Portrait of Wu-Han Act2 Scene3a-TORG Replay-

ＴＯＲＧリプレイ

『アル男の肖像』

第二幕

ロン：うーん、関係者に会うとはなー。これ一応、国のものだから、俺らが勝手に持ってったらまずいしな。

ユウイチ：でも、非常事態だから、一度貸してもらって、「後はどうしようと、お任せします」にするしかないんじゃない？

ＧＭ／ウー・ハン：「盗っていってしまえばいいアルよ！」

ロン：そりゃ、お前はそれでもいいかもしれないけどさ。とりあえず、ジーンさんに博物館の見取り図を見せて、「どの辺にしまってあるの？」

ＧＭ：ここ（地図の中央寄り右下）ですね。ホープ・ダイヤには、専用の展示室があります。

ロン：「Second Floor」だから、建物の２階か。上空から見て、穴が開いてたりとかします？　ショートカットできるんだったら、ショートカットしようと思って。

ユウイチ：（コロコロ）ファンブった。やっぱ、自分で操縦しないとダメなんだ、おれは。

ＧＭ：いい感じに見えましたね。では、建物の東端の天井が崩れて、枝が伸びてきています。

ロン：お、よさげじゃん？　上空に浮いててもらって、ここから入れば楽っぽいね。

セバス：問題は、誰がホバリングを維持するんだ、って話。

ロン：「それか、空中で停止させとくボタンとかねーの？」

ロン：ないのか。自分がマスターだったら、ストーリー展開上、助けを呼ぶこともあるから、自動操縦装置ぐらいついてるって言っちゃうんだけど（笑）。

ＧＭ：ウー・ハンはそのことをド忘れしているようですね。

セバス：「では、仕方がないのう」と言って、これを維持しとこう。

ＧＭ／ジーン：「わたくしも、連れていっていただけますか？」

ロン：来て来て。無口なきみ（スタレンジャー）も来て来て。足元不安だったら、無口な彼に乗ればいいよ（笑）。

ＧＭ：では、〈軽業〉で降りてください。難易度は１３で。

ロン：じゃあ、俺がフォローします。“アドレナリン”交換。「ここだよーん」と。足とかで。

セバス：因みに、ハッチ開けて降りてるから、声は聞こえるよね。「・・・大丈夫かのう」

ＧＭ／ウー・ハン：「奴らのことだから、問題ないアルよ」

セバス：「お主からそんなセリフが出るとは思わなかったな」（笑）

ＧＭ／ウー・ハン：「何故、借りるための交渉なんて、まどろっこしいことをするアルか？」

セバス：あ、このままかっぱらえって言ってるの？　こいつ。

セバス：「お主と違って、正義は面倒くさいからのう。ある程度の手続きが必要なんじゃ」

ＧＭ／ウー・ハン：「まったくアル！　しかし、その面倒くさい奴らのおかげで、我々には、口上を言う時間や変身をする時間が与えられるアルな」（笑）

ＧＭ／ウー・ハン：「そして我々も、ヒーローの奴らが変身して爆発するまで、待ってやっているアル」

ロン：ここには霧が入ってない筈だから、ジーンさんと手を繋いで、進んでいきます。

ＧＭ：霧がない分、降りてすぐ判ります。廊下は死体の山です。

ロン：どのぐらい前の死体ですかね。最近？　それとも、白骨死体？

ＧＭ：割と最近なんじゃないかな、そうでなきゃほら、腐って消えてしまうから。

ユウイチ：どんな殺され方？　銃で撃たれたとか、斬られたとか、食われたとか。

ユウイチ：（コロコロ）２０！（コロコロ）１６だから、３６。＋１１でしょ、〈発見〉２４。

ＧＭ：ふむふむ。（ロン・ウーを指さし）あなたのすぐ足元に、気配。

ロン：じゃあ、隣にジーンがいるから、腰を抱えて、飛び退る！「下がって！」

ロン：ちっ、めんどくせぇ。（ユウイチに説明）こいつらは、ゴスポグと言って、敵側が、人間の死体とかに種を蒔いて作る、植物ゾンビ。

ユウイチ：えー、ちょっと待って。つまり、もっとヤバいのがいる？

ロン：いや、大丈夫です。敵側も、作った後、徘徊させといたり、場合によっては組織運用してるんですけど、ここのは多分野良（笑）。

ＧＭ：数は３体です。手前に、ゾンビみたいな見た目のが２体と、奥に、甲虫、角のないカブトムシみたいなのが１体。

ロン：ゴスポグは、二毛作、三毛作する生き物なんです。それによって姿形が変わって、世代が進めば進むほど、強いんですけど、第何世代だ、甲虫って？

ロン：１枚交換します。（受け取って）げげっ、“ヒーロー失敗”（＊１６）が来た。

ユウイチ：やっぱ、“キャンペーン”そっちに使わなきゃダメか。