Eternal Smile > Portrait of Wu-Han 『アル男の肖像』 第二幕
ロン:とりあえず、「お嬢さん、大丈夫ですか?」と、英語で話し掛けますけど。 GM:英語で返してくるよ。「危ないところを、ありがとうございました」 セバス:っていうか、こんなところで何やってるんだよ。 ユウイチ:じゃあ、こんなところで話しているのも危険なんで、わたし、飛行艇で迎えに行こうと思います。 ロン:あ、やりとりが終わった後で呼ぶんで、ちょっと待ってて(笑)。「いやーよかったよかった。通りすがって。俺はロン・ウー。キミは?」 GM:「わたくしは、ジーン・スミスと申します」そうそう、今気付いたんだけど、スタレンジャーが一緒にいます。 ロン:保護色になってんぞ、おい(笑)。「よう。俺ロン・ウー。お前は?」 GM:何も反応がない。ふよふよー、ふよふよー。 ロン:あれ? ケタ・カルズ(*13)信者じゃないのかな。 GM/ジーン:「あ、彼はシャイなんですよ。ほほほ」 ロン:シャイなヒトデはちょっと怖いぞ(笑)。ま、いいや。「で、こんなトコで何してたの?」 GM:「それは・・・」ちょっと口ごもる。 ロン:「何?」 GM/ジーン:「実はわたくし、あの博物館に用事がありまして、彼(スタレンジャー)にガイドしてもらって、ここまで来たんですけど、一緒に来た同僚が、あの恐竜に・・・」 ユウイチ:ぱくっ! ってされたわけね。 ロン:「あー・・・。ちょっと間に合わなかったな。そいつらには悪いことしたな」 GM/ジーン:「わたくしひとりでは、進むのも戻るのもおぼつかなくなってしまいました」 ロン:「でも、よくもまぁ、こんなトコに来たもんだね(笑)。チャレンジャーだなぁ」 セバス:確かに。 GM/ジーン:「本当にありがとうございました。では、わたくしはこれで」 ロン:手を出すけど(*14)。 GM:えっ?(素でビックリ) ロン:いやいやいやいやいや(笑)。お姉さんお姉さん。 GM:「はい?」差し伸べられた手に、ちょんと。 ロン:あー、はいはい、そういうことね。じゃあ、苦笑いしながら、エスコートしますわ。 GM/ジーン:「ありがとうございます!」 ロン:このお姉さん解ってんのかなー。面白くなっちゃったんで、ユウイチを呼ぶよ。「ゆっくり降りてきてねー。この辺だよー」 ユウイチ:「縄梯子下ろすから、うまく掴まってくれよー」ぶーーん、って低空飛行。 GM:ジーンはどうするの? ロン:ジーンさんは、脇に抱えるから。別に気にもせず。 GM:あ、すごいすごい。 ユウイチ:“ロマンス”だねー。一応、説明しとかないと、まずくない? おじいちゃんの状況を。 ロン:「あー、うちにはちょっと変わったおじいちゃんがいてね」(笑) GM/ジーン:「おじいちゃん、ですか?」 ロン:「あんま気にしないで。平気だから」 セバス:そうすると、円盤の中には、わしと、ウー・ハンが並んで、こう、舵取ってるから。 GM:やっぱり、立ち尽くすよ。 ユウイチ:「知ってます? アレ」(笑) GM:さっと、ロン・ウーの陰に隠れる。 ロン:一応、細かい事情はとりあえず置いといて、みんなで口裏合わせて、うちのパーティでウー・ハンを捕まえてね、って話を(笑)。 GM/ジーン:「まあ、すごい!」 ロン:「みんな一度は通る道だよ。ファンタジーゲームだったら、ゴブリン退治みたいなものだよ(*15)」 ユウイチ:ちょっと待てちょっと待てちょっと待てー!(笑) GM:「な、なんと失礼な人間アルか!」とか言うよ。セバスチャンの口で。 セバス:「話を合わせるがいい! おかしいだろう! 少し黙っておれ!」 ロン:「まぁ色々あってね、ちょっと停戦協定中なんで、呉越同舟ってヤツ?」 GM/ジーン:「そう、なんですか」 ユウイチ:ま、色々ありすぎてね。 ロン:呉越同舟で乗る船が中華ドンブリとは思わなかったけどな(笑)。 セバス:確かに。 ロン:ってわけで、「彼女、ジーン・スミスさんって言うんだけど」って2人に話して、ジーンさんに、「まだ名前しか聞いてなかったけど、詳しい事情教えてもらっていい?」 GM/ジーン:「はい。わたくしは、スミソニアンから来た者です。あの博物館に置いてあるホープ・ダイヤを回収しに来たんですけど・・・」 セバス:あら? ロン:「奇遇だね。実は俺らもそのダイヤに用があってね」 GM/ジーン:「まあ、そうなんですか!」 ロン:「ちょっと一度借りて、正確に言うと、元のところに返そうとしてるんだよね」 GM/ジーン:「元のところ?」 ロン:「うん。ほら、インドの方から持ってかれたって話でしょ?」 GM/ジーン:「はるか昔の話ですわね」 ロン:「それがまぁ、巡り巡って、俺らに天罰が降って来たらしくて」 GM/ジーン:「そう、なんですか」 ロン:善いことをしたつもりだったんだけどなー。悪いのは一緒にいた奴らだと思うんだけど。 ユウイチ:いや、ショックトルーパーをまとめて始末した段階で。 ロン:あれがいけなかったのかなー。 セバス:後ろを見ながら、「わしは何もしとらん」(笑) ロン:「ってわけで、神様とやらのご機嫌をとるために、そのダイヤが必要なんだ。ほら、元々神像のおでこにくっついてたものらしいんで、そこに納まるのが一番いいんじゃねーの? まぁ、そっちはそっちで所有権を主張すると思うけど」 GM/ジーン:「皆さんの事情は解りました。では、回収してから、スミソニアンの方に連絡を取りたいと思います。そこの場で話していただけませんか?」 ロン:「正直なかなか難しいと思うんだけど。とりあえずは、博物館の中の案内とかしてもらえれば助かるな」 GM/ジーン:「・・・はい」 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |