Eternal Smile > REWRITE
 

 
TORGリプレイ

『REWRITE』

 

第二幕

 
シーン1 消せない刻印(承前)
 

GM:あなたの身元確認をして、『こちらは、イギリス政府の者だが、あなたは、どこどこで、こうこうこういう人を、拾いましたよね』(断定)

ユウイチ:イギリス政府? それは、アイルではないってこと?

GM:正確に言うと、アイルの方に、実質的な権限を全て委譲しているので、まあ、有名無実と言えば聞こえは悪いのですが、イギリス政府も存在そのものはしているんです。

ユウイチ:断定的に言ってきたのね。えーと、どうしようかな。この場合、素直に言った方がいいのか、それとも。

:ま、隠す理由はないな。それに、身元が判るのは結構有り難い。

ユウイチ:うーん。一応「拾いました」と言ってみるか。

GM/政府関係者:『ああ、ありがとう。ではこちらで回収するので、どこどこのポイントで降ろしてくれ』

ユウイチ:「えー? 降ろすんですか。結構重傷のようなので、病院に運ぶのが先かと思・・・」

GM/政府関係者:『(遮って)それはこちらで手配するから降ろしてくれ』

:お。嫌ーな感じ。

GM/政府関係者:『確認したところによると、貴君は、現地調査を依頼されているということだが、そちらの方に全力を傾けてくだされば結構だ』

ユウイチ:(冷めた目で)ほうー。

ディアン:「ユウイチ、何と言っている?」

ユウイチ:じゃあ、ストレートに同じ表現をそのまま返そう。

:それを聞いて、「嫌な予感がする・・・」って無駄に言ってみる。

ユウイチ:「うん、おれもそう思う。たまには意見が合うな、ピカル!」

:「はっはっは、素敵なことだな!」

ユウイチ:「素敵なことだな!」ちょっと嫌そうな顔でな。とりあえず、どういう風に返答した方がいいかなー。

ディアン:「(横からマイクに)拾ったのは、ユウイチではなくて、オレだ。オレは、アーディネイ女王陛下から、調査の依頼は、受けて、いない」

GM/政府関係者:『あなたは?』

ディアン:「ストームナイト、ディアン・オブロー」

GM:そうすると一瞬間が空いて、『・・・ああ』っていう声が聞こえて、『・・・ああ、犯罪者か』

マキシム:なっ?!(気色ばむ)

ディアン:・・・・・。

GM:すっげー小声でね。聞こえるとは思ってなかったっぽいんですけど。向こうは続けて、『アイル政府の、常日頃の協力には感謝している。では、その男を渡してくれ』

ユウイチ:「とりあえず、理由を聞かせてもらわないとねえ。私は別に、・・・」

GM/政府関係者:『秘密だ』

ユウイチ:あ、そう。うーん、確かに、女王に依頼はされてるけどなー(考え込む)。

:ここで、バカが拒否してみる?「誰がお前なんかに!」って。

GM/政府関係者:『すまないが、そちらの天候は、徐々に悪くなっていると聞く。これ以上荒れないうちに、回収しておきたいのだが』

ユウイチ:「あ、ちょっと待って」ピッ。「(ツマミをいじりつつ)あれ、ちょっと通信が、おかしくなってきたか、な」

ディアン:なるほど。

:やるなぁー。

GM/政府関係者:『もしもしー、もしもしー?』

マキシム:わざとこう、止めちゃうんだ。

ユウイチ:「CQ、C、Q・・・」キーン。故障ランプ点灯(笑)。

GM:では通信は一回切れます。

ユウイチ:はあー(深い溜息)。

 
NEXT → ふとユウイチは、知恵を借りられそうな“知人”のことを思い出す……
 


PREVIOUS

back to Eternal Smile


"Eternal Smile" Since 2002.02.02
Copyright (C) 2002-2020 Charmy. All Rights Reserved.

E-mail:charmy_s@mac.com