Eternal Smile > RESCUE 『RESCUE』 第二幕
闇影:私は、人目につかなくてどっか高いところ(*16)で深夜まで瞑想して、そのまま瞑想してるのか寝てるのか誰も解らない状況です。朝日がかーっと昇ると、目がくわっ! と開く。 GM:そうすると、下から声が聞こえます。「ミスター・ヤミカゲ」 闇影:ぴくっと反応します。 GM:スヴィンが立ってるよ。 闇影:じゃあ、ふっと姿が消えて、呼び掛けた彼の真後ろに立つ。「何か御用か?」後ろから急に声が掛かる。 GM/スヴィン:「・・・これこそ東洋の神秘というやつだね」 闇影:「東洋の神秘? 違うな。ドイツの神秘だ!」ゲルマン忍法だから(笑)。 GM/スヴィン:「失礼した。あなたが出発する前に、ひとつ試してみたいことがあるのだが」 闇影:「ほう」興味深げに聞きます。 GM/スヴィン:「わたしは、特定の人物にメッセージを伝える魔法を使うことができる」 闇影:「それはいい。きっとディアンも喜んでくれるだろう」 GM:「詠唱には時間が掛かる。もしよければ、日付と場所を指定するから、あなたの仲間たちと一緒に来てもらいたい」スヴィンが使おうとしているのは、金属の鳥が言葉を運ぶ魔法、【ヴォルトフズ・リトル・バード】です。 闇影:はいはいはい。会話を送るヤツですね。 セバス:俗に言う伝書鳩プロトコルってやつか(笑)。 マキシム:ディアンに俺たちの言葉が届く。 シュア:それは助かりますね。 GM/スヴィン:「瞑想の邪魔をしてしまって申し訳ない」 闇影:首を横に振りながら、「いや、有り難い。我々はこうやって動き回ることで気が紛れるが、捕えられている本人は、そうはいくまい。まして、己と引き換えにドラカヌスを要求された、ディアンの心情たるや、察して余りある。それを少しでも軽くすることができれば、我々としては僥倖だ。そして、彼には、希望を与えられる」そう言って、スヴィンに頭を下げて、「この通り、礼を言う」 GM/スヴィン:「ただ、魔法の効果範囲、すなわち鳥が飛んでいける範囲は限られている。わたしを、ストックホルムまで運んでもらえるだろうか」 闇影:「それは構わん。仲間たちに伝えておこう」 GM/スヴィン:「もうひとつ。触媒として、メッセージを伝える相手の持ち物が必要なのだが」 マキシム:俺が首飾り持ってる。 GM/スヴィン:「それを借りることはできるだろうか」 闇影:「可能だ」 GM/スヴィン:「では、あなたの仲間に、それを持ってわたしのところへ来るよう伝えてほしい」 闇影:「了解した」
GM:なんか無理矢理ですみません。今回、せっかく舞台がアイルだから、魔法とか使ってみたいなーと思って。 シュア:いえいえ。連絡手段があるのは、すごく助かることなので。 GM:ゲーム的に言いますと、伝言の長さは1分間です。私、時計見て測ります。 セバス:ほう。 GM:皆さん、レコーダーに向かって思いの丈を1分間喋ってください。 マキシム:おおー。 GM:ディアンにだけその言葉は聞こえます。彼が生きていれば。 シュア:届いた/届かなかったは、解るんですか? GM:魔法の説明を読みますね。『鳥は、対象のところへ飛んでいって、到着したら、対象の耳元で、伝言を囁く。対象が見つかるまでくるくるまわって飛ぶ。見つからない場合や、場所を対象とした場合は、持続時間(1時間)が過ぎるか、誰かが止めるように言うまでは、大声で伝言を叫び続ける』 一同:・・・・・。 セバス:それ、ダメじゃん。 シュア:完全に面白絵面になりますよね。鳥が届かないところ、地下とかにディがいた場合には、ヴァイキングたちのど真ん中で、よく判らないメッセージを大音声で延々喋り続ける。で、ひとしきり喋ったら飛び去る。うわ、場所対象にしたい! 場所対象で、延々1時間、ユーソリオンのばーか、ばーか、ばーか! って喋らせたい!(笑) マキシム:1時間馬鹿にし続ける。なんて嫌なストームナイトだ。 シュア:いや、一応ここはちゃんとディを励ますべきだけど、つい。 闇影:アイルの魔法は、これみたいに、作った奴何考えてんの、っていうのが多いです。羊の毛を手で刈る魔法とかね。 シュア:手で撫でて、つるーん、つるーん、はい次ー。 闇影:羊飼いには非常に便利な魔法ですが。嫌がって暴れる羊を無理矢理押さえつける必要がない。しかも、羊を怪我させなくて済む! マキシム:面白いね。 シュア:アイルは全部魔法でやる世界なんだな、っていうのがよく解りますね。 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |