Eternal Smile > Be Alive 『Be Alive』第二幕 一同:・・・・・。 GM/あやめ:「では何故、今なのか。姫様には言っていないのですが(*13)、ナイル帝国が動いています」 マンジマル:それは、ちょっと眉を動かす。 GM/あやめ:「元々、リビングランドのバラク・カーと、ナイル帝国のDr.メビウスは、軍事同盟を結んでいました。その同盟の一環として、ナイル帝国は、西の地の一部で、様々なマッドサイエンスの研究をしていたようです。言ってみれば、どんな無茶をしても、被害の及ばない場所として」 マンジマル:「実験場か」 GM/あやめ:「はい。彼らの発明品の中に、リアリティ爆弾というものがあります。爆弾が爆発すると、そこだけ一時的にナイル帝国に変わってしまいます」 強力:! GM:普通は、スティリーってのを3箇所に植えて、バリアで囲んで、領土を作るんですけど、手間も時間も掛かるし、大変なんですよ。だからとりあえずリアリティ爆弾を放って、効果時間内にバーッと侵攻して、敵をやっつけてから、後でゆっくり領土に変えましょう、ってことができる。 マンジマル:うーむ。 GM/あやめ:「その、リアリティ爆弾が、秘密基地に大量配備されている、という情報が入ってきました。ナイル帝国は、そろそろ、繋いだ手を切って、手の平を返そうとしているようです」 ディアン:「同盟をやめて、バラク・カーと決別しようとしている。そのために、リアリティ爆弾を使って、辺りをナイルにしようとしている」 GM/あやめ:「はい、そうです。そして、これは私たちにとっての好機でもあります」
一同:・・・・・。 GM/あやめ:「タイミングは非常にシビアです。ですが、この機に乗じないわけにもまいりません。敵の敵は味方と申します。これによって、頭数の不足は、ある面ではクリアされるでしょう」 ディアン:「なら、オレたちは、ナイルがリアリティ爆弾を使うよりも、前に、行動しなければならない。リアリティ爆弾が爆発した場所は、ナイル帝国の価値観に染まる。変身に耐えられずに命を落とすものが出る。オレたちストームナイトは、それを止めるためにいるんだ」
GM/あやめ:「そうですね。ただ、私は軍師としてこう言わなければなりません。リビングランドよりは、ナイル帝国に変わっていただいた方が、兵は動かしやすい。いえ、そうでなければ動かせません。死中に活と申します。策を用いられる状況になり、皆さんの協力があれば、それで勝ちの目が初めて見えると私は思っています」 ディアン:「あやめは、オレたちがナイル帝国よりも前に、動くことを、計算に入れているのだろう?」 GM/あやめ:「そう仰るだろうと思っていました。はい。それは勿論、皆さんにお願いするお仕事になります。同時に、敵もそれは察しているはず。ある意味彼らは、人間の盾ですので、敵の包囲網を突破し、救出していただく必要があるかと思います。そのためには、実力のあるストームナイトが必要です」 裕人:なるほどね。 GM:と、全く、悪びれもせずに言いますよ。「一方で、ニッポンテックと今、俗に呼ばれつつある、ニッポンに潜伏する黒い影。そのエージェントが、目撃されています」 マンジマル:ふむふむ。 ディアン:ニッポンも動いているのか。 GM:彼らは彼らで、別のスティリーを置いてるんですよ。ニッポンテックのスティリーって、ATMなんです。町のどこにあっても、不自然じゃないでしょ? 裕人:はい。 GM:今んとこ、ここは敵地ですけど、取り返したら、金輪の銀行建てます、って言って、廃ビルの中にぽこっと、ATM置いたり、もしくは土地を二束三文で買い上げたりしてるのね。将来、「この土地の権利ウチにあるんですよねー」って言うために。 裕人:こ、怖いなー! GM:ですから、実は今、三つ巴、コアアースも含めれば四つ巴で、サクラメントを奪い合っている状態です。「何かあれば、ドミノ式に、勢力図は塗り替わるでしょう。西の地そのものが一撃で消滅するとまでは言いませんが、少なくとも、バラク・カーの勢力は、大きく、削れます。そして、アメリカ軍がフリーになれば、他の世界への援助等々、波及することを考えると、かなり大きな楔になるはずです」 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |