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TORGリプレイ

『REWRITE』

 

第一幕

 
シーン1 正義の味方、惨状
 

GM:さて、皆様はということで、まず、閃光寺光。

:はいはい。

GM:敵にバキーッってやられます!(笑)

:「うわーっ! くそぅ、やりやがって!」相手は誰?

GM:ショックトルーパーどもですよ。ナイルでおなじみの、兵隊連中でございます。

:こんな感じ?「ふっふっふ、まさかお前がフラッシュマンだったとはな、閃光寺光」「ば、バレてる!」

GM:あ、バレてていいの?

:だって、フラッシュマンの腕が取れたってことは、光の方も腕取れてるワケだから。

GM:いや、ただ単に、片手の邪魔くさいガキがいたんで、殴っただけです(笑)。「我々の服に埃をつけるとは、何たる無礼な!」「わっはっはー、俺たち上半身裸だけどなー」とか言いながら。

ユウイチ:これ、どう見ても言いがかりだろ。

GM:勿論、全力で言いがかりですよ。こいつら全員、本性:悪だから(笑)。

:「くそぅ、今の俺に力があれば・・・」と悔しがる。そうすると、ショックトルーパーの親玉が出てくるわけですよ。「まあ待て」

GM:そう。「まあ、待つアルよ」

:アルよかよ!「お、お前はウー・ハン!」

GM/ウー・ハン:「ん? 貴様は、フラッシュマンがいる時によく見る小僧だな」

:まだバレてねぇ! っていうか、気づけ!(笑)

GM:あなたの片手がないところをげしげし蹴りながら。

:「ぐはっ!」

GM/ウー・ハン:「そういえばこの間フラッシュマンは片手を失ったという。ファンにも程があるアルよ!」(笑)

:なんで気づかねぇ!

マキシム:ありえねー!

:「フラッシュマンが、フラッシュマンが、お前を倒してやるからな!」みたいなことを言って、逃げようとする。

GM/ウー・ハン:「わはは、笑わせるな。あんな光るだけのヤツに何ができる!」

一同:(笑)

:「ウー・ハン! またお前、何か悪いことを考えているんだな!」

GM/ウー・ハン:「わはははは。当たり前アルよ!」

:「じゃ、冥土の土産に聞かせてくれ!」

ユウイチ:死ぬのかよ!

GM:「・・・いい覚悟アルね」というわけで、場所の説明をしましょう。ここはイギリス。

ディアン:えっ、イギリス?

:まさか、イギリスにショックトルーパーがいるなんて!

GM:ファンタジー世界、アイルの優勢エリア。イギリス北東部の、遺跡のように変化してしまった港の近くで、あなたは今、ショックトルーパーにげしげしやられてる真っ最中です。お次はユウイチ。あなたのところに、アイルの政府関係者から話が来ています。

ユウイチ:また?

GM:『イギリスの北東部に、謎の流星が落ちた。ほぼ同時刻に、闇の勢力なども動いているのが確認されている。それについて、調査を依頼したい』

ユウイチ:流星の調査か。何でいきなり私に依頼が来るんでしょうか。私はただの運送屋だと毎回言ってるんですけどねー!

GM:『その辺りは、丁度今、時期的にストームが乱れていて、腕のある者でないと、そこまで飛ばせないんです』

ユウイチ:何だか、ストームを越えるということが、私のアイデンティティになってきてるような気がする。

:魂を揺さぶる言葉だね。「あなたしかできません」的な。

ユウイチ:嬉しさのあまり宙返りします。

GM:『いや、申し訳ない、あなたほどの優秀なパイロット、仕事が沢山あるのは解っているのですが』と、すごーく誠実そうな無線の声が。

ユウイチ:「そうですか。まあいいですけど、私、行ってくるだけしかできませんよ」

GM:『あなたの方で、必要な人員は加えてくださって構いません。当然こちらでも仲介しますが』

ユウイチ:とりあえず、何かあった時に守ってくれる人、もしくは戦闘を代理できる人を、必要としております。

GM:なるほど。そんなわけであなたは、依頼を受けて出発しました。さて、こちらの2人。

マキシムディアン:はい。

GM:アーディネイ女王の元を離れて、しばらく経ちました。その間、闇の勢力の、妙なモンスターがいれば、ぶった斬り、闇の魔道師がいればぶった斬り、困った人がいれば、「誰に困らされているんだい?」と訊いて、そいつをぶった斬り(笑)。

ディアン:やってないぞ! そんな極端なことは。

ユウイチ:(聞いてない)土砂崩れが起こったなら、ぶった斬り。

:雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ。

GM:などとやりながら、あなたたちは、イギリスの北東部にやって来ました。こちらは天候が随分乱れていて、海も荒れております。で、遠くの方には、ヴァイキングの船なんかも見えちゃったりなんかしちゃったりして。

ディアン:「雨が・・・降るかもしれないな」

GM:ということで、お2人、〈発見〉を振ってください。

マキシム:はい。(コロコロ)おぉ、すごい高ぇ、19か。

ディアン:ああ、任せた。

マキシム:+6でしょ。〈発見〉12と足して、達成値18。

GM:お、素晴らしい。そうしますと、海の近くで、ショックトルーパーらしき連中が、何かごちゃごちゃと、やっている様子が、目に入ります。

マキシム:ごちゃごちゃというのは、乱闘してるって感じ?

GM:まぁ、一体多数を乱闘と呼ぶならば。

ユウイチ:それはもしかして、フクロと呼びませんか?

GM:フクロって言いますね。業界用語で(笑)。

マキシム:「ディアン。向こうで、ショックトルーパーが暴れてるぞ」

ディアン:「ショックトルーパー? 何故、アイルに、ショックトルーパーが、いる?」

マキシム:「奴らのことだ。どうせ、ろくなことをしてないだろ。行くぞディアン!」

GM:では、あなたたちは走り出しました。丁度その頃、光を足蹴にして、ウー・ハンが「冥土の土産なんて、貴様には過ぎたものアル。こいつを磔にしろ!」と言ってですね。

:「やめろー!」とか言いながら、回転する木板に磔にされて、海ん中に顔を漬けられて、「あばばばば!」(笑)

ユウイチ:うわ、海水が傷に染みるぞー。

GM:上に上がってきたところで、波がジャバーン! 下でも水、上でも水、っていう。

:「くそー! 殺すなら今殺せー!」

GM:光、〈発見〉。

:はい。(コロコロ)1ぃ?!(笑)

マキシム:水で霞んで何も見えないんだ。

GM:うん。何も見えない。さて、近寄った2人には、様子が見えてきました。ショックトルーパーがいっぱいいて、何だあの、昔の低俗なバラエティみたいのは、っていう(笑)。

:よく考えたら、何でこんなアイルくんだりまで来て、俺を拷問してるんだ。

GM:ショックトルーパーの声が聞こえるんですけど、「俺たち何で、こんなことしてるんだろうなー」「これだからもう、ウー・ハン総督は、行き当たりばったりで」みたいなね。

ディアン:あ、あの、怒鳴っていいか。「お前たち、何をしているっ!」

GM:そうすると連中は、振り返るんですが・・・3人とも、もう1回〈発見〉振ってください。

マキシム:(コロコロ)達成値11。

ディアン:10。

:4。

GM:4の人はさすがに気づかない。「あばばばばー!」(笑)他の2人は気づきます。ショックトルーパーが振り返ったところで、後ろから、シーサーペントがぶわっと出てきまして、あなたにガップリ。

一同:えーっ?!(笑)

:待て待て待て、ここは食われとくべきだ。

GM:ということで、戦闘開始!

 
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