Eternal Smile > Portrait of Wu-Han 『アル男の肖像』 第一幕
ロン:「というわけで、ここは手を組もうじゃないの。別に、何でもかんでも言うことを聞けとか言わないから」 ユウイチ:「ね?」 GM/ウー・ハン:「ならば、貴様らの推論をワタシに聞かせるアルよ。ワタシが知っていることは、洗いざらい喋ったアル」 セバス:それだけ? ロン:ホントに? ユウイチ:もうちょっと期待してたんだけどなー。 セバス:第一、推論と言われてもなー。 ロン:ダイヤは神様の像に嵌まってるんだから、どんな像なのかが判れば、解決策が出てくるのかな。 セバス:そっか。じゃあ、「この像にはどんな謂れがあるのかのう」って言いながら、考えてみる。ダイヤに関する伝承とか、寺院にまつわる神話とか。 GM:どの技能を使うんですか? セバス:うーーーん。きらーん、とか。 GM:〈推理〉? ここだと無理です。文献とかを調べられる場所でしか、〈推理〉は使えないんですよ。 ロン:マスター、ここって、ネット繋がります? GM:山奥だから難しいですね。それに今、ノートPCとか持ってないでしょう。 セバス:じゃあ〈手掛かり分析〉でいいや。 GM:〈手掛かり分析〉だと、ある程度の情報までしかあげられないかな。一足飛びに答えが出るのは〈推理〉ですね。 セバス:む? GM:ただ、ネットを使うというのはいい手だから、ここで調べられることだけ調べて、あとは山を降りてから、その情報を基にネットで、っていうのはアリです。 ユウイチ:ではわたしは寺院を調べてみましょう。 ロン:そうですね。寺院そのものに手掛かりがあるかもしれないし。 ユウイチ:何か他に、違和感があるかないか。(コロコロ)〈発見〉14です。 セバス:わしも一応振るかな。(コロコロ)19、+6。さらに、ウー・ハンスペックで、〈発見〉22。 GM:高いねー。そうすると、額にも何かくっついていたに違いない、と自信を持って言えます。きっと盗られた後だろう。 セバス:瞳に嵌まってるのって、外れるの? GM:高いところにありますから、ちょっと難しいです。具体的に言うと、【グロウ】で身長3倍になったショックトルーパーの肩に乗って、ようやく届くぐらいの高さ。5mぐらいかな。ロープで登るなりすれば近づけるけど。 セバス:〈登はん〉とか持ってないしな。 ロン:専門技能ではないので、やろうと思えばトライできますけど。 ユウイチ:失敗した時が怖いよね。 ロン:では僕は、今の手掛かりを基に、〈瞑想〉します。《知覚》あるいは《知力》ロールを要する問題を解く場合、この技能を代わりに使えるので。 GM/ウー・ハン:「どうした? 寝てるアルか?」 ロン:「いや、ちょっとね。体内の気を・・・」 GM:今のうちに蹴ってやる。 ロン:やかましい! お前の足が届くところにはおらんわ! ユウイチ:今のうちに、椅子を壁に縛り付けてやれ。「おとなしくしてろー」 GM/ウー・ハン:「え、あ、何するアル! 年寄りは大事に扱うアル! おのれー、元に戻ったらひどいアルよ!」 ロン:大丈夫だ、怪我しないようにしてるだけだからね。 ユウイチ:足も縛っとかないとね。いつ何があるかわかんないからね。 セバス:口も縛っとくか、とりあえず。 GM/ウー・ハン:「ふも! ふむ、ふむ、ふもっふ!」 ロン:(コロコロ)ポシビリティ使います。(コロコロ)よし。ここまで出れば、ある程度判るだろう。〈瞑想〉21。 セバス:“ひらめき”使う? ロン:使うー。「導いてください、ウー・ハン様」(笑)交換してもらって、これで24。 GM:では次のことが判ります。額にも、宝石がはめられていたであろうこと。その宝石も、エタニティ・シャードであろうこと。大きいということは、秘められたポシビリティもそれだけ多いということ。 ロン:あとは、そうだな、何で光があのタイミングで失われたか。 セバス:あれか、リアリティ・ストームが起きた時、丁度いい塩梅にエタニティ・シャードが近くにあって。 ユウイチ:【テレポート】のギズモによって、秘められていたポシビリティが、妙な形で消耗されて、魂を入れ替える羽目になっちゃった。 セバス:のかな。 GM:まぁ、何て言うか、神罰が下ったのかな、と。神罰なんてニッポンテックからすると非論理的なんだけど。 ロン:だよなー。この世に、神様なんていねぇし。 セバス:何を言う! ロン:だって、宗教なんて、金儲けの道具でしょ? ユウイチ:うわー。 セバス:さすがニッポンテッカー。 GM:多分、あそこに嵌まってた宝石を捜せば、いいんじゃねーかなー、という気がしますね。 ロン:なるほど。・・・だったら、おでこのヤツを盗ってった奴に神罰与えてくれよ!(笑)うちのじいちゃん関係ねぇし。 セバス:とばっちりだよ。 GM:ほうほうほう、なるほど。〈手掛かり分析〉してください。 セバス(コロコロ)+1。+1でも17ってのはいいね。ウー・ハンスペック高ぇー。 GM:別につい最近の話ではないのかもしれない。イコール、額の宝石が盗まれたのは、もっとずっと昔のことかもしれない。 ロン:とりあえず、あのおでこの宝石を戻せば、呪いは解けるだろうと思われる。 GM:あるいは、見つけ出せば、ですかね。 セバス:呪いの宝石かー。そういう伝承とかって、知らないかな? 自分。 ロン:ちょっとそれは、腰据えて調査しないと出てこないことかな。 GM:そうですね。 セバス:でもそしたら、この身体のまま、どっか行かないといけないのね。どうしよう、わし。 ロン:そうですね、ウー・ハンという人が、犯罪者として認識されているトコへ行くと、もれなくとっ捕まります。 GM/ウー・ハン:「ワタシを犯罪者扱いとは、失礼な!」 ロン:「犯罪者じゃねーか!」 ユウイチ:「あんた悪者でしょ?」 GM/ウー・ハン:「違うアル。ワタシは総督アル。総督は己の信念に基づいて悪を為すアル!」 セバス:「だから、悪人だろう?」 GM/ウー・ハン「悪事であって、それは犯罪ではないアル!」 ロン:〈知識(犯罪王)〉取ってるくせに、何言ってる!(笑) ユウイチ:まあまあ。とりあえず、ヒゲ剃れば判んなくなるんじゃない? GM:ぎゃー、ヒゲはやめるアル! セバス:ま、仕方がないのう。 ロン:とりあえず、遺跡を一通り巡って、これ以上探すものはない、って理解でいいんですよね。だったらもう山を下りて、気合いで調べましょう。 GM:了解です。 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |