Eternal Smile > Reply Reply 『Re:Re』 第二幕
GM:ではアンドレ。あなたにも、ストームナイトの情報網を通じて、きな臭い雰囲気が各地で漂ってる、っていうのは伝わっています。具体的に何が起きてるのかは、確認しないと判らないけれど。 アンドレ:じゃあ、さっき見た、あの怪しげな男について、何か知らない? と訊いてみる。 GM:そうするとみんな「知ってるよ」って答えるんだけど(笑)。ただ、何者なのかは判らない。 アンドレ:誰も知らん状態? どっから来たのかも、何者かも、何をするのかも。 GM:はい。君子危うきに近寄らず、というのは、古今東西一緒の心理なので。とりあえず警察の人には、「こういう人がいるんで、注意してもらえませんか?」とは言ってるんだけど、と。 アンドレ:注意も何も、別に何かしてるワケでもないしなー。 GM:っていうか、警察の人が、露骨に「俺、関わりたくないよ」って顔をしました。このご時勢だから、あんな、どこのレルムから来たんだか判らない奴、多分エジプトじゃないかと思うけど(笑)、そんな奴に、関わりたくないよ、と。 アンドレ:まあ、もっともだわ。どうしたものか。 GM:そんなことを思っていたら、その男が、あなたのいるホテルに入ってきます。周囲から人の気配がなくなるので、判るんですけど。 アンドレ:やけに静かになったなー・・・ああ(納得)。ヘタに手を出すワケにもいかんし、一応、ずっと見てる。 GM:あなたが様子を伺っていると、男はニヤニヤ笑いをしながら、フロアにいる電話交換手へ、フランクに近寄っていきます。「やあ」って感じで。 アンドレ:ふーん。で、何でオーロシュのソースブックを見るのかなー?(笑) GM:必要だからでーす。 アンドレ:よりによって、それ? 霊体なんか斬れないぞ、俺。 GM:男はこう、「頼むよ」って感じで、肩をポンポンって叩いて、交換手が取次ぎを始めたんですけど、ここ、顔の横に、電気のケーブルみたいのが伸びていって。 アンドレ:・・・は? GM:口が発信機になって、目が、ライトになって。 ディ:ええっ? アンドレ:何それ、交換手が? GM:はい。交換手が、メカ人間に一瞬なって、「ハイ、ワカリマシタ。電話交換サセテイタダキマス」みたいな、ロボ喋りになって(笑)。 闇影:【メカニゼーション】(*9)じゃないかそれはー! GM:あなた以外の人たちは、交換手の様子に気づいていないようです。 アンドレ:はーい、マスター、今の現象って、どこのレルムの素敵な技なのかしら。 GM:ではですね、あなたの知識にあるかどうかは、そうだな、〈信教(サイバー教会)〉で振ってみよう。 アンドレ:〈信教〉? つまり、基本値17ね。(コロコロ)マイナス5。達成値12。 GM:マイナス5でも、何となく判る。サイバー教会には、人と機械を融合させる系統の奇跡が多いんですけど、それの亜種っていうか、違う根っこから生えてるけど、同じ種類の樹、みたいな。一応、神への言葉を述べて、十字らしきものを切っていたので、あんなふざけた効果ながら、奇跡のようです。 アンドレ:その奇跡って、要はうちのレルムのなの? GM:あなたのレルム、サイバー教皇領ではなくて、別のレルムですね。 アンドレ:どこの? GM:《知力》で振ってみよう。 アンドレ:(コロコロ)ポシっときまーす。(コロコロ)達成値15。 GM:はいはい。そしたら、噂に聞いたことがあります。人と機械を融合させるようなレルムは、サイバー教皇領以外、地球上に存在していない筈なのですが、オーロシュには、サーコルドという異世界からやって来た、テクノデーモンという、性質(たち)の悪い生命体が、一匹いる。(オーロシュソースブックを見せる) アンドレ:えーっと、これ何? GM:この地球上に、唯一今存在しているテクノデーモン、スラッチェンでございます。そいつしかその奇跡は使えない。限定されます。 アンドレ:もしかして、ヤバい人? 闇影:ぶっちぎりでヤバい人です。 GM:どのくらいヤバいかというと、現在、オーロシュのハイロード、ゴーントマンが失踪してるんですけど、失踪してるのをいいことに、「私はゴーントマンの代理に任命された。ハイロード代理である。みんな従え」と言って、トップを張っていられるくらい。ただ、ものすごい勢いで全身サイバー化しているので、オーロシュでは見事に4ケース矛盾で、お友達も殆どいない。しかもこの覇権は、虎の威を借る狐なので、ゴーントマンが戻ってきたら、彼の牙城はあっという間に崩れ落ちる、っていう、非常に薄氷の上を踏んでいる生命体でもあります。 ディ:ハイロードに近いけれど、ダークネスデバイスと結びついていないから、まだハイロードにはなっていない。 GM:そうそう。で、周りの人は、魔物なので、「お前、デーモンっつてもさー。恐怖の力とかあるワケじゃないんでしょ?」って(笑)。 ディオルド:こんな哀れな生き物を俺は見たことがないよ。 GM:ほんっとに哀れですよ。マスターの個人評価としては、強いウー・ハンです(笑)。色んな苦労をした結果、今の立場にいるんですけど。
アンドレ:元に戻ると、その時のことは全く覚えていない? 闇影:覚えてないですね。 GM:首をひねりながら、「俺はなんであんなことをしたんだろう」と言ってます。 アンドレ:じゃあ、寄っていって、「あんなことって、どうした? 何かあったのか」 GM/交換手:「あっ、司祭様ですか。いや、アメリカ行きのチケットの手配をした覚えがあるんですけど、誰に頼まれたのか思い出せないんです」 アンドレほう。 GM/交換手:「あと、4人ぐらいの人の名前を言われて、その人たちがいなくなったことを確認させられました。『どちらにやられたかは判らないが、資格を奪われてしまったようだな』と、誰かが言っていた気がします」 アンドレ:資格? GM/交換手:「『だが、もうすぐだ。時の結節点はもうすぐだ』と。いやー、全然意味解んなくて、抱えてるのが苦しくて! 聞いてくださってありがとうございます、司祭様!」 アンドレ:俺、病院騎士なんだけど、と思いながら、「いや、これを聞くのが私の仕事だからな。とりあえず、サイバー教会はいいぞ」 GM/交換手:「サイバーは・・・何かこう、怖い経験をした気がするんですけど」(笑) アンドレ: 「ちょっと失礼していいかな」顔をぐりぐり触って、人工物がないかどうか見てみる。 GM:今はもう、普通にぷにぷにしてます。人工物なのは、ヅラぐらいで。 アンドレ:ヅラなんだ。とりあえず黙っておこうと思った(笑)。それぐらいは神の思し召しだ。 GM/交換手:「黒い服の人に声を掛けられてから、記憶がはっきりしないんですよ。あの人が何かやったんですかね?」 アンドレ:「いや? 彼は何もしていない。だが、雰囲気がまずそうだから、あまりこう、手を出してはいかんぞ」 GM/交換手:「は、はい・・・。あっ、そう だ。ディアン・なんたらって人の行方は、まだ見つからないのか、とも言っていた気がします」 アンドレ:あれー? イヤな予感が。ディへ連絡したいが、どこに繋げばいいんだろう。 ディオルド:そしたら、私は、フランス方面へ行くので、フランスに詳しいストームナイトって誰かいなかったっけ? ってあやめに調べてもらって、アンドレに連絡します。そろそろ合流したいなーと思いますので。 GM:ああ、解りました。その方がスムーズですね。ではディオルドからアンドレに、連絡が入ります。 ディオルド:「久しぶりだな。かくかくしかじかで、ディアンが危ないらしい」 アンドレ:「こっちもそういう話を聞いた。おたくの世界の生き物が、町の中を徘徊してるしな」 ディオルド:「ディアンと合流しよう」 アンドレ:「そうだな」 ディオルド:キーーーン(笑)。 GM:(早っ!)では、飛行機がキーーーンと飛んでいったところで、シーンを変えます。 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |