Eternal Smile > RELIVE 『RELIVE』 第一幕
マッコイ:「・・・誰?」 GM:「私は、あやめと申します」と言って、もう一度エレベーターを示して、「どうぞ」と。 ディ:「今、オレたちを、襲ったのは、あやめ、お前の仲間か?」 GM/あやめ:「仲間というのとは、少し違いますね。ちょっとお願いをして、戦っていただいた方々です。彼らを傷つけたことを、あなたたちが懸念する必要は全くありません。ただ単に、社会のゴミが、早めに減っただけです」 ディ:・・・・・。 GM/あやめ:「私としては、感謝こそされ、恨まれる筋合いはないことですので、ご安心を」 シオン:じゃあ、顔に血管マーク3つくらい浮かべて、「腕試しにしては、少々手荒だなあ?」と言います。 GM/あやめ:「それでも随分まだ、手ぬるかったようですが。あなたの噂は聞いていましたが、予想以上でした」 シオン:「私の噂というのは、とにかく堅いということか?」(笑) GM:向こうは目を逸らしながら、「いえ、そんなことは」 シオン:「そうか、そうなんだなー。くそー、お前なんか改宗してしまえー!」 GM:ああー、やめろー、宗教的対立がー。 ディオルド:「相変わらずこのレルムは反吐が出る。貴女がどんなことを頼みたいのかは知らないが、このようなやり方をされたんじゃ、引き受けるわけにはいかない」 GM:そうすると、あやめは顔色一つ変えずに、「では、ビルの管理会社に伝えておきましょう」と言った後で、「今必要なのは、私に対する感情の好悪ではなく、内容の重要性ではありませんか? 私が好きでも嫌いでも、事が世界の危機に関わるならば、引き受けざるを得ないのがストームナイトだと聞いています」 大悟:・・・いつの間にか戻ってきています(笑)。スロープの上辺りで、ライトを背にして、「なるほど、これが今のニッポンのやり方か。しばらく来ていない間に、えらく、下衆がのさばるようになったものだな」 GM/あやめ:「私のような者は、いわば必要悪とでも呼ぶものでしょう。より放置できない邪悪を倒すためには、毒をもって毒を制することも必要なのです」 大悟:「その毒が自分の身体に回らなければ問題ないのだがな」 GM/あやめ:「そうですね。しかし、毒をもって制するだけでは、当然ながら、患者の容態が良くなるとは限りません。あなたたちストームナイトのような、ワクチンも、必要ということです」 マッコイ:じゃあ、黙って車から降りて、エレベーターの方にスタスタ歩きながら、「あんた、ホントにあの伴総帥の知り合いかい? やり方が全然違うがな」 GM/あやめ:「人それぞれビジネススタイルがありますから。社風というものです」 マッコイ:「ツケは効かさないぜ。あいつと違ってな」 GM/あやめ:「勿論です。御三家の名に賭けて、報酬は即座にお支払いしましょう」 大悟:御三家! GM:ニッポンテックの侵略元である、マーケットプレイスの政府を支配しているのが御三家です。阿山工業、三崎コンピュータ、勝利石油から、選出されたCEOで構成されています。そして彼らが、ニッポンの経済界の、表向き、最高権力者です。当然その上には、影の支配者、金輪龍一がいるわけなんですけども。 シオン:つまり、この人たちはマーケットプレイス人なんだね。 ディ:「オレたちは、光で、闇を照らす者だ。こんな・・・命を、使い捨てにするような、やり方は・・・!」 GM/あやめ:「命は使い時です。ただ大切にすればいいというものではありません」 大悟:じゃあ、それに合わせて言いましょう。ディアンの隣に来て、ポンと肩叩きながら、「奴の言う通りだ。闇でも光でも、その結果人が助かるならば、それで構わんではないか。死ぬ筈の命が助かるのならな。・・・行こうか」 ディ:では、大悟に続いて歩きつつ、「ところで、わくちん、とは何だ?」(*9) GM:あ。 シオン:「薬のことだ!」 ディ:「そうか。このニッポンにも、薬を調合できる魔法使いがいたのだな」 シオン:じゃあ、ちょっと考えて、「う、うん」 マッコイ:いつものこと、いつものこと。もう慣れたよ俺は。 GM:あ、諦めの境地に入った。 シオン:でもシオンの頭の中では、サイバーウィルスに対するワクチンになってるから。だって病気は奇跡で治せちゃうし。 GM:まーねー。 ディオルド:「聞かせてもらおうか。その、手段を選ばない世界的危機ってヤツをな」 GM:では、みんなエレベーターに乗った、ということでいいですか? 一同:はい。 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |