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TORGリプレイ

『剣は誘う』

 

第一幕

 
シーン3 剣は誘う
 

ユウイチ:「剣が喋る? 俗に言う、魔剣ってヤツかな?」まあ、私の知識は、あくまでコアアースの一般的なレベルですが。

マキシム:「これは、ヤツの剣だからな。ヤツに返さないと」そのまんま俺は、墓標として立てようとするけど。

GM:ちょっと待って。ここで2人とも、〈発見〉で判定してください。

ユウイチ:〈発見〉ないから、《知覚》かな。(コロコロ)9か。−1だから、達成値10だね。

マキシム:(コロコロ)20。(コロコロ)31。えーと、達成値21。

GM:お、振り足しか。ではマキシムは気づきます。さっき、バランゾの首を掻き切った剣が、いつの間にか鞘に収まっています。

マキシム:勝手に収まってんだな。

ユウイチ:やっぱ魔剣だよ。「何か、ヤバいモンなんじゃないッスかねぇ、これ?」

マキシム:ちょっと、鞘を見てみよう。

GM:〈手掛かり分析〉振ってください。これは、見てるマキシムだけです。“援助”とかは可能です。

マキシム:(コロコロ)達成値10だ。

GM:(それだと判らないんだよなー)剣も鞘も、全体真っ黒です。そうやって眺めていると、あなたの頭にもう一度、声が響きます。『我は、力弱き者を統べ、彼等へ希望を与ふるものなり』

マキシム:「あんたの主は、もう死んじまったぞ」

GM:『されば、我は、我に相応しき使い手が現れるまで、再び眠りにつかん』

マキシム:そうか・・・。

GM:『嗚呼、口惜しや。汝らが、我を抜くこと能わば、我、汝らと戦うこと叶うものを』

マキシム:え、えーっ(笑)。ちょっと、バーバリアン困っちゃうな。

ユウイチ:バーバリアン、よく解んない?

マキシム:うん(笑)。

GM:ユウイチも持ってみますか。

ユウイチ:持ってみる。

GM:そうすると、あなたの頭の中にも同じような声が。『我に相応しき使い手は・・・』云々。

マキシム:「まぁ、俺には分不相応な剣らしい。このまま、ヤツに返してやろう」

ユウイチ:「うーん、このまま放ったらかしにするのもヤバそうじゃない? 今の話聞くと、この剣のせいで、ミノさんは、こんな風に、この城占拠なんていう、暴挙に出ちゃったような気もするし」

マキシム:「剣に操られてか」

ユウイチ:「ああ。そんな気もするのよね。何となくの推測だけどさ」

マキシム:「うーーーん。ディアンはどう思う?」

GM/ディアン:「・・・・・」

ユウイチ:「ディちゃん?」

GM:ディアンは剣の柄と鞘を両手で持って、じっと見つめています。「この剣は、力弱き者へ、希望を与える・・・」

ユウイチ:・・・抜くの?

GM:(コロコロ)20。(コロコロ)

マキシム:ディアンが・・・?

GM:抜きます。

ユウイチ:あ、抜けたんだ。おぉー。

GM:・・・そして、その剣の切っ先を、皆さんへ向けます。

ユウイチ:あらららら。

マキシム:「ユウイチ。お前の言う通りに、なったみたいだな」

ユウイチ:まったくだね。とりあえず、深ーく溜息をつきましょう。はあー。

マキシム:ディアンに、「おいお前、何をしてるんだ! 早くその剣から手を離せ!」

GM/ディアン:「我は戦う。虐げられし者たちの、権利を、勝ち取るために」

マキシム:「この馬鹿野郎・・・!」

ユウイチ:とりあえず、取り押さえないとヤバいよね。

マキシム:それか、武器をはたき落とす。

ユウイチ:できる?

GM:うーんと・・・マキシムは“警戒”持ちか。積極防御してください。

マキシム:はい。(コロコロ)うわー、マジかよ。

GM:(コロコロ)17。ポシビリティ使います。

マキシム:打ち消す!

GM:了解。達成値25。

マキシム:マジかよ! 20だよ、こっち。

GM:命中。ダメージはそんなに高くないよ。25だから、1レベル負傷4ショックか。ポシで全部消えるね。

マキシム:ポシで消しとく。じゃあ、剣を受け止めるか。

GM:いや、受け止められずに、斬られたけど、運良く鎧で防いだって感じでしょう。

マキシム:「この・・・! トチ狂いやがって」

GM/ディアン:「違う! オレは、半人たちの生命を背負って、ここに立っている。アーディネイ女王が、願いを、聞き届けないのならば、力ずくでも、認めさせてみせる! 帰って、女王にそう伝えろ」

ユウイチ:しょうがないなー。とりあえず、取り押さえるのが先だからな。それを聞きながらも、ナイフ抜いて、〈白兵戦〉で武装解除、やってみるか。

マキシム:〈白兵戦〉? やめとけ、斬られるぞ!

ユウイチ:そうか、やっぱショットガンでやるしかないか。うまく当たってちょうだいよ。〈銃器戦闘〉2レベルだけど、なしよりマシ。行けっ!(コロコロ)8? 達成値9か。

GM:そんなの、軽く弾きますよ。

ユウイチ:しょうがないやな。「おーい、マキシム、生きてるかー?」

マキシム:「こんな馬鹿の剣を食らうことはないな」

ユウイチ:いや、食らってる食らってる!

マキシム:ツッコむなー!(笑)

ユウイチ:どーするよ、おい!

マキシム:とりあえず、武装解除で・・・。

GM:と、思った次の瞬間、背後に魔法のゲートみたいな物が開き、皆さんは、そこから別の場所に、飛ばされてしまいます。

マキシム:えっ?

ユウイチ:ケティちゃんは?

GM:ケティちゃん? ダイスで奇数だったら一緒にいていいよ。(コロコロ)19。いた。

ユウイチ:よかったー、帰れるよ、帰れるよ!(笑)

GM:飛ばされた先も同じアイルの中だというのは、肌で判りますが、今までいた城とは全く別の場所にいるようです。

マキシム:じゃあ、ゲートで飛ばされながら、叫びます。「ディアーン!」

GM:ここで第一幕終了です。ポシビリティを1点ずつ補充してください。そして、今回のシナリオタイトルを発表します。『剣は誘う(つるぎはいざなう)』です。
 

 
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