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TORGリプレイ

『Re:Re』

 

第二幕


シーン1 Destiny Baby
 

GM:第二幕はですね、みんなで合流して、一体何が起きているんだ的なことを話そうという、コンセプトでございます。まず、困っているであろうディ(笑)。

ディ:はい。

GM:あなたの腕の中で、男の赤ちゃんが、びえーんと泣いています。かなり質の良い天然素材っぽい感じの産着を着てる、可愛らしい子です。今まであなたが旅してきた感じだと、混血児かな? と思います。

ディ:えーと、このままにはしておけないから、借りている部屋に連れていく。

GM:そうすると、ホテルの人は言うわけですよ。「部屋へお連れいただくのは、別に構いませんけど、ただ、 さっきみたいなことは・・・。あ、赤ちゃんのことではなくてですね、その前のことなんですけど」

ディ:「(神妙な顔で)オレがいるせいで、迷惑が掛かるなら、出ていく」

GM:「いや、あの、出ていけって言ってるんじゃないんですよ?」みたいな、善意の押し問答がしばらくあった後、「では、この、削れてしまった電話と机の代金を払っていただければ、とりあえず不問ということで」

ディ:「すまない、現金の持ち合わせがないんだが」

GM/従業員:「ではアイル政府に、請求していいですか」(笑)

ディ:「それなら、ペラ・アーディネイ女王陛下に、オレから連絡させてほしい」

GM/従業員:「はい、解りました。交換手、交換手」

ディ:直接話したいから、リンク切らないかチェック。(コロコロ)2だった、危ねぇー。

GM:一瞬電話がザザッてなった気がした(笑)。

ディ:「へ・・・へい、か、女王陛下、聞こえますか?」

GM/アーディネイ:『ディアンですか。どうしました?』

ディ:「オレの、今いるホテルで、ゴスポグの手が、オレを、さらおうとした」

GM/アーディネイ:『・・・・・』

ディ:固まるよね。

GM:いや、固まるというか、ゴスポグにキミが襲われるのは別に不思議ではないけれど、ゴスポグぐらいで騒ぐ子どもでもないだろう、キミの実力なら、という沈黙。

ディ:「そして、デンワという機械が、消えてしまった。その代わり、男の赤ん坊が、出てきた」

GM/アーディネイ:『・・・誠意を持って話してくれているのはよく解りました』(笑)

ディ:信じられないよね、普通は。

GM:いや、信じますよ。あなたが嘘をつくわけはないんだから。ただあなたは説明が上手ではないな(笑)。と、心の中では思っている。優しい女王陛下はそんなことは言わない。ということで、水鏡を用意して、そこに他のレルムの光景を無理して映して、さらに過去視の呪文を唱えた結果、『なるほど』と。『出てきたのは確かにゴスポグの手のようですが・・・これだけでは私にも皆目見当がつきません。ただ、あなたを拉致しようとした者に対して、この、後から出現した赤子が妨害をしたのは、間違いないようですね』

ディ:「オレは今、仲間と連絡が取れなくなっている。もしかしたら、仲間も、同じようにさらわれたのかもしれない」

GM/アーディネイ:『その可能性は否定できませんね』

ディ:「オレを、守ってくれたこの子は、一体誰だか、陛下には、判りますか?」

GM:その子が出現するより前の過去の位置が特定できないから、過去視が使えなくて、その子の来歴を調べるにしたって、こっちに来ないと無理で、『ここからではどうしようもないですね』

ディ:やっぱり無理か。

GM/アーディネイ:『あなたの言う通りだとすると、連絡がつかない他のストームナイトたちに対しても、探索の手を伸ばさなければならないでしょう。ただ、既に名のあるストームナイトたちですので、逆にどういった人選をしたものか・・・』

ディ:「オレは、世界のどこにでも、行く気があります」

GM:首を振って、『あなたの気持ちは嬉しいですし、 あなたはそういう人だというのは判っていますけれど、この場合、あなたは狙われる側です。今の事態を見れば明らかでしょう。相手が、空間を越えて出現する以上、どこにいれば安全ということはないかもしれませんが、アイルに一度戻っていらっしゃい。過去のいきさつはあれど、あなたが安全に過ごせる場所は、やはり、アイルだと思います。あなたの今までの功績を考えて、私たちは、あなたの身を守るために、最大限努力をします』

ディ:「ありがとうございます。でも、オレには、じっとしていることはできません。デンワの代金だけ、払ってもらえれば」

アンドレ:コレクトコールか?

ディ:違う!(笑)なくなってしまった、デンワと台を・・・。

GM:聡明な女王には判ったよ。ああ、壊れた電話機の代金を払ってくれってことだね!『心配は要りません。あなたたちに何かあった時フォローするために、私たちがいるのですから』

ディ:「ありがとうございます」

GM/アーディネイ:『もう少し、情報や手掛かりが掴めれば、私たちにも動きようはあるのですが』

ディ:「オレの持っている手掛かりは、フランス人の私立探偵のリリアンが、助手のソレイユを置いて行方不明になってしまったということです。リリアンは、遠出する時には、いつもソレイユと一緒だったので、多分、フランスの中で、いなくなったのだと思います。そして、今ここにいる、赤ん坊・・・」

GM:『そうですね。その子はあなたが保護してあげてください』因みに赤ちゃんは、今は泣き止んで、スースー寝ています。随分疲れている感じ。まだ1歳とか、そのぐらいなんじゃないかな。

ディ:正確な年齢は判らないってことですね。

GM/アーディネイ:『こちらでも動ける人物を探してみます。あとは、協力を頼めそうな方がいるのであれば、あなたから声を掛けてもらっても構いません』

ディ:「はい」

GM/アーディネイ:『何が起きているかは、正直私にも判りませんが、嫌な予感がします。気をつけてくださいね』
 

電話の最後に、アーディネイ女王は祈りの言葉を紡ぐ。
『名誉の神々の祝福が、あなたにありますように。
 あなたの未来が、光に包まれたものでありますように。そして、その子の未来も・・・』
 

ディ:寝ている子の顔を見るけど、誰かに似てますか?

GM:では〈発見〉で。

ディ:(コロコロ)達成値11です。

GM:えっとね、赤ちゃんだから、誰に似てるとか正直わかんないんだけど、なんかね、見たことはあるような気がしなくもない。

ディ:まさかリリアンじゃないよな。

GM:リリアンではない(笑)。

ディ:アンドレでもないよな。

アンドレ:ないない。

GM:でもね、記憶のどっかにあるんだ。絶対見たことある顔だもんこれ、っていう。誰だとは言えないけど、あなたの記憶の中で、該当するパーツがあります。

 
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