Eternal Smile > REWRITE 『REWRITE』 第二幕 GM:でですね、教授がもうちょっとで到着するかな、ぐらいの時に、彼が、うっすらと、目を覚ましそうになっています。 光:じゃあストレートにいこうか。「しっかりしろ!」ガクガクガク。 GM:「あ、ああ・・・」揺さぶられて、ちょっと気持ち悪くなってるみたい。 ユウイチ:やった瞬間に後ろからゴン! 光:「あぅっ!」 ディアン:マスター。名誉の法則で、活力を与えることは可能ですか? GM:可能ですよ。 ディアン:やります。 GM:はい。では、ディの手がフワッと光って。 光:ああ、アレだ。ホイミだ。 GM:えーと、D&Dの世界だと、パラディンのレイオブハンドってヤツですね。そうすると、彼がすっと起き上がって、あなたたちを見て、呆けたような顔をします。 ユウイチ:「大丈夫か?」って言って、ペットボトルの水を一本出そう。 GM:彼はこう、首を傾げて。 ディアン:「覚えて、いないか?」 GM/青年:「君たちは?」 光:「俺の名は閃光寺光!」以下略(笑)。 GM:なーんて自己紹介してる時に、彼は、自分の腕を見て、何か発見したような顔をして、「・・・ああ・・・。私は、アーサー・リゲルという」 ディアン:「アーサー・リゲル?」 GM/アーサー:「君たちが、助けてくれたのだな」 ユウイチ:「まあ、気絶してたトコを拾ったっていうのが正解なのかな」 GM:「ありがとう。(頭を振りながら)迷惑を掛けたようだ。申し訳ない。何か御礼ができれば、いいのだが・・・」って言いながら、身体を探るんだけど、何もないようで、「どこどこの銀行の、何番に、金が入っているから、それを使ってくれて構わない」 ユウイチ:一応メモはしとくけど、「いや、そういうのはいいんだ。代わりに、おれの質問に、正直に答えてくれればいい」 GM/アーサー:「できる範囲で答えよう」 ユウイチ:「まず、君は、どうして、あの場にいたのかな。どういう状況で来たか覚えてないのかい?」 GM:そうすると、あなたの目をしっかりと見て、「すまないが、解らない」 ユウイチ:「なるほど」 ディアン:「最後に、覚えているのは、どこに、いた時だ?」 GM:(コロコロ)・・・そうすると頭を振りながら、「高い、塔の上に・・・」 ディアン:「高い、塔・・・」 GM:「彼女、彼女、彼女・・・」って言いながらこう、自分の言葉の中に沈んでいくような。 ディアン:うわ、何となく解った気がする、オレ。 マキシム:え? これだけで? GM:そう言うと彼は、頭が痛くなった様子で、「す、すまない。よく解らない」 ユウイチ:「まあ、水を飲みな」って渡して、「もうすぐ医者が来るから、君は怪我をしているようだし、手当てをしようと思うが、やってもらってもいいかね?」 GM/アーサー:「いや、それは必要ない。先ほどの彼の奇跡で、随分良くなった。もし、差し支えなければ、ここがどこだか教えてもらえないか。ここは、イギリスだね?」 ユウイチ:それには答えてもいいだろう。「そうだ」
ユウイチ:もうひとつ訊いてみようか。「ぶしつけな質問で申し訳ないが、君の身体に彫ってある、それは何なのか、教えてもらってもいいか? さっき、君は自分の傷を見て、自分の名前を思い出したね」 GM:(コロコロ)アーサーは「解らない」と答えます。 ユウイチ:解らない。(考え込む) 光:ナイル人ってさ、相手が善か悪かはっきり判る方法ってなかったっけ。 GM:“警戒”カードがないと判らない。そして、彼がもし、悪意を持って虚偽を口にしているならば、ここはアイル優勢エリアだから、彼の外見に変化が起こる筈なんですよ。例えば、ずっと悪いことを言っていたら、鼻が鷲っ鼻になったりとかするんで(笑)。 光:じゃあ、嘘は言ってない。 GM:要するに、悪意を持って君たちを騙そうとはしていないですね。 ユウイチ:あとひとつだけ。「これは君の許可をもらいたいことなんだが、もうすぐ医者が来ると言ったが、その医者は言語に長けているので、君の身体の、文字をちょっと解読してもらってはいけないか」 GM/アーサー:「・・・・・」 ユウイチ:「決して悪いようにはしない」 GM:〈説得〉で。誠意を持って話してくれたと思うので、ボーナスを1点あげます。 ユウイチ:とりあえず振ってみよう。(コロコロ)13。ポシビリティ1点使います。(コロコロ)1、ですから10扱いで23。 光:もういいんじゃね? GM:とりあえず、今ので達成値がどのくらいか教えてください。 ユウイチ:今の段階で? 〈説得〉持ってない場合は《魅力》ですよね。19。 GM:19。うーん、そうだな、あなたの話している様子に、彼は、警戒心が薄らいだような気はします。 ユウイチ:なら、“ヒーロー”を使って、説得的な言葉をもう少し付け加えよう。「君の身体に書かれている文字に関しては、もしかすると、君自身にとって悪いことになる言葉が含まれているかもしれない。よって、今その意味を知っておけば、我々は君に対して友好的に働けると思うのだ。今の段階で、我々は君に敵対しようとは思わない」(コロコロ)12。35。+10ですから、達成値21になる。 マキシム:拒みはしないでしょ、もう。 ユウイチ:じゃあ、いいか、これで。賭けてみよう。以上です。 GM:はい。そうすると、彼は、随分躊躇した様子でしたけども、「解った。君たちを、信用しよう」と言います。 ユウイチ:そしたら、「ありがとう」と頭を下げよう。 GM:「いや、こちらこそ、善意で言ってくれてるのだから、こちらがお礼を言う立場だ。ありがとう」と言って、改めて腰を降ろします。 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |