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第二幕

シーン６　Title Match
（ラウンド進行＝戦闘シーン  1/2）
 

赤ん坊をスリング（抱っこひも）で抱いたディアンは、何者かの視線を感じ、
待ち合わせ場所である教会の前を通り過ぎて脇道へ入る。
 

ディ：「さっきから、オレをつけていたな。オレに、何の用だ！」
 

と、ニッポンテックの忍者が次々に現れ、ディアンを包囲する。その数１６。
 

ＧＭ：忍者は言います。「ディアン・オブローだな。その資格、貰い受ける！」

ディ：資格・・・？

闇影：では、ここで登場しましょう。「待てえいっ！」
 

電信柱の上、黒装束に覆面（派手な色使い）の男が、腕組みをして立っている。
「そこな忍者ども、ひとり相手に寄ってたかって、恥ずかしくないのかぁっ！」
 

闇影：これで少なくとも半分くらいは引きつけられます。目の前にいきなり出てきたら。

ＧＭ：そりゃ、ビックリして半分くらいあなたへ向かいますが（笑）。

闇影：ディアンに言います。「闇影参上。助太刀しよう」

ディ：「・・・すまない」

 
１ラウンド目

ＧＭ：戦闘シーンに入ります。スタンダード、敵側先攻、ヒーロー後攻。推奨行動は〈攻撃〉／〈防御〉。ディオルドとアンドレも、この場に駆けつけることができます。

ディオルド：なーんか、出たくないなー。戦闘向きじゃない我々としては。

アンドレ：ねー。やめた方がいいかもしれない。

ディ：何言ってるんですか司祭様！（笑）

ＧＭ：では、４人の忍者がまとめて飛び上がり、闇影めがけて、旋風脚。

闇影：はい、一斉に全部、見切り（＊１１）ます。

ＧＭ：（コロコロ）ポシビリティを使います。

闇影：それは打ち消しますよ。

ＧＭ：４人の人数修正入って１６だ。

闇影：えーと、こっちは積極防御の達成値２８です。

ＧＭ：！！（笑）じゃあ、４人が一斉に、高速回転で蹴りを見舞うわけですが、「消えたっ？！」４人が交差します。空中で。

ディ：『いないっ？！』

ＧＭ：ですね。命中した瞬間、それは残像だった、になるので。あなたはさらに上にいます。

闇影：「甘い甘い甘い！　見切ったわー！　その程度で私に勝とうというのか！　この未熟者めがー！」

ＧＭ：見切りでカウンターですよね、どうぞ。

闇影：両手のシュピーゲル・ブレードで４人を攻撃します。（コロコロ）５ですね。でもここでやらないとまずいんで、“やり直し”を使います。

ＧＭ：はい。いつも通りの、僕ルールで、スタンダードシーンは手札から使っちゃっていいです。

闇影：（コロコロ）あまり変わんないなー。“アクション”使ってプラス３しましょう。命中基本値が２１で、４人狙いだから、マイナス６で１５か。

ＧＭ：ダメージをください。

闇影：ダメージは、ひとり頭１２しかいきません。

ＧＭ：ああ、それだったら。避けられたところに、肘の二刀、シュピーゲル・ブレードがビシビシビシビシッと入って弾き飛ばされて、電線の上に着地して、「こいつ、できる！」何故いちいち技の名前を叫ぶのか解らんが（笑）。（＊１２）

闇影：というわけで、攻撃が当たったんでカードもらいます。

ＧＭ：ディのところには、４人が一斉に躍りかかり、前後左右から、破岩拳。ダメージ基本値の高い、シンプルな技でございます。（コロコロ）ポシビリティを使います。

ディ：打ち消します。

ＧＭ：ふふふ。忍者をなめるなよ。達成値２１。

ディ：積極防御します。（コロコロ）達成値３２！　コリンの前にシールドをかざして受け止めます。

ＧＭ：止められました。で、追い討ちを掛けようとしていた連中は、「ちっ！　新手か」気配を察して、ディオルドとアンドレの方に向かっていきます。まず４人がですね、走りながら、死兆脚という技を、出してきます。特攻・急所攻撃です。命中判定マイナス５、ダメージプラス９。

ディ：そんなにダメージ高いんだ。

ＧＭ：通常の特攻より優れているのです。そして残りの４人が、さらに後ろから走ってきて、前の４人を踏み台にして、８人で蹴りを。

闇影：『しちょうきゃくぅっ！　とおっ！』

ＧＭ：って言えたらマスターが気持ちいいのになー（笑）。（コロコロ）振り足し！

アンドレ：なに？

ＧＭ：（コロコロ）出目だけで３９。ポシビリティを使いまーす。

アンドレ：そりゃ消すさ。いくらなんでも消すさ。

ＧＭ：よっしゃー。２人に対して、達成値２２。これは当たる予感？

ディオルド：やな感じだな。

アンドレ：はーい、マスター。８人同時に受ける、全部防ぐって話になるとどうなる？

ＧＭ：えーと、カバーリングなので、わざと食らって、ダメージをあなたが直で全部食らう代わりに、ディオルドは無傷。

アンドレ：受けきれるかなぁ。

闇影：ここでリーダーシップを使います。「お前たち！　甘い、甘いぞ！　そんなことで、正義が貫けると思っているのかー！」

ディ：叫ぶのはいいけど、具体的に何するのか指示してよ（笑）。

ＧＭ：そりゃもっともだ。

闇影：“アドレナリン”があるから、持ってってください。

アンドレ：はーい。これで“アドレナリン”が２枚。

闇影：出目が３９だから＋１１、プラス９でボーナスの合計は２０。忍者の《筋力》は８だから、２８が１発。多分いける。

ＧＭ：いいもん！　忍者の《筋力》９だもん！　１違うもん！（笑）２９ダメージ。

闇影：あと、人数分のボーナスが入るはず。

ＧＭ：よし、８人命中だから、＋４できるぞ！　３３ダメージ！

ディオルド：先生、お願いします。

アンドレ：じゃあ、“アドレナリン”２枚使って防ぐね。アーマー基本値１８＋６＝２４。９差。

闇影：１レベル負傷Ｋ３だから、ポシビリティ１点で全部消えますよ。

ＧＭ：全部止まった！　１点も抜けねぇ。絵的には、８人で突っ込んできたところを。

ディオルド：「やべっ、俺死ぬ！」って思ったら。

ＧＭ：彼が割って入って、蹴りが全弾、胸とか喉とか、一般人なら急所、ってところにががががっと入って、「取った！」って思ったところで。

アンドレ：「・・・甘い」（笑）

ＧＭ：しかも、回避行動を取っていないから、次の手番が残ってる。やっべー！

ディオルド：ありがとう。あなたが稼いでくれたこの１ターンで、僕は態勢を整えられるよ。

ＧＭ：ヒーロー側どうぞ。嫌な予感がするんですが。特に８人。

闇影：「見切ったわー！」って言って、今回は終了です。

ディ：オレも、積極防御済み。

アンドレ：多人数攻撃しまーす。何人目標にしようかなー。

ＧＭ：とりあえず８人、あなたの目の前にいます。

アンドレ：じゃあ、銃器抜き打ちで、８人狙います。

ＧＭ：武器は何でしたっけ。

アンドレ：ゴッドミーター。

ＧＭ：ゴッドミーター。「神に会ってこい」ってことですね（笑）。

闇影：ちょっと待って。至近距離ですよね。命中判定に最低でも＋１。ほぼ当たる。

アンドレ：あ、そっか。いつだったかの至近距離（＊１３）と同じね。

ＧＭ：きゅいーんと、あなたのサイバーアイが、照準をセットし直して、ゴッドミーターが火を噴きます。どうぞ。

アンドレ：いきまーす。（コロコロ）１０、振り足し！

ディオルド：お返しだぜ！

アンドレ：（コロコロ）１４。なんか、片付けておきたいから、ポシっときます。

ＧＭ：はい、どうぞ。消せない。

アンドレ：（コロコロ）２７だから、＋９。達成値２８。ダメージは２９。

ディオルド：“だめ押し”あげるよ。「そこだ！」

ＧＭ：うお！　そうすっと至近距離で炸裂弾がバンバンバンと撃ち込まれて、一斉に８つの花が。（計算して）２レベル負傷入ったから、重傷になって、次のラウンドは行動不能になります。一撃で戦闘不能にはならなかったけど、「ぐ、ぐう・・・」とか言いながら、膝をついています。行動成功なのでカードをどうぞ。

アンドレ：ということで、後は任せた。

ディオルド：えー？　しょうがないなー。 じゃあ複数回行動。獣化して殴る（笑）。（コロコロ）８。ポシを使うけれども。

ＧＭ：はい、どうぞ。

ディオルド：（コロコロ）２３。さらに“ドラマ”。

ＧＭ：きゃー！　や・ば・いー。

アンドレ：そういえばワーウルフって、堕落した存在なの？

闇影：いや、獣化の呪いがかかっているだけで、まだ、堕落はしてない。

ＧＭ：でも、片道切符をもらっている人。乗っちゃうかどうかは別として。

ディ：邪悪な行動を取った時に、堕落するんです。必要もないのに暴力を振るうとか。

闇影：あと、ストームナイトはね、邪悪な行動を見逃しても、邪悪と看做される。普通の人間が、見逃すのはオッケー。何故なら対抗できないから。対抗できる人間が見逃すのは、邪悪な行為。

アンドレ：なるほど。

ディオルド：〈獣化〉達成値が２５で、攻撃が２４。

ＧＭ：当たります。何だこの、獣の動きは！　見切れん！

ディオルド：ダメージは３０。とりあえず、７人相手ぐらいにしておきたいんだけど。

ＧＭ：解りました。じゃあ、「ギャー！」「ギャー！」「ギャー！」、最後のひとりは、外してあげる、みたいな。

ディオルド：あ、覚えてた、俺（笑）。

ＧＭ：壁に爪痕がぐわっと刻まれて、壁が崩れ落ちると同時に、彼らは今度こそ、神の身元へ召されます。

ディオルド：残るひとりを、真っ赤な目で、ぎらぎらと見てる。

アンドレ：横から押さえて、「ロープ、ロープ、ロープ」（笑）

ＧＭ：ヤバい、ヤバい。ガタガタブルブル。ということで、１ラウンド目終了です。

 
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