Eternal Smile > The King of Celestial
 

TORGリプレイ

『星辰の王』

 

第二幕

 
シーン2 Japanese Beauty!

 
時刻は午後6時。
講堂では、アメイニの発表で割を食った研究者たちの発表がなおも続いている。
この後には、発表者や来賓を招いてのレセプションが予定されている。
しかし、招待状が必要なため、ストームナイトたちは参加することができない。

アメイニの行き先をどのようにして探るか、彼らは知恵を絞る。
 

バトラー:とりあえず、彼は休暇に入るから、それを追跡するしかないとは思うんだけどね。

ソニック:えーと、優秀な数学者を人体実験に使っていて、今現在、優秀な数学者がいっぱい集まってるので、アメイニは僕らがドキドキするようなことを企んでるんじゃないか、っていうのがあるわけだが。

フレディ:あ、それはあり得る。『みんなで一緒にバカンスに行きませんか?』とかって、〈催眠術〉かけられたら危ないね。

海優:えーとぉー・・・あのぉー・・・。

フレディ:海優。あんたが近づいてみるかい?

ソニック:それもアリだと思いますけどね。潜入工作とかだったら。潜入工作ですよね?

海優:え? なに?

一同:(苦笑)

海優:・・・あ、ああ! 潜入工作やな。うんうん、任しとき!

ソニック:すげぇ、信用できねぇ!

球太郎:姐さんの目がハートなままなのが気になるなぁ。

フレディ:あと、やっておきたいのが、カイロ大学から、荷物や人員が移動した際の伝票とかをピックアップすること。恐らく、人体実験してるのは確定で、その実験施設に、人を送ってるんですよ。あるいは脳みそだけを。多分アメイニの研究プランとして、アメイニの研究室から、大規模な荷物の輸送があると思うんですが、その伝票とかがあれば、どこに何が行ったかを追えるので、それを探したい。探すにはどうすればいいかっていうと、そういう伝票とかを処理しているのは、恐らく大学の庶務課とか総務課なので、そこら辺に行って、台帳とかをかっさらってこれれば、一番良いかな。

球太郎:おおー(尊敬の眼差し)。

ソニック:ただ、多分アメイニ本人がもうすぐ動くから、このままマークし続けて、尾行していけば。

マキシム:うん、その方が手っ取り早いと思う。

ソニック:あとは、こっそり尾行ていくか、それとも、個人的な顔なじみだったり、例えば使用人になる、みたいなことを言って、身辺にまで近づくか。

海優:行き先を訊き出せる可能性があるのは・・・。

GM:きみなら多分ビリーに連絡取れる。

バトラー:そうだね、ビリーに訊いてみるか。ビリーに接触して、何の気なしに、パーティへ紛れ込みたいなって感じ。

フレディ:オッケー。任せたよ。こっちは、カイロ大学の事務員とか門番とかの中で、悪そうな人間を見つけて・・・。

GM:“警戒”カード(*13)持ってますか?

フレディ:持ってないんですよ。

GM:持ってる人が使って、当たりをつけてきみに報告、っていうストーリーでもいい。

マキシム:あ、じゃあ“警戒”カード使うよ。

GM:では、悪い人間2人をピックアップした。

フレディ:そしたら、その2人に対して、袖の下を贈って、荷物とか人の移動の帳簿を入手します。

GM:賄賂を贈るって段階であなたに1ポシ要求する(*14)けど、それはいい?

フレディ:オッケーです。

GM:あと海優さん、アメイニに近づくっていうのは、どういう手段で?

海優:うーんと、実はあんまし考えてない。

バトラー:あー、待て待て、この後レセプションがあるだろう。そこに、夫人同伴でないと入れないだろうから、彼女を連れて、行こうと思ってる。

ソニック海優:おぉっ!

GM:イブニングドレスとかは、持ってきてる?

海優:持ってきてへんけども、何とか調達します!

ソニック:ジャパンマネーを使えばいいんですよ(笑)。

GM:解った。そこは調達できた、でいいです。

バトラー:俺が仕立て上げますよ。インド人っぽく、ちょっとエキゾチック風に。

球太郎:アジアンビューティだー。

 
NEXT → 三者三様の情報収集開始。まずはバトラーが……
 


PREVIOUS

back to Eternal Smile


"Eternal Smile" Since 2002.02.02
Copyright (C) 2002-2020 Charmy. All Rights Reserved.

E-mail:charmy_s@mac.com