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TORGリプレイ

『Be Alive』

第二幕

 
シーン6 Pour oil on troubled waters(承前)

 
強力:どっちみち、俺らは行かなきゃならないんですよ。十提督いるじゃないですか。あいつらを、偉業的にフルボッコにして、ご退場いただけば、実は話が収まる可能性があるので。

マンジマル:それはもう、はなから計算済み。

強力:もっと言うなら、リアリティ爆弾ごと、あやめに預けるのも手だよね。

ディアン:あやめに?

強力:だって、明確に指向性を持って、この状況の根本解決を図ろうとしている、あやめが、船とリアリティ爆弾を握ってくれるんだったら、それこそ、意図的に住民を殺したいわけではないので、安定して運用できる。

GM:はい。そもそも彼女は、生きることは素晴らしい、死ぬことはタブーです、って人に仕えてるんだから、人死にを出す案は、取りませんよ。

強力:「では避難させてください」「ここにリアリティ爆弾を落とします」どーん!「では部隊を展開させましょう」って、粛々とやると思う。となると、あやめの顔を立てる意味も含めて、十提督フルボッコにしちゃおうか! 偉業付きで!

マンジマル:(頷いて)爆弾が、不安定な状態で落ちるのは、願い下げだ。

強力:完全に味方のコントロール下に置いた状態で、敵の武器を活かしてやるのは、それは軍略。技であって、卑劣な行為ではないので。

ディアン:騙し討ちではない(*20)。

強力:本気の気の回し方というのは、ここまでやるもんだっていうのを見せてあげるよ。ぶっちゃけ、船が飛ぶ前に、基地急襲して、駐留軍ぶっ飛ばせばいいことなんで。だって、殴りたいでしょ?

裕人:殴りたいでーす! っていうか、最初から殴る気満々だったんですけど。

強力:男として、個人的に、ネテルは勘弁してやりたい。ちょっとだけ。

マンジマル:多分、ナイル的には、無理だな(笑)。こっちとしては宿敵なんで。

強力:多分銃を向けてくるだろうから、向けてきたら最後。

裕人:よぉっし、カチコミだー!

GM:ということで、そろそろ、ユキちゃん顔を出していいですか。難しい話になると、この子いると面倒臭いんで、出さなかったんですけど。「話はおわったか?」

裕人:「あ、ユキちゃんだ」

GM:にぱっ、と笑って、「すまないな、むずかしい話をぜんぶさせてしまったみたいで。ん? どうしたあやめ。たいへんなのか?」

マンジマル:彼女が来たのなら、全員の顔を見て、言いましょう。「・・・解った。ただ拙者も、奴らがいる以上、手加減はできない。望む結果にならない場合があっても、勘弁してくれ」

強力:「それは、お前の問題だ。お前の問題をどう解決するかは、お前に任せる。やらなくちゃいけないのは、あいつらをこの森から、この土俵から立ち去らせることだ」(笑)

GM/ユキ:「押しだす、ってやつだな!」

強力:「電車道で一気に、叩き出す」

GM:「いいな! 私も負けないぞ!」って言って、微笑み返します。ただ、あやめさんの表情が、基本的に変わらないんですけど、ほんの少し曇っているのを見て、「ケンカでもしたのか(*21)?」

マンジマル:「別に、喧嘩はしていない」

GM/ユキ:「ほんとうか?」

ディアン:「ユキ。あやめは、ユキがユキであれば、安心する」

GM:それに関しては、疑問はないので、頷くかな。「ということは、ふあんになることがあったんだな」

ディアン:「オレが、不安にさせた」

GM/ユキ:「なにが、ふあんなんだ?」

ディアン:「あやめと、オレと、考えた作戦が少し違った」

GM/ユキ:「それは、まとまったのか?」

ディアン:「まとまった」

GM/ユキ:「なっとくしてるか?」

ディアン:「納得できるように、オレは、オレのできることをする」

GM:「わかった。よろしくたのむ!」って言うかな。あやめにも、「あやめは、頭でっかちなところがあるから、みなにむりを言ってはいけないぞ。しあわせになるために、がんばってるんだ。あやめがつらそうにしているのは、おかしい!」

裕人:(吹き出す)

強力:この姉妹を長く会話させちゃダメだ(笑)。ユキに向かって言おう。「では行くぞ。お前は、あの取組で、一度俺に負けたのだから、次、勝つまでは、お前は俺の妹弟子だ」

GM/ユキ:「いもうとでしか! おお! それはすごい! いいだろう。族長のあにでしであることをみとめる!」

強力:「だから、俺たちについて来い。全部丸く収めるぞ!」

GM/ユキ:「ぐるーっと丸くする! 悪いやつは、なげちゃう!」

ディアン:「ドヒョウだな」

強力:で、出発する時に、マンジマルに声を掛けます。「俺は、お前が、忍であるということを信じる。お前の判断で、どうしても引っかかるところは、お前が丸く収めてくれ」

マンジマル:無言で、頷きます。

強力:大関の右の手のひらで背中を、バーン! と。

GM:ああー、力が入る感じですね。

マンジマル:それは敢えて、避けずに受けよう。

強力:首をこきこき鳴らしながら、「じゃ、行こうか」

GM:「ストームナイト族、いくぞ!」「おーっ!」

裕人:「おーっ!」

GM:と盛り上がったところで、第二幕を締めましょう。

 
NEXT → 光と影、二極に分かれてストームナイトは行動を開始する……
 


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