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TORGリプレイ

『星辰の王』

 

第二幕

 
シーン3 Key to adjusting

 
GM:では、バトラーと海優の2人は、うまいことレセプションの会場に入りました。中で分かれる?

バトラー:分かれるけど、その前に言っとく。多分、向こうはこっちの動きに気づいてて、顔ももうバレてるから、変装しといた方がいいよ。

海優:了解。

GM:〈変装〉達成値求めといて。

海優:(コロコロ)3か。さすがにまずいと思うんで、ポシ使うわ。(コロコロ)22。+8だから、達成値20。

GM:顔としては、目立つ美人顔にする? 地味な顔にする?

海優:んー、目立つ美人顔。

球太郎:地味だと、アピールが足りないっていうか。

海優:そうそうそう!(笑)

GM:解った。まず、バトラーの方から。ビリーはきみを見つけて、「おや? こんな会に出る趣味があったのか」と言うけど。

バトラー:「いや、なかなか面白い話だったんでね、きみの主人を見に来たっていうのが本音だよ」

GM/ビリー:「なるほど(合点顔)。立派な発表だったろう?」

バトラー:「うん、正直彼に仕えているきみが羨ましいよ。どこで会ったんだい?」

GM/ビリー:「アレキサンドリアの方で、試しに働かないかということで、誘われたんだ。どうも、召し使いを探しているそうでね」

バトラー:「ふむふむ。確かに、色々と手伝うことは多そうだな。なんでも、明日から休暇と聞いたが」

GM/ビリー:「ああ。主人の郷里まで、私もついて行くよ」

バトラー:「ここから遠いのかい?」

GM/ビリー:「まぁ、砂漠用の装備を準備したぐらいだし、それなりにかかるらしいが、詳しいことはあまり聞いていない」

バトラー:「砂漠用の装備? ラクダに乗って行くのかい?」

GM/ビリー:「いや、ジープとショーファー(運転手)の手配をさせられたよ」

フレディ:えーとですね、彼らの抱えているジープの台数とか、燃料の量を訊いてくれると有り難いです。

バトラー:いや、そこまで訊くのは微妙かな。あくまで世間話だから。「そういえば、アメイニ氏はどんな飲み物を好むのかね?」

GM/ビリー:「ワインはお好きだね。ただ、何だろう、酒や食事の趣味に関しては、世間ずれしてないというか、ひどく世間知らずのところがあるのだが、その分、今時殆ど見ないような贅沢な料理を望むことがあるので、気が抜けないよ」

バトラー:ふふふ、ヤバそうなネタが出てきたよ。あとは何かあるかなー。

GM:今、“知人”カード2枚出てて、2枚とも使ってないんだよね。

バトラー:そうだね、ここは、もっと情報が欲しいところだね。“知人”を1枚使おう。

GM:そうしたらビリーが、「ショーファーはね、きみも知っている、私と一緒にクビになった彼だよ。彼もカイロで暇を持て余していて、私が連絡したら一も二もなく引き受けてくれた。今頃、外で待ってるんじゃないかな。よかったら話でもしていってくれ」因みに、この“知人”、あまりオツムはよくないです。

バトラー:「それは懐かしい。では、彼のために葉巻をもらっていくよ」

GM/ビリー:「ああ、そこら辺に並んでいるから、好きに持っていってくれ」

バトラー:外に出る前に、そっちへ合図だけは送っとく。

海優:了解♪(ウインク)

GM:きみは、すぐにショーファーを見つけました。〈説得〉振って。〈魅了〉でもいいよ。昔からの知り合いで、葉巻も持ってるので、+4あげる。

バトラー:では〈魅了〉で。(コロコロ)おぉーっ! 1。

ソニック:ま、ポシで何とかするしかないッスね。

バトラー:ポシですね。(コロコロ)うーん。+4して“アクション”で3上げて、達成値19。

GM:そうすると彼は、ゴソゴソと地図を広げて、きみに訊く(笑)。「いやー、俺さー、こっちの方さっぱり行ったことなくってさー、道とか判んないから、知ってたら教えてくれないかなー」

バトラー:お前。

GM:丁度ね、砂漠の真ん中に、2、3回消した跡と、バッテンが書いてある。

ソニック:この人、宝の地図か何かと勘違いしてないですかね(笑)。

バトラー:訊く相手を間違えた! きしゃー!

フレディ:いや、でもこれは重要。超重要。ポイントを覚えてれば充分なんで。

バトラー:一応手掛かりは手に入ったので、適当なことを言って去ります。

GM/ショーファー:「そうかー、こう行けばいいんだー。あんたみたいのがいてくれると、色々助かるなー」

フレディ:いい奴だな、こいつ。

GM:ここで一回切って、フレディ。あなたは悪人を見つけました。袖の下を掴ませました。ポシビリティを1点払ってから判定してください。〈説得〉とか〈魅了〉とか、好きなもので。

フレディ:何て言うかですね、一切技能持ってない。

海優:なんで私立探偵が交渉系技能持ってないんだよー(笑)。

バトラー:ま、活劇の法則もあるし、何とかなるだろ。

フレディ:というわけで、《魅力》基本値のみで振ります。「まぁ、色々あってね。アタシも商売やってるんで、ここの出入り業者が判るような帳簿を、ちょこっと見せてくれないかな。ちゃんとお礼はするからさぁ」袖の下を払ったことで、相手に利益はあります。相手のリスクは、見つかったら怒られる程度で、職をなくすほどのことはないと思います。以上。(コロコロ)13。ポシを使います。(コロコロ)26。+9、達成値18まできました。

GM:はい。「くれぐれもバレないように、手早く済ませてくださいね」と言って、帳簿を出してくれる。

フレディ:じゃあ、素早くがーっとチェックを始めます。〈手掛かり分析〉。

GM:〈知識(犯罪王)〉(*15)で邪魔をします。

フレディ:ガーン! やっぱり犯罪王か!

GM:でもこれは今、素で振って比べるだけだからね。頑張れー。

フレディ:はーい。(コロコロ)10、振り足し。

一同:おぉっ!

フレディ:16。ポシビリティを使います。

GM:こっちも、ポシビリティを使います。

フレディ:打ち消します!

GM:あー、打ち消されました。

フレディ:こっちは調査が本業。(コロコロ)“ひらめき”使って、達成値27。

GM:こっちは7振って−2で18だから、9差か。9差だったら判っていいや。伝票が見つかります。かなり巧妙に隠蔽されてるんですけど、どれもこれも、あなたの目を逃れることはできませんでした。

球太郎:すげー。

海優:姐さんカッコええー。

GM:うまいこと他の部署の荷物に見せかけて、アメイニの研究室から、大型の荷物が、割と定期的に運び出されています。運び先は、ここから西の方、サハラ砂漠の真ん中辺りの村になってるんですけども、そんな村、確か滅んでいる。

フレディ:はははははは(乾いた笑い)。

GM:よく見ると、業者の名前も、あまり見たことがない。

フレディ:要は、トンネル会社かダミー会社か。

GM:よく判らない。だーっと伝票があるけれども、こんな業者聞いたことがないし、あと、そんな村、あったっけ? って感じ。

フレディ:じゃあその辺をがーっとまとめてメモしておきます。最後に、係員に「ジャマしたね」と言って、作り笑いを浮かべて、出ていってから、タバコに火をつけて、「ちっ・・・このクソ野郎が!」事務所に戻ります。

ソニック:地が出たな。

 
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