコイに。

GM:カードどうぞ。1、2、3、4枚。

ディアン:振ります。(コロコロ)20!

マッコイ:おおー! 来たよ!

マキシム:来た来た来た!

ディアン:(コロコロ)23。ポシビリティを使います。

GM:打ち消します。

ディアン:名誉の法則を使って、全員に活力を与えます。

GM:さらに全員にカード1枚かい!

ディアン:見せ場宣言! “ドラマ”使う。

GM:打ち消します。

ディアン:引き出した分のポシビリティ、1点目を使う。

GM:はっはっは。切れた。

マキシム:よっしゃー!

ディアン:(コロコロ)2点目使う。(コロコロ)3点目使う。(コロコロ)4点目使う。(コロコロ)68。“偉業”を使います。

マッコイ:鬼だよね、エタニティ・シャードって、やっぱり。

ディアン:マキシミリアン、“アドレナリン”1枚交換してもらっていい?

マキシム:いいよ。「ここで決めろ、ディアン!」

ディアン:せんきゅ。出目が68で、+17。急所攻撃だから8引いて、〈白兵戦〉38です。

GM:それはさすがに当たるなー。

ディアン:ダメージは、+17に、急所攻撃で+4、“アドレナリン”で+3、42点です。どうだ。

GM:42? 26抜け。消滅。ばしゅっ!

リン:おおーっ!

マッコイ:よし、主戦力は消した。

マキシム:すげぇ武器だなぁ、やっぱり。

GM:うー、デュラハンがやられてしまった。畜生。次の行動は、リンちゃんです。

リン:じゃあ、近い方の馬に、剣を構えて、「次はあなたの番ですよ?」と〈威嚇〉。

マッコイ:ひえー。

GM:どっちかというとそれ、〈威圧〉ですね。

マキシム:でも、剣構えてるんだったら、〈威嚇〉でもいいような。

リン:〈威嚇〉にならないですかね?

ディアン:覚悟しなさい! っておっきい声出しちゃうとか。

GM:おっきい声。ま、〈威圧〉と〈威嚇〉の境は曖昧だから、どうぞ。

リン:(コロコロ)18。ポシビリティ使います。

GM:打ち消します。

リン:“貫禄”を2枚使います。〈威嚇〉15だから、+6で21。

ディアン:“アクション”交換するよ。

マッコイ:こっちは“援助”。退路を断つかのように、こう、ヘリで近づく。

リン:合計+12で、ダイスが18だから+5、〈威嚇〉32。

GM:20抜け。プレイヤーズコール。

リン:プレイヤーズコールって何だっけ?

マッコイ:あまりにも無茶苦茶なものじゃなければ、その通りになる。例えば今だったら、気押されて、尻尾巻いて消えちゃった、とか。

マキシム:気絶したとか。

リン:じゃあもう、ボスもいないし、逃げ帰っちゃう。

GM:解りました。では奴は、あなたのあまりの迫力に、逃げ出します(笑)。

マッコイ:先に俺がやろう。「で、お前はどうする?」もう1頭を〈挑発〉。(コロコロ)ポシ。

GM:打ち消しまーす。

マッコイ:“ヒーロー”使用。

GM:打ち消しまーす。

マッコイ:“ドラマ”があるから、“ドラマ”も使うか。

GM:はい、それも打ち消し。

マキシム:“ドラマ”、要る?

マッコイ:ではいただきます。“ドラマ”を使う。

GM:それも打ち消します。

マッコイ:カードはもうない。〈挑発〉18。

GM:3抜け、技能なし。

マッコイ:さ、決めてしまえ。

マキシム:おう。「これでとどめだ!」(コロコロ)ポシ使う。

GM:ふっふっふっふ。勝手にしやがれ(笑)。

マキシム:(コロコロ)25、+8。〈白兵戦〉30。ダメージは27+8だから、35。

GM:35ですか? 19抜け。即死。

マキシム:よっしゃー!

GM:ずずーん! 馬が地響きを立てて倒れました。そうすると、すぐそこまで近づいていたリヴァイアサンが、ゆっくりと向きを変えて戻っていくのが見えます。

ディアン:危なかった。さっきの〈トリック〉がプレイヤーズコールだったら、きっと来てた。

マッコイ:ま、そうなるね。じゃ、スピーカーで流しましょう。『ターゲットクリア。オペレーションを完遂せよ!』

GM:すると、どこからともなく、あなた方に無線が入ります。『よくやってくれた。こちらでもリヴァイアサンが引き返すのを確認した。我ら、ペラ・アーディネイ親衛隊は、君たちに感謝する!』さっき言ってた、最強クラスのストームナイトチームですね。
 


Epilogue

 ロンドンの街は、リアリティ・ウォッシュを免れた。

 翌日のロンドン・タイムズで、第一面を飾るのは、ストームナイト4人の雄姿。
 街を危機から救った英雄として、惜しみない賛辞が送られている。

 通りを歩く人々が、ロンドン・タイムズを争って買っていく。
 その喧騒から少し離れたところに立つ、ひとりの男。
 彼は手にしていた新聞をぐしゃぐしゃっと丸めて、地面に叩きつけ、踏みにじる。
 彼こそは角笛の主、ヴォータン。

 やがてヴォータンは、含み笑いから、高らかな哄笑を始める。
 どこからともなく、角笛の音が響き渡る。
 大ガラス、鹿、馬、猟犬。様々な動物たちが、彼の周りに集まってくる。
 しかしその瞳は、いずれも、邪悪な光を放っているように見える・・・。
 

GM:ということで『ロンドンは今日も霧』、終了です。お疲れさまでした。

一同:お疲れさまでしたー!(拍手)
 

 限りなく今に近い未来………
 今夜、あるいは明朝、さもなければ来週……ほんの少しだけ未来の物語
 

 TORG Replay『Another Misty Day in London』 Fin.

---Thank you for your reading! Sorry to have kept you waiting.
 

(→postscript
 


PREVIOUS

back to Replay Library

back to Eternal Smile


"Eternal Smile" Since 2002.02.02
Copyright (C) 2002-2020 Charmy. All Rights Reserved.

E-mail:charmy_s@mac.com