Eternal Smile > Trianglar 『トライアングラー』 第三幕 GM:彼女は顔をあなたの胸にうずめたまま、「それはこっちのセリフでしょ!」って、ちょっと、泣き声っぽい声で言います。「行きなさいって言ったでしょ?!」 ディアン:「勿論、オレはこれから、戦いに行く。シャロン。オレに、シャロンのことを、いちばん近くで守らせてくれ」 GM:そしたら、やっぱり顔を上げずに、あなたの見えないところで、十字架をぐっと握り締めて、「あんたはいつでもあたしの傍にいてくれたじゃない。この鈍感野郎!」(笑) シオン:ぽかっ。 GM:って胸を叩いて。「ホントにあんたは馬鹿なんだから。あんないい娘いるのに」 ディアン:・・・・・。 GM:といったところで、あなたたちの周囲に、死霊たちが寄り集まって、ひとつの姿になろうとしております。 ディアン:はい。 GM:それはまるで、あなたに剣を託したバーバリアンのような姿になります。 ディアン:! GM:要するに、あなたが最も尊いと思っているもの、か。あなたの心を反映して、このような姿になっているんだと思います。 ディアン:「あの男を、冒涜するとは・・・。ユーソリオン、許さない・・・!」 GM:では、まるでその背後にユーソリオンの高笑いが聞こえるような気がしました。そしてその、様々な死霊たちの集合体は、何人分もの呪いの声を上げながら、あなたたちに破滅をもたらそうと襲ってきます。 「とりあえず、無事でよかった」 ------------------------- 2本の剣のぶつかり合う音が、辺りに響き渡る。 GM:ジェシカは、言葉が届かなかったのを含めて、残念そうな顔をして、「・・・ご武運を」とだけ言って、後ろに下がります。 マキシム: あ、口上を述べていいですか?「ドワーフの爺さんに見てもらってから、この剣が鳴りっぱなしだよ。この分じゃ、月の上でウサギと遊んでたわけじゃ、ないみたいだな」 GM:おお、いいですねー。そうすると、アークはですね、口元だけなんですが、にやっと笑って、「剣を見れば判る」と言って、そのまま、つばぜり合いを始めます。 ------------------------- GM:では最後、教会組。 セバス:やってられないのうー、シオンよ! シオン:爺はジェシカ派だったからな(笑)。 ユウイチ:おれは、上空でみんなの様子を眺めていよう。危ないようだったら、そっちの方に向かう、って形で。 GM:解りました。2人は、1回振っていただいて、〈オカルト〉と〈手掛かり分析〉の達成値をそれぞれ教えてください。 セバス:はい。(コロコロ)まわった(笑)。 シオン:よっし! 行ける! 勝つる! セバス:(コロコロ)34だから、+10でしょ。〈オカルト〉達成値29でーす。 GM:同じボーナスを〈手掛かり分析〉に。 セバス:+10だから、えーとね、〈手掛かり分析〉25? シオン:さすがセバスだ! セバス:一応役に立つ時はあるぜ。たまに! GM:何それー! くそっ、探すパートが消えた。では、教会の一番奥の、霊廟みたいになってるところに、五芒星が見えます。 セバス:モロだなー。 GM:わかりやすさ、大事、大事! えー、そこに埋葬されていたのは、特に名のある騎士だったようで、その騎士たちの骸に、死霊が取り憑いて、再臨を果たしています。5体が、五芒星のそれぞれ頂点を守るような形ですね。 ディアン:亡霊騎士か。 GM:因みに、彼らは全員同じ魔法で召喚されたため、全員同じ能力を持っています。特に魔法に熟達しており、彼らの鎧には、魔法攻撃から強力な防護を得られるような術が施されています、って、かけられねーよ! 誰も!(笑) シオン:私、魔法否定の人間なんで。あんな邪悪なものは認めん! GM:いいもん、こっちが魔法使うもーん。で、彼らはそれぞれ両手剣を抜いて、あなたたちを迎撃する構えです。 セバス:「やるしかないかのう。というか、わかりやすいのうー」とか言いながら、銃構えとく。 シオン:「むしろ罠じゃないのか?」 セバス:「あとは突き抜けるのみよ!」 マキシム:爺さん、性格変わってんぞ。 GM:彼らは、『我らこの世に再臨を果たせり。生ある者に取って代わらん!』と言います。五重奏で。 シオン:「何という冒涜! 許さん!」 GM:というわけで、ラストバトルに入っていきます。まず、レギュレーションの確認をしておきます。現在、戦場は、3つに分かれていますが、トランシーバーだったり、携帯電話だったり魔法的な護符だったり、そういう物がそれぞれ支給されていて、互いに連絡を取り合えるので、カードの交換や使用は、全て普通にしてもらって構いません。 シオン:直接手出しはできないけど。 GM:はい。例えば、遠くの仲間に「頑張れ!」って声を掛けたり、アドバイスをすることができます。 セバス:ほうほう。 GM:あとは、カードの調整をやりましょう。 シオン:相談なんだけど、マキシミリアン、“逃走”要る? GM:どんな状況であろうと、逃げるって一言言えば逃げられます。どんなピンチでも。ただ、最初に出しとくのが絶対条件。 シオン:というよりも、これは、ジェシカへの保険だと思うんだけども。 マキシム:なるほど。 ディアン:マキシミリアンに渡しておけば、ジェシカと一緒にいるからね。さすが。 GM:隙のないカードまわしだ。やるなー。 シオン:(マキシムと交換して)やった、“リーダーシップ”だ。ありがとうー。 GM:そうそう、皆さんは、先に状況を把握して、急いで作戦を立てて、相手を迎撃する態勢を整えていた、っていうのを踏まえて、最初に2枚、手札から場札にしてもらって構いません。 ユウイチ:じゃあ、“アクション”と“援助”を出しておくか。 マキシム:とりあえず、“逃走”と“緊急行動”出しとくか。 シオン:どうしようかな。“リーダーシップ”出しちゃうか。 セバス:“ひらめき”2枚。 GM:そのカードは、ドラマチックシーンの最初から使えるカードとします。奇跡とかも使ってもらっていいですよ。 セバス:じゃあ、【ブレス】を《知力》に掛けてほしいかな。 シオン:はーい。(コロコロ)ポシビリティを使おう。(コロコロ)かなりよいだったよ。+4。 セバス:おおー。〈威圧〉が基本値25になりました。 GM:鼻血が!(笑)1振った。マイナス12して13。何じゃそりゃ。 ディアン:オレも自分の《敏捷度》に【ブレス】します。(コロコロ)19、+6。 セバス:目が走ってるなー。相変わらず。 シオン:っていうより、神様大盤振る舞いだなー。 GM:やはり、自ら救うものを救うというか、後押しがあるのでしょう。きっと。 マキシム:いいなー。俺、命の危機だってのに、何にもねーよ!(笑) GM:何言ってるんですか。〈名誉〉で底上げされてるでしょ? ユウイチ:援護しに行った方がいいかい? そっち。 マキシム:いや、いい。大丈夫。 セバス:一騎打ちだからねぇ。 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |