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TORGリプレイ

『トライアングラー』

 

第二幕

 
シーン2 Triangle Relation(承前)

 
ディアン:その頃オレは、寝かせつけを手伝ってます。

GM:結構うまくできてる感じ?

ディアン:〈説得〉してみましょうか。(コロコロ)20、振り足しー。(コロコロ)達成値19で〈説得〉。

GM:お、素晴らしい。因みにシャロンは、「はいはい、あんたたち寝なさい」って、すごい手慣れた感じ。

セバス:そうやっている間、ジェシカはどこにいるんだい?

GM:一緒にやってますよ。初々しくて、見よう見真似という感じだけど、人を安心させるところがある女の子なので、子どもたちもすぐに懐いて、きゃっきゃ言ってるうちに、疲れて寝ちゃう。

ディアン:ジェシカにお礼を言います。「ジェシカ、ありがとう。子どもたちは、闇の広がりを感じて、不安だと思う。ジェシカが手伝ってくれたから、子どもたちは、落ち着いた」

GM/ジェシカ:「いいえ、シャロンさんや、ディアンさんに比べれば、私なんて、大したことは・・・。でも、本当にみんな、可愛い子ばっかりですね」

ディアン:「オレの、大切な、家族だ」

GM:そんな様子を、シャロンは、寝相の悪い子の布団を直してあげたりとかしながら、眺めつつ、「うんうんうんうん」と。

セバス:「シャロンと、ジェシカと、ディアンは、3人で、同じ場所に、いるんだよな?」

ユウイチ:そう言った瞬間に、居間にガチャって入ってきます。「爺さん、爺さん。今、現状はこうなってる。ごにょごにょごにょ」

セバス:「ふむふむ。そうか。向こうは平和なのだな」

マキシム:「あいつは、優柔不断だから」

シオン:今、何気にひどいこと言わなかったか?(笑)

GM:その頃、寝室では、シャロンもジェシカに、「ありがとうね。ディもありがと。助かったわ」と。

ディアン:「・・・シャロン」

GM/シャロン:「なに?」

ディアン:「オレたちが、ダブリンに来た理由を、話さないといけない」

GM/シャロン:「ん、でも想像はつくわよ。ほら、でっかい戦いがあったみたいだし。それで来たんじゃないの?」

ディアン:「オレには、戦わなければならない、相手がいる。ここに来る途中に、オレは、その男の姿を見た」

GM:「・・・・・」しばらくあなたの目を見て、ちょっと言葉を探すような感じで、何かを言いかけて、やめて、「ま、しっかりやんなさいよ。あんたひとりじゃ、頼りないけど、周りにしっかりした人たちもいるみたいだし」

ディアン:「そう、だな」

セバス:やべぇ、マキシム偵察に出してぇー(笑)。

ディアン:「オレは、あまり、伝えるのが、うまくない。だから、仲間がいてくれて、感謝している」

GM/シャロン:「あんたは昔っから、あんまり口のうまい方じゃなかったからね。でもいいんじゃない? あんたの場合、顔見りゃ判るし」

ディアン:「シャロンと、オレの家族のことは、オレが守る」

一同:・・・・・。(生温かい笑顔)

GM:では、うつむいて、複雑な表情を一瞬浮かべたかな、って思ったら、次の瞬間、顔を上げて、「あはははは!」と大笑いをして、「言うようになったじゃない!」

セバス:因みに、その時ジェシカってどこにいるの?

GM:横で見てる(一同爆笑)。

ユウイチ:うわー!

シオン:すごい罰ゲームだ!

セバス:何この罰ゲーム!

マキシム:面白ぇー。

ディアン:誰か止めてー。

シオン:止めに入りようがないね。ディ、すまん!

GM/シャロン:「頼りにしてるわよ。早くあんたもその、汗臭い鎧脱いで、風呂入っちゃいなさい」

ディアン:「ジェシカを、先に・・・」

GM/シャロン:「当たり前でしょ!」

ディアン:「大丈夫だ。オレは、水でも浴びれば、それで」

GM:「ホンットあんた、バーバリアンね(笑)。ちょっとは文明的な生活をしなさい!」ジェシカには、「女の子が前使ってた部屋があるから、ゆっくり過ごしてちょうだい」「ありがとうございます。シャロンさん」

ディアン:部屋の入口まで案内するよ。

GM:案内するんだったら、入り際に、ジェシカは微笑んで、「すごく、周りを明るくさせる方ですね。元気が出てきました」と言って、ちょっと寂しそうな顔をします。

ディアン:「どうした?」

GM/ジェシカ:「何でもないです。少し疲れちゃったのかもしれません」

ディアン:「ここまで旅をさせてしまって、すまなかった」

GM:「大丈夫です。あの・・・ごめんなさい。シャワー浴びてきます」と言って、部屋に入りますが何かありますか?

ディアン:「ジェシカ。もし、眠れなかったら、呼んでくれ」

GM:「ありがとうございます。・・・そうですね。たまにやっぱり、夢に見ることがあります」と言って、「でもその時はいつも、ディアンさんが助けてくれますから大丈夫です」

一同:ふーーーん?(笑)

GM:と言って、彼女は「あっ!」っていう顔をして。

ディアン:「そうか。オレはジェシカの力に、なれているのか」

GM:というあなたの言葉を聞くか聞かないかぐらいのところで、「じ、じゃあ、おやすみなさい!」

シオン:あたふたあたふた。

GM:ちょっとあたふたして、ドアに蓋をします。
 

 2人の背を見送ると、シャロンの足は、自然と礼拝堂に向かう。

 子どもたちが寝静まり、がらんとした室内に、彼女の影だけが伸びる。
「あんな目をするなんて。言うように、なったじゃない・・・」
 十字架の前でひざまずき、小さな声でつぶやく。一筋の涙が自然と頬を伝う。
 

ユウイチ:あーあ。

マキシム:罪作りな男がいるよ。

 
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