Eternal Smile > RELIVE 『RELIVE』 第三幕 ディオルド:少なくとも、ここにユキを置いたままだと、状況は好転しないから、動きたいんだけど、勝利条件が判らないな。ユキの記憶が欲しいのか。 大悟:もしくは身体の中に何か埋まっているとか。 ディ:プレイヤー発言します。数字を手紙で尋ねてきたことからすると、ユキが、遺産関係の口座番号を知っている、と思っているんじゃないかな。要は、数字さえ聞き出せば、消せる。 GM:あとは、この状況で一番面白いところは、みんなが欲しがってる情報を、本人が全く、意味あるものとして覚えていないことなので。ものすごい勢いで、無駄足を踏んでる真っ最中です。金輪さんは。 シオン:ユキが数字を覚えてないっていうのを、証明できればいいのか。 ディ:それをあやめに話したら、あやめは、どう動く? 大悟:リビングランドにも、数を数えるという概念自体はある筈。ユキに対して、昔、親から「この数字だけは絶対に忘れるな」とか言われた数字はないか、訊いてみる。 GM:えーと、《魅力》か〈説得〉でどうぞ。〈催眠術〉がベスト。 大悟:持ってないよ、そんなモン! GM:〈説得〉とかだと、何とか話術で思い出させるって感じ。 大悟:(コロコロ)11か。ポシビリティ。(コロコロ)ナイルの活劇の法則を使って、もう1回。(コロコロ)8よりは13の方がマシなので、24。“ヒーロー”を使って、(コロコロ)34。とりあえず+10なんで、19。 ディ:“貫禄”交換しましょう。ユキの手を両手で握って、「落ち着いて。ニッポンに、いい思い出は、ないかもしれないけれど、オレたちには、ユキの助けが、必要だ」 大悟:では達成値22かな。 GM:そうすると、温かい言葉をかけられて、何か一生懸命に思い出して、絵を描き始めます。 大悟:これは木に似てた(4)とか、耳だった(3)とか、そういうヤツですね。 GM:はい。その結果、数字とアルファベットの羅列のようなものが出てきました。ということで〈手掛かり分析〉。 大悟:すいません、この場合〈語学〉でチェックできません? GM:〈語学〉じゃ、ダメ。 ディ:(コロコロ)10だ、振り足しできる。(コロコロ)17。達成値13。 マッコイ:“ひらめき”使用。(コロコロ)よし、16。+3で20。 ディオルド:“ひらめき”がここにも3枚ある。 マッコイ:えーと、じゃあ、3枚チェンジ。一気に使って、達成値29。 GM:ぐはっ、さすがに高いな。では、レルムランナーのマッコイが見ると、いくつかの情報が混ざっていることが判ります。まず、どこかの場所を表す、北緯何度とか、そういう座標軸があって、次にずらずらずらずらと並んでいる数列は、多分キーナンバーだと思います。 マッコイ:なるほど。 GM:それを地図に当てはめていくと、日本の近くの、とある海溝が導き出されるわけですが。 ディ:埋蔵金だー。 GM:そしてユキは、「わたしはこういうものをおもいうかべた」と言って、絵を。 ディオルド:(GMが描いた絵をみて)潜水艦か。 シオン:「あれか。えーと、海の底を泳ぐ、鉄の魚か」 GM/ユキ:「ああ、それだ、きっとそれだ」 大悟:なんか、アイル人の程度に合わせて喋ってるぞ! シオン:説明を求められることが多くてな!(笑) 大悟:要するに、潜水艦で行かなきゃいけないようなところに、遺産があって、何らかのコードを打ち込まないと、そこまで入れない、ってことか。 GM:まとめると、“知人”カードで、とりあえずクイン・セバスチャンなどを呼んで、ユキの部族を守らせれば、彼女はここから出て行くことができます。次に、彼女が追われる秘密というのは、ここの座標にある、潜水艦の中にあるものが、キーになっているのでしょう。これをどうにかすることができれば、彼女が追われる、大きな理由がひとつなくなります。これさえなくなってしまえば、あとは彼女を、公式に死んだ人間という扱いにする、っていう小細工がやりやすくなると思います。 シオン:いや、別に、ユキを死んだことにしなくても、あれの存在を抹消してしまえばいいんじゃないかなー、と思うんだけれども。 ディオルド:我々が、クライアントから請けている依頼は、彼女を連れ帰ること。潜水艦の話は全く関係ない。あれは、発見されたら利用されるだけで、世界を揺るがしかねない。 シオン:ナイルが言うところの、地球破壊爆弾みたいな意味合いを持っているものだからな。 大悟:要するに、あれは、見なかったことにしましょうってことですね。ではそうしよう。ちらっとユキを見て、小声で、「やんちゃな姫さんが、大した秘密を持っていたものだ」 GM:ということで、行動指針は決まったかと思います。細かい部分、例えばあやめに対して、どのようなリアクションを取るか、っていう話は残ってますが。 ディ:「・・・すまない。オレは、今、見つかったものを、見過ごすわけにはいかない」 一同:えっ? ディ:「何故なら、そこに眠っているものを、アーディネイ女王陛下から、調査するように、言われているからだ」 シオン:あー、“正体”カードか! ディオルド:わー、ずるい! GM:実は依頼を請けてたんだってことにするか。まあ今回はいいかー。 マッコイ:やべぇ、確かに複数のレルムが動いてるっていう情報もあったし(笑)。 ディ:「今まで隠していて、本当に、すまなかった。ただオレは、あくまでも、ユキを捜す依頼を、請けていることが、表向きだから、海の底の大きな魚のことは、女王陛下に報告だけして、後回しでも、いいと思う」 大悟:というか、金輪などの手に渡らなければいいだけの話だろう。 GM:とりあえず、海の底に眠っている宝が、本当にすごいものだとして、それが危険なものだったら、処分してくれ、こちらにとって有利になるものだったら、確保してきてくれ、っていう感じのことを言われています。 シオン:海の底の宝っていうのがアイルっぽくていいなー。 GM:「深海に宝が眠っています」ですからね(笑)。アイルっぽいっしょ? ではここで一回切ります。 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |