第三幕

 
シーン２　二十六夜の獣―Crescent Beast―（承前）
 

シオン：ま、とりあえず探索するか。

ＧＭ：では〈発見〉をどうぞ。達成値に＋１していいよ。協力するから。

シオン：（コロコロ）よし、２０。

一同：おぉー！

シオン：（コロコロ）３３。・・・えーと、〈発見〉２４ときた！

ＧＭ：２４ときましたか。まずすぐ見つかる物。日記帳。

一同：何てベタな！

シオン：マルセル、愛してるよ！（笑）

ＧＭ：見つかりにくかった物。達成値２０以上と決めてました。ベッドの奥の方の隙間から、銀のロケットが発見されました。裏側に、肉が焦げ付いてます。

シュア：やっぱりなー。

シオン：何故銀に肉が焼け付いているんだ？

ＧＭ：そうすると彼は、ロケットを見て、「あっ、そのロケットは・・・そうか、あいつ！」

シオン：ホロリときてる？　ひょっとして。

ＧＭ／エマニエル：「・・・そうか、それだ！　彼女を連れてくれば！」

シオン：「・・・は？」

ＧＭ／エマニエル：「ここからアイルまで・・・行ける！」

セバス：行ける、って？

ＧＭ／エマニエル：「僕はいまからアイルに向かう。マルセルの恋人を説得してくる！」

シオン：「頼む、知ってることを話してからにしてくれ！　私もあいつは何とかしたい」

ＧＭ：「僕を信じてくれ！」〈魅了〉。（コロコロ）ゴメン、振り足した。（コロコロ）ポシビリティを使います。現在３７。

シオン：消します。

ＧＭ：活劇の法則を使います。

シオン：くそー！　これだからナイルもんは！

ＧＭ：ナイル人は、活劇の法則といって、ポシビリティを２点消費することで、どっちか良い方を使えるんですよ。つまり、１点消されたので、もう１点使う。

シュア：２回目は消せないので、っていう。

ＧＭ：（コロコロ）また振り足し。（コロコロ）ははははは。偉業まであと２。出目の合計５８。

セバス：さすが坊っちゃま。〈魅了〉と〈説得〉は、かなり、セバスチャンよくやられましたので。

ＧＭ：宣言します。〈魅了〉達成値は３０です。

シオン：抵抗するだけ抵抗しとく。（コロコロ）無駄だった。「解った、信じよう！」

ＧＭ：がしっと握手して、「あっ、そうだ。この街のどこかに、サー・ガストン・セバスチャンという男がいる。信用できる男だ」

シオン：「待ってくれ、私の仲間なんだが・・・」

ＧＭ／エマニエル：「なら話は早い！」

シオン：「納得するな！」（笑）

ＧＭ：「だが、時間がないんだ。彼女を連れてすぐに戻る！」と言って、ピュー。

一同：あ。

シオン：「待てー。セバスのためにも、もう少し情報を残していってくれー！」

ＧＭ／エマニエル：「ロケットを開けてみたまえーーー」

シオン：ぱかっ。

ＧＭ：中に入っていたのは古い写真です。エマニエルと、ランバートと、マルセルがいて、その３人に寄り添うように、フィアナがいます。幸せそうなのは、見ての通り。とりゃー。（シオンにカードを渡す）

シオン：よし、１枚カードをオープンしたぞ！『離反した病院騎士、マルセル・ジュネ。人狼マルセルの元々の姿。彼はサイバー教会のホスピタル騎士だったが、ランバート達との戦いの中、ストームナイトとなった。ランバートの妹とは恋仲であったが、彼は全てを失ってしまっている』

リック：うーん・・・。

シオン：というわけで、情報ソースを貰ったので、日記とロケットを持って、かなりしょぼくれながら帰るね（笑）。「ちくしょう、話を最後まで聞けー」

シグマ：まさしく、次週へ続く、ってとこだな。

ＧＭ：では特になければ、次のシーンに移ります。
 

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入手ＮＰＣカード：マルセル（２）
所持ＮＰＣカード：ロバート警部、フィアナ、エリス、グレゴール執事、マルセル、ジェイク、ランバート、マルセル（２）
 

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