Eternal Smile > The Sword Brings War 『剣は誘う』 第二幕 GM:さて、そろそろ目的地が見えてきますよ。 ユウイチ:「お前、助手席に座ってろ。助手席、隣の席。せっかくだ、飛行機の恐ろしさを見せてやる」 マキシム:「お、おう」 ユウイチ:あ、助手席脱出ポッドになってるから(笑)。天井にぶつかっても責任持てないけどね、おれは。 マキシム:おいおい。 GM:なるほど。そんなことを言っているユウイチ。(コロコロ) ユウイチ:はい、何でしょう。 GM:あなたのケティちゃん目掛けて、対空火器が火を噴きました。当たらなかったけど。 ユウイチ:対空火器?! は? 鉄の弾が飛んでくるんだね? GM:はい、明らかに鉄の弾です。そしてその弾道を見て、〈手掛かり分析〉を振ってください。 ユウイチ:この場合、〈知識(機械工学)〉じゃ駄目かな。 GM:いいですよ。 マキシム:(コロコロ)達成値12。 ユウイチ:(コロコロ)14。 GM:地球の物じゃないです。 マキシム:地球の物じゃないって、何だそりゃ。 GM:コアアースではない、さらに進んだ技術が使われていると思われます。レールガンってヤツです。 ユウイチ:レールガンかよ! 当たったら、痛いよな。 GM:とってもね。 ユウイチ:ホントに、とってもシャレにならないわ。 マキシム:サイバー教皇領? ユウイチ:そこら辺の嫌ーな武器が入っているようだ。プロフェッサー、プロフェッサー(*10)! 来てほしいよー! GM:さらに、〈手掛かり分析〉。 マキシム:(コロコロ)駄目だ、全然判んねぇと思う。−5だから、6。 ユウイチ:(コロコロ)達成値12。 GM:ではユウイチ、あなたはすごく嫌な予感がしました。もしかして、ニッポンが、あの馬鹿のところに、兵器を売り込んだんじゃないかっていう。 ユウイチ:ニッポンテックかよ! マキシム:はぁー?! よくやるよ! ユウイチ:昔のおれの母国がまた、ろくでもないことをやっちゃったようだ。はぁ(溜息)。 GM:ということで、頑張って避けてねー。 ユウイチ:さて、こうなったらあんまり長期戦はできないな。素直に城に向かって突撃します。 GM:了解です。ここでシーンを切りますね。 バンバラ城内、反乱軍総司令部。 魔剣に選ばれた新たなリーダーの噂を聞きつけ、半人たちが続々と集結していた。ハーピー、サテュロス、ケンタウロス、ミノタウロス。 「北の海で拾った武器だ。誰もいない船に積んであったんだから、使っても誰にも文句は言われん。アーディネイの手下はきっとまた来るぞ。その時に、これを役立てるといい」 血のように赤い夕日を浴びながら、ディアンは魔剣を抜き放つ。黒く光る刃に自らの顔を映し・・・その顔が驚愕に歪む。途端、脳裏に響く声。 『ほう、己を取り戻したか。どうやら我は、汝を見くびっておったようだ』 バルコニーから、中庭で戦の準備をする半人たちの姿が見える。 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |