Eternal Smile > RESCUE 『RESCUE』 第一幕 シュア:お、いい感じ。地下鉄だと脱出ルートとして考えられる。 一同:うん。 シュア:ヴァイキングの軍勢から逃れるためにダンジョンへ入るっていう、すーごいファンタジー的絵面になるよー(笑)。ただ、それぐらいのことは、向こうも考えてるとは思うけどね。 闇影:トロールとかオーガとか、その辺が見張ってる可能性がでかいですね。 シュア:だから陽動自体は必要。少なくとも、ダンジョンの中の方が、少数精鋭で突破するにはいいと思う。 セバス:で、どこまで脱出させればいいの? GM:ここは闇のエリアのど真ん中なので、極論すれば、光のエリアまで高飛び、ですけど、島から脱出するだけの時間が稼げればいい、とアルフレドは言います。 マキシム:俺たちが敵を引きつけている間に、シュアに空輸してもらう。 シュア:ただ、時間がどのくらい掛かるかが、判断できない。二往復しなきゃいけないから。 闇影:それ以前に、最大の問題が、ここが闇のエリアってこと。つまり、空中において、さっきのドラゴン以外にも。 マキシム:あ、そうか。どんどん敵がやって来る可能性があるのか。 シュア:チュートン・ドラゴンに比べれば可愛いもんです。ぶっちゃけ大丈夫。ドラゴンも、捕捉さえされなければ、大丈夫。(考えて)マスター。できる限り安全に、少ない回数で済む脱出ルート、例えば、敵の包囲の穴とか、「気づかないはずのことに気づく」という方向性で、“警戒”カードを使えますかね? GM:いいですよ。ヴァイキングは、島の西半分を囲んでいます。東側の、橋で繋がった旧市街の方へ行っちゃえば、船で追いかけるのは難しいかもしれないですね。 闇影:一番確実なのは、船に乗って、海から離脱。 シュア:ただ、敵はヴァイキングですから。 マキシム:陸の方が守りやすいとは思う。空中戦になったら、俺らは何もできなくて、シュアの腕前に頼るしかないから。 シュア:そしたら、僕がヘリで運ぶと見せかけといて、地下鉄の列車を調達して、一気に突破する。これだったら、大人数を、堅い物で一度に運べる。 GM:(おお!) 闇影:地下を偵察ついでに回収しに行って、持ってきて、それで離脱。それはいいね。中途半端に、ヘリコプターを飛ばしたり、船で離脱したりするよりはよっぽどいい。 シュア:多分集中砲火されるんで、僕はあくまで陽動に徹して、みんなが行ってから、僕も離脱すればいい。 闇影:列車なら車庫に行けばあるはず。 シュア:もしくは、動かなくなって駅で止まってる奴とかもあるはず。 GM: なるほどね。誰が列車を動かす? シュア:ぶっちゃけて言うと、〈地上車操縦〉は技能がなくても振れるから(笑)。僕は簡単なレクチャーだけして、陽動は人に任せられないけど、運転は頼めると思います。 闇影:大丈夫だ! ナイル人がいれば何とかなる。 シュア:ナイル人がいると、変な方向に何とかなっちゃうからなー。マンガっぽく。 マキシム:バキッ!「レバーがなくなったぞ!」(笑) セバス:わし〈地上車操縦〉持ってる。 たださ、アクシオムレベルが足りないかもしれない。 シュア:お爺ちゃんの技術レベルは、石炭隆盛の時代ですからね。汽車ができて、みんなが万歳ー! ってしてる頃です。 セバス:丘蒸気、丘蒸気だ!(笑) シュア:あとは電源の確保か。ディーゼル機関車が見つかれば楽勝ですけど。 闇影:この手の島だと、逆に、電力が不安定だから、 予備としてディーゼル車を使ってる可能性もでかい。 シュア:確認するけど、教会の電気って、どうなってます? 教会で電気が使えれば、多分、ここのライフラインは生きてる。 マキシム:うんうん、そうだよね。電気が来てるってことだもん。 闇影:大丈夫だ! 最悪、マキシムという馬がいる。 マキシム:引くのかよ! GM:それか、ディアンと2人で押す? シュア:偉大な騎士様たちが、人々の乗った列車を、がーっと押していきました、って、吟遊詩人が語る話になるんですけど(笑)。 セバス:あ、じゃあ俺が鞭持って、「ほら、押せ押せー!」 GM:解りました。すごく面白いアイデアなので、「ドラマチックな行動解決」を使ってみようと思います。場札をめくって、制限時間内に、AからDの順番で、決められた判定をクリアできればOK。ただ、そのラウンドに、場札の真ん中に書いてある手順しかできません。 シュア:だから、手順ABCDって書いてあればいいけど、例えば、AやりたいのにBしか来ない、とかで、やきもきする展開になる。爆弾解体とか再現する時に使う、制限時間を表すルールですね。 セバス:ああ、ここの手順って、そうやって使うんだ? 何だろうと思ってた。 GM:制限時間は10ラウンド。10ラウンド目の終わりに、ヴァイキングが総攻撃を始めると思ってください。 シュア:この教会は放棄しちゃってOK? GM:はい。もうそれは仕方がない。 セバス:じゃ、しんがりをうちらがやるとして。 GM:手順はAからDまで。列車を確保するのと、電源の修理と、最初の滑り出しと、実際の操縦で、4段階かな。 シュア:技能で言うと、それぞれ何になりますか? GM:列車の確保は、〈発見〉か〈手掛かり分析〉。 闇影:どこに隠して置いてあるか、ですね。 GM:車庫と思われる場所はどこか、かな。場所が判っても、本来は移動の時間とか掛かるけど、それはなしにしますね。電源の修理は〈知識(機械工学)〉。 シュア:よし、できる。 GM:列車を動かすのは〈重量挙げ〉。 マキシム:俺が持ってる。 GM:最後、操縦は、見よう見まねで誰かが動かしちゃってくれ。 セバス:馬の要領でいいんだろ? んー、どこに手綱があるんだね?(笑) 闇影:因みに、つい最近に至るまで、列車の操縦方法って変わってないから。 レバーを回してガッチャンって、蒸気機関車の頃から全然変わってないから。 シュア:10ラウンドの間に、ABCDがちゃんと揃う、っていうのが大事ですね。うまくいかない場合には、ごり押しっていうルールもあるんで、その時は、頑張りましょう。 一同:(頷く) "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |