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第7回トーグオンリーコンベンションプレイレポート
学園TORG

『新たなる絆、そして未来へ』

 

後編:新たなる絆、そして未来へ

 
第二幕

 文化祭直前に似た、楽しい準備の時間はあっという間に過ぎ去り、ハロウィンパーティ当日。襲撃に備え、レディアスは本物の鎧と剣を装備する。ジェロームも、カボチャの被り物と黒ローブの下で、油断なく目を光らせる。

GM/エミリー:「見て見て! あの鎧と剣、本物みたいよ、カッコいい!」
ビリー:「レディアスにそんな趣味があるとはな。何にでもこだわりのある奴だからな」
レディアス:(ナイスフォローだ、ビリー)

 賑やかな輪から離れて、ティータイムを楽しむシャーリー。その前に立つのは、緊張してカチンコチンになった、タキシード姿のロイ。

GM/ロイ:「シャーリーさん、ど、どうでしょうか?」
シャーリー:「とても良くお似合いでしてよ」

 そして、祭りが最高潮を迎えようという時。
 上空から、漆黒のものが3体降下してくる。先頭にいる1体が、手を天に掲げたと思うと、校舎の一角が燃え上がる。

GM/サイバー・デーモン:「我々の支配の絆から逃げ出した、ゴスポグを追ってきてみれば、こんなところに面白い狩り場があるとは。さて、ちょっと楽しませてもらおうか。ハーッハッハッハ!」

 次々に崩れ落ちるガラス。生徒たちの悲鳴と叫び。

レディアス:「あそこにいるのは、俺たちが戦わなければいけない敵。君は早く逃げるんだ」
GM/キャミィ:「えっ、えっ? そんなに怖いの?」
レディアス:「(不敵な笑みを浮かべて)いや、怖くはない。だが、君らにとっては危険だ」

GM/ロイ:「ダメです、シャーリーさん! あんな化け物のところに行っちゃいけません!」
シャーリー:「ごめんなさい。あなたには大変申し訳ないのですが、行かなければなりません。それが、私の運命です」

GM/イリス:「お兄ちゃん、やめて! パパとママみたいになっちゃうよ! いなくなっちゃイヤだよう!」
ジェローム:「お前は俺が死んだと思っていたんだろう。だが俺は死ななかった。今度も同じだ。いい子だから、部屋の中に入っていろ」

ビリー:「エミリー、何も言わず逃げてくれ」
GM/エミリー:「何言ってるのビリー? せっかく再会できたんじゃない! あんな化け物放っといて、逃げましょうよ。みんなと一緒に!」
ビリー:「明日もう映画でも買い物でもついてってやるから! とにかく行ってくれ!」
GM/エミリー:「ダメよ!」
ビリー:「(両手を握って)また絶対に会えるから!」

 中庭に駆けつけた4人を、サイバー・デーモンがジロリと睨みつける。

GM/デーモン:「貴様ら、ストーマーか。ならば我々と戦うというのだな。面白い。では最初の血祭りは貴様らだ」
ビリー:「できるかな。お前らのように、ガチャガチャ身体をいじったりはしていないが、俺たちには、勇気と団結の力がある! 異世界の化け物どもには負けん!」
GM/デーモン:「ふん、貴様らのような猿が、我々に勝てると思うのか!」
ビリー:「おうよ!」
ジェローム:「ビリー、ひとつ忘れているぞ。俺たちは、ストームナイトだ」
ビリー:「そうだな。ストームナイトには、諦めるという言葉はないんだ。あまりにも当たり前すぎて、言うのを忘れてたぜ!」

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