Eternal Smile > STORM 『STORM』 第一幕 ディアン:会いに行こうかな。同じ騎士だから、話しやすいと思うし。 トマス:うーん(笑)。 勇人:いや、確実に、当たって砕ける感じの、状況だと思いますけども。 トマス:パーシーは、何て言うかね、人間って弱いよね、って言える人間が行った方がいいよ。 GM:(笑)皆さん、察してくれて助かります。 ウーシン:あと、ひとつ確認したい。ディアンが知っているアイルの騎士に、パーシヴァルはいましたか? GM:これはオープンにした方がいいですね。名前は聞いたことがある。実力的に、あなたよりも格上の騎士です。 勇人:先輩ですからね。 トマス:パーシーに会うなら、何が起こったかを知った後に、ニミュエに対して、どう接するか決める方向になる。ニミュエに会うと、ニミュエから情報を手に入れるシーンになる。ディアンに向くのは多分後者だと思うから、パーシーのところには、ディアン以外の人間が行って、かつ、何が起こったかを先に訊いておく方が、ストーリー展開は楽。 ディアン:なるほど。だったら、ニミュエのところに行こう。 GM:やりたい方でいいんですよ? ディアン:ニミュエとは、話をしなきゃいけないし、ニミュエの誤解を解かなきゃいけないし、ニミュエに信じてもらわなきゃいけない。どのみち全部やらなきゃいけないから。 勇人:先にパーシヴァルの話だけ聞いてきます? トマス:俺が行くよ。ゴメンね、連続になっちゃうけど。ウーシンから「こんな奴がいる」って聞いて、先程の話と繋がったので、「そうか」と言って、あばら屋へ向かいます。 GM:では、あばら屋前。町の他の建築物とは、趣が違います。急ぎで建てられた感じです。 トマス:ゴンゴンとノック。 GM:反応がない。 トマス:「入るぞ」と言って入ります。 GM:入るとね、足元に何かガツンと当たるものがある。 トマス:それは? GM:酒瓶。 トマス:軽ーく足でコン、と蹴って、コロコロコロコロ・・・と、カメラがパンした方を見ます。 GM:そうすると、ベッドの下で、ベッドに寄りかかるような形で、シャツに、ズボンで、右手にブランデーの瓶を持った、線の細い若者が、ぐったりと座ってる状態であなたを見た。 トマス:じゃあ、酒瓶を持って、上からたーっと垂らして、「起きたか?」 GM:垂れてきたお酒を、舌でべローンって舐めて、「酒が切れちゃったぁー」 ディアン:ああー、行かなくてよかった(笑)。 勇人: ま、こういう感じだと思いますよ。 トマス:「そこの教会からは、責任者がいなくなったようなので、お前の愚痴を聴きにきた。ぶちまけろ」 ウーシン:優しいなー。 GM/パーシヴァル:「誰だお前?」 トマス:「トマスと言う。神の僕だ」 GM/パーシヴァル:「へぇー。神の、ねぇー」 トマス:「お前はあれだろ、圧倒的な暴力に遭ったんだろ?」 GM:表情が変わった。判定が不要なレベルです。 トマス:「圧倒的な暴力に遭った人間というのは、心が折れる。それは構わん。そんなものだ。だから、私は、そのために、お前のために、ここにいる」 GM:「知った風な口を利くんじゃねぇ!」って掴みかかってきますよ。 トマス:どうぞ。 ディアン:大丈夫? 怪我しない? ウーシン:どう見ても、アル中だしなー。 GM:(コロコロ)3だ。 ウーシン:ダイス目が空気読んだ。 GM:マイナス8なので、どうにもなりません。普通の酔っ払いですら、もう少しましな掴み方をする。 トマス:で、ポカポカやるのを待ってから、「さあ」と言って抱きしめて、ポンポンって、泣き出すまでやる。 GM:なんかねー、ポンポンって叩いてて思うんだけど、がらんどうな人間を、叩いてる気がする。〈リアリティ〉振ってもらっていいですか? 難易度はクローズ。高ければ高いほどいい。 トマス:はい。(コロコロ)達成値13。 GM:凹んでるとか、心が折れてるどころじゃなくて、ポシビリティが削られてる感じです。極端に。 勇人:ふむふむ。 ディアン:完全にカラッポになっちゃってる? 勇人:希望を失っている、ということなのかな。 GM:はい。かなり拡大解釈してますが、その理解で合ってます。 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |