Eternal Smile > I Have No Mouth, and I Must Scream 『I Have No Mouth, and I Must Scream』(おれには口がない、それでもおれは叫ぶ) 限りなく今に近い未来……… Prologueこれは、リプレイ『STORM』のあとがきで紹介した、当日の夜中にプレイヤーさんをひとりスカウトしてフルメンバーで遊んだセッションの、プレイレポートです。 GMいわく、このシナリオは、「第14回トーグオンリーコンでやったシナリオのセルフリメイク」とのことでした。私の受けた印象は、「カルピスの原液をそのまま出された感じ」(笑)。初心者優先卓で、この濃さだとかなりきつかったんじゃない? と思わずにはいられませんでしたが、オンリーコンでは適度に薄めていたそうです。 親子の情。男女の情。仲間への情。 私は、様々なリプレイで活躍しているマキシミリアン(マキシム)の妻、火士ハッカーの芹奈さんを演じました。夫の居ぬ間の副業、2回目です。シナリオの冒頭に大きくプライドを傷つけられる出来事が発生し、その相手への復讐を果たしたことで、6点のボーナスポシビリティを得ました。復讐の法則をまともに使ったのは初めてです。 復讐、すなわち「落とし前をつけさせる」とは、一般的には「相手の生命を奪う」ことですが、もし芹奈が復讐を遂げた場合、別の人物(事情を何も知らない少女)が大きく傷つくことになりました。それはストームナイトとして褒められた行動ではありません。 TORGでは、対人行動で「プレイヤーズコール」を達成すれば、言った通りの結果が起きます。芹奈は、世界へ復讐したいという相手の独白を聞き、相手を説得して復讐心を砕く作戦を取りました。勿論仲間のサポートあってこそですが、セッション後に他のプレイヤーさんから「あれはパーフェクトゲームでした」というお褒めの言葉をいただきました。わーい。 皆さん、私の拙い語彙では伝えきれないくらい、凄まじくカッコ良かったです。人間、心の底から感動すると、「うわー!」とか「すげー!」とかしか、言葉が出なくなるものなんですね。背負っている過去と、その過去ゆえに未来に抱く決意がカッコ良すぎて、もし芹奈さんが独身だったら確実に誰かに惚れてました。 ・神崎 龍信(かんざき・りゅうしん) 20歳 コアアースの剣術家 ・マルセル・バルボー 30代後半 サイバー教皇領の元異端審問官 ・フリオ・アルジェント 35歳 ナイル帝国の復讐の鬼 ・牧野 芹奈(まきの・せりな) 25歳 ニッポンテックの火士ハッカー (→NEXT) "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |