Eternal Smile > Trianglar 『トライアングラー』 第二幕 マキシム:ふーん。 GM/シスター:「皆さん、お疲れの様子ですし、お休みになれる場所ぐらい、ご用意しますが」 セバス:「ここは、お言葉に甘えた方がよいのではないかと思うのだがのう」 GM:正直、今のダブリンの街で、宿なんか取れるのか? みたいな状況ではあります。 セバス:ということで、シスターに向かって、「今晩はお世話になります。かたじけない」 GM/シスター:「いえいえ。紳士の方にお出しするには、粗末なものばかりですが」 セバス:「いやいや。因みに、こちらは、ディアンの育った、故郷のようなものなのですかな?」 GM/シスター:「ええ。あの子が元気に辺りを走りまわっていたのが、昨日のようです。本当に懐かしい」 セバス:「ほほう」とか言いながら、話を促しつつ。 GM/シスター:「あの子も立派になって・・・。本当に困った時に、あの子が来てくれるのも、神のお導きかも知れませんね」 シオン:「何かお困りごとでも?」(笑) GM/シスター:「それはまた、改めて。皆さんはきっと、闇の勢力との戦いでお忙しいでしょうし、まずはお身体をお休めください」
ディアン:偉業を語ってみるのはどうかな。〈説得〉とかで。 GM:そうですね。盛り上がって、いいと思いますよ。 シオン:ストームナイトの過去話だな。 ユウイチ:丁度いいのがひとつあったな。最近、巨大な樹木を斬った、って話があったな。 ディアン:死ぬかと思いました(*12)(笑)。 GM:因みに、コアアースの人だと、偉業伝播ロールに、+3できます。 ユウイチ:〈説得〉は持ってないから《魅力》で振ってみるよ。(コロコロ)どうせなら、“アクション”を使って、+3しとくか。《魅力》16。 GM:16もいけば、もう、素晴らしいです。子どもたちは、多くのストームナイトの活躍に、目を輝かせます。ただ、話す中で、この子たちがやっぱり、口にできない不安を抱えているというのは、よく解りました。 セバス:ほほう。 GM:解りましたけれども、その中でも、シャロンのたくましさであったり、彼女がよく言っていた、「ディみたいな人がいるんだから、あんたたちも頑張りなさいよ」っていうのを、いい意味でお手本にして、それを支えにしてきたのだと感じました。 ユウイチ:「ディアンなんかね、絶対あり得ないようなね、100mくらいのでーっかい樹を、剣一本で、叩き斬っちゃったんだよ!」 GM:「へぇーーーっ!!」 ディアン:脚色してる、脚色してる(笑)。 GM:そんな感じで、子どもたちは盛り上がって、やがて、夜になります。 ―廊下にて― ユウイチ:とりあえずおれは、電話を貸してもらって、元々そっちの工場へ修理に行く予定だったから、部品とかを代わりに持ってきて、って言ってみるかな。「難しければ、こっちから取りに行くけど?」 GM/工場長:『うーん、持ってってやりたいのはやまやまなんだが、ちょっと困ったことになー、こっちのドワーフたちが・・・』 ユウイチ:「最近ドワーフ雇ってんの? おっさんのところ」 GM/工場長:『やっぱ馬力が違うよ(笑)。いや、実はな、あいつら、すっからかんになった、ギネスビールの醸造所見つけてよ・・・』 シオン:占拠されてんのか。 GM/工場長:『占拠されちまって、ほとんどの奴が酔っ払ってんだよ』 ユウイチ:「なにいーーー?!(笑)おっさん、約束違うじゃないか!」 GM:いや、公式設定だから!『端的に言うと、手が足りん。今すぐにどうにかするのは難しい。すまんが、後で人なり車なりを遣るから、しばらくそっちにいてくれ』 ユウイチ:「あと1回飛ぶのが限度だぞ?」 GM/工場長:『あと1回飛べばいいじゃないか!』 ユウイチ:「その代わり、修理代安くしろよ?」 GM:と、電話口で、言い合いになっております。 ユウイチ:しょうがない。電話を切ったら、飛行機が不安だから、飛行機の方に行って、電子機器のチェックをしましょう。まだ、生きてないと危ないから。 GM:はいはい、解りました。そうすると、天候はやっぱり、悪いですね。何かが起こりそうな、そんな感じがします。 ―寝室にて― GM:一方、寝室では子どもたちが、ベッドでトランポリンをしてたりするんですけど。「はい、ほこり立てるのやめろー」 セバス:微笑ましい光景じゃのう。 GM:「馬屋がいいー」「馬屋では寝ないの!」「だってケンちゃんは寝てんじゃん」「あの子はいいの!」(笑) ユウイチ:ケンちゃんなんだ。 シオン:「(裏声で)じゃあぼく、ディといっしょにねるー!」 ディアン:(苦笑) GM/シャロン:「何ぼーっと突っ立ってんの、あんた? ま、久々に家に帰ってきたんだから、ゆっくりしなさいよ」 ディアン:「そう、だな」 GM/シャロン:「あの子も、長旅で疲れただろうし・・・よし! あなた(ジェシカ)、先にシャワー浴びてきなさい」 ディアン:「えっ?」 GM/シャロン:「んもう、何やってんの! あんたがちゃんと気遣ってあげなきゃダメじゃない!」 ディアン:「ジェシカを、オレが?」 GM:そしたらジェシカは、勢いに押されながらも、「大丈夫です。後でいただきます」と。 ―居間にて― セバス:「そういえば、ここに来た目的というのは、嫁のガチンコ対決だったかのう?」 シオン:「ぶほっ!(茶を吹く)し、失礼!」 GM:一応、現状としては、敵の、大きな軍事的動きがありそうだったので、援助へ行ってください、っていう依頼だったんだけど。 マキシム:間に合わなかった。 GM:そう。到着する直前に、敵の方が、がーっと押してきて、状況がひっくり返されてしまった。 シオン:「相手の状況がまだ判らん以上、どうにも動けないもんな」 セバス:「明日辺り、情報収集に、街まで行くか」 GM:そういうことでしたら、皆さんは事前情報として、近くのトリニティ大学に、司令部が置かれていることを知っていますので、そちらで話をしてもらえればいいかと思います。トリニティ大学は、コアアースのハードポイントがあって、警察消防医療サービスが、全部そこに集結しています。 シオン:重要拠点を詰め込んであるのね。 GM:はい。そのエリアは、一種のバリアみたいな働きをしていて、一般の怪物とかは入ってこれないのですね。余程の実力者でなければ。その意味では、比較的安全なところです。逆に言うと、ここが人間側、コアアース側の砦なので、もし、敵が動くとすれば、精鋭を派遣してきて、一気に落とそうとする可能性があります。 シオン:防衛戦になりかねないというわけだな。 セバス:「そういえば、ディアンはどこ行ったんだ?」 シオン:「子どもに引きずられて歩いて行ったのは見たが」 マキシム:「ま、故郷だしな」 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |