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TORGリプレイ

『REWRITE』

 

第二幕

 
シーン4 大脱出!
 

やがて、一行が身を潜めているバラックを、
迷彩柄の雨合羽を着た男――ラザルス教授と助手がこっそりと訪れる。
 

ユウイチ:みんな。教授が後を尾行られてないか、〈発見〉してみないか?

GM:探すんであれば〈発見〉で。

ユウイチ:「誰か来たようだから、一応、ちょっと見てくれないか」

:あいあい。(コロコロ)達成値10。

ユウイチ:(コロコロ)あ、20だ、振り足し。(コロコロ)34。また+10だよ。達成値22。

マキシム:すげぇ。

ユウイチ:何だろう。後が恐いよ!

GM:では、ユウイチには、彼らから随分離れて、遠くの方に不審な影が見えました。

ユウイチ:影?

:どうやら追跡されていた。

GM:追跡されていたのか、自分たちを捜してたところに教授たちがやって来たのかは解らないけど。

ユウイチ:あー、怪しいの、めっけ。そしたらね、「まあ、どうぞ」と言って中に入れて、いったん閉めよう、扉を。

GM:2人は気づいてなくて、入る。

ユウイチ:閉めた瞬間に、後ろから助手の頭をポーンと殴る。「教授! あんたまた、ヘマしましたね! どうするんですか!」

GM/ラザルス:「何のことかね」

ユウイチ:「尾行られてましたよ」

GM/ラザルス:「そうか。神のみわざだな」(笑)

マキシム:こいつは・・・。

ユウイチ:「あなたを神の供物にしていいんですか?」

GM:「そのような文化形態はだね!」以下略。(ユウイチと喧喧囂囂)

ディアン:マスター、扉を細く開けて、剣に手を置いておきます。臨戦態勢。

GM:ではディアン、〈発見〉。

ディアン:(コロコロ)ポシビリティを使う。(コロコロ)達成値14。

GM:そうするとですね、軍服を着た人がパラパラっと走ってきてー、筒のような物を、肩にガチャッと構えてー。

マキシム:おぉぉぉー?

GM:ディアンの認識としては、あれ、誰か来たな、2、3人来たな。何か肩に担いだぞ。撃った!

ディアン:! 「みんな、伏せろ!」

GM:伏せろって言われた時に、他の人も状況が理解できます。ロケットランチャーを担いだ兵士3人が、一斉射撃をしてきました。当然ここは障壁とかないんで、多分窓とかドアとか突き破って爆発するだろう、ということまで解って構いません。

ユウイチ:うわああー。

GM:即座に動くんであれば“緊急行動”。

マキシム:あっ、“緊急行動”使わないとダメか。

:ないよー。

マキシム:ない。

ユウイチ:困ったなー。

ディアン:“敵方失敗”を使う!

GM:はい、解りました。そうすると、何らかの理由により、弾が、逸れて、爆発しました。

:お! よかったよかった。

GM:因みに、何でかは判りません。何でかは判らないけど、弾が逸れました。向こうは何か怯えたような表情をしています。で、さらに兵士たちが出てくる気配があります。手に重火器とか持って。

ユウイチ:厄介だなー。

ディアン:外に出て、建物の扉を背にしよう。

GM:とりあえず今は爆炎がバーッと上がってて、雨もまだ止みきってはいないので、それが煙幕になっています。

ユウイチ:(少し考えて)えーと、飛行機にNPCたちを乗せて、離陸するまでの間、みんなが切り払いながら、飛び乗るってこと、できます?

:あー、それカッコいいなー。

GM:できますね。達成値次第というのがこのゲームの良いところなので(笑)。

ユウイチ:みんな、根性でやってみる気、あるかい? カッコ良く決まると思うんだけど。これだと、飛行機で動くことになるけども、確実に逃げることはできる。

マキシム:あっ、それだったら俺が、爆発した時点で、外に飛び出して、「乗れっ! ユウイチ!」みんなを行かせるような形で剣を構える。

ユウイチ:では、「みんな、5分・・・いや、3分だけ時間を稼いでくれ」と言う。わざと言い直す。

:うん、いいねいいねいいね!

GM:そう言って、扉からユウイチがバッと飛び出して、飛行機の方へ走る、と。

ユウイチ:教授と助手を連れて。

ディアン:「アーサー、お前も、ドラゴンに!」

ユウイチ:「こっちへ来い!」と叫ぼう。

GM:アーサーは、いつの間にか立ち上がっていて、撃った奴らの方向を見ていたようなのですが、その声を聞いて、少し躊躇した後について行きます。

ユウイチ:うん。何となく彼は闘わせちゃいけない、というのを本能的に感じています。

:じゃ、俺ここで行動宣言したいな。パッパーラッパー、パッパーラッパー♪

ディアン:変身か。

:変身して、高いトコに上って、【ダズル】(*11)で、光っとこうかなと。

GM:解りました。では、【チェンジ】でまず、リンク切れる可能性があるんで、一応振ってください。

:はい。変身ー。(コロコロ・・・1)ははははは!

一同:ホントに1振った!(笑)

マキシム:アホだ!

:Oh! ワタシアイル人デース!

GM:そうすると気分良く飛び出して、「よし、ここで俺のテーマソングがー!」ぶちっ!(笑)っていう。

ユウイチ:えー・・・ピカル、乗れ、さっさと。

:俺、役立たず(笑)。ということで、リンク切りました。くそー、ここで【ダズル】使いたかったー!

マキシム:しょうがないだろ、1振ったんだから。

ディアン:「光、危ない!」と言って、腕を引っ張って、ユウイチの方に走る。

GM:マキシムとディアン。2人は、〈回避〉いくつですか?

ディアン:18。

マキシム:17。

GM:(溜息)まー、一応振るか(笑)。(コロコロ)ん! そうすると、煙の中から、「奴らが逃げるぞ!」みたいな声が聞こえて、マシンガンとかガガガガガって撃たれるんですけど、ディアンは、光を庇いながら、うまく遮蔽を取りつつ走っていって、少し後ろで、しんがりを務めるマキシムは、その鉄塊で、楯のようにカンカンカンカン! とやりながら(笑)、走っていきます。

 
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