Eternal Smile > The King of Celestial TORGリプレイ 『星辰の王』 第二幕 海優:「(作り声で)ごきげんよう」 GM/アメイニ:「ごきげんよう。貴女は、どこかの数学者のお嬢さんですか?」 海優:「えっ、あの・・・父は、今、あちらで話をしておりまして」 GM:「なるほど。何を飲まれますか?」 海優:「では、カクテルを一杯」 バトラー:それは違うぞー!(笑) フレディ:何て言うかな、「あ・・・割と、飲む人?」 GM:飲む人? みたいな顔をされるけど、普通に飲み物を取ってくれるよ。因みに、今は胸に、黒玉をあしらった黒いバラを挿している。 海優:「そのバラ、素敵ですわね」 フレディ:それが、ただの宝石なのか、或いは違うものなのか。 バトラー:俺は、戦闘用とヴィジュアル用の、両方があって、いっぱい持ち歩いているという説を主張したい。 GM/アメイニ:「ああ、大したものではありませんが、私が作ったんですよ」 海優:「そうなんですの! 素晴らしいですわ!」キラキラキラキラ。 GM:因みに、〈数学魔法〉にあるよ。 球太郎:えっ、細工物を作る魔法? 海優:(ソースブックを見て)ホンマや、【ジェム・ワーク】。宝石の価値が二倍になる、だそうです。 バトラー:あ、なるほどね。きらびやかにする魔法か。 GM:そうそう。余裕綽々でそんなの作ってる。 海優:「お噂はかねがね伺っておりました。先ほどの講演、わたくしは父から学問の手ほどきは受けていないのですが、それでも、素人のわたくしでも感銘するほど、素晴らしいお話でしたわ」 GM/アメイニ:「ありがとうございます。この計画には、時間もかかったんですけど、動き出してからは半年で成果を出すことができました」 海優:「半年で!」驚いてみせます。「その短期間で、あれだけ精緻な数値を出せるなんて、さすがですわね」 GM/アメイニ:「いや、これも彼らの尽力あってのことですよ」 海優:「彼ら、とおっしゃいますと?」 GM/アメイニ:「ここの研究員の方々ですよ」 バトラー:・・・しまった。若き数学者っていうカバーにしておけばよかったですね。彼女が攫われれば、我々の追跡が楽になる。 フレディ:アタシも、そう思った。 海優:なんか、後ろで不穏な動きが(笑)。 GM:〈魅了〉振ってみて。 海優:(コロコロ)ポシビリティ使います。 GM:はーい、相殺しません。 海優:達成値17です。“だめ押し”は使えませんよね? GM:使ってもいいよ。 海優:いいですか? そしたら20。 ソニック:やる気満々だー! バトラー:本気で落としにかかってるじゃねぇか! 海優:だって、金持ち金持ち! GM:20ですか・・・(ソースブックをめくる)。 球太郎:何か調べてる。 ソニック:惑星の並びとか気にしてるぞ。 バトラー:おっかないこと言わんでください。 GM:きみの《知力》、いくら? 海優:9です。 GM:えーとね、そうすると、アメイニはきみを気に入ったらしくて、話し掛けてくるんだけど、話しているうちに、きみの意識は、ブラックアウトした。 海優:うわー。 一同:おぉー。 フレディ:無理! あいつからの【メスマライズ】(*16)は、抵抗は無理だと思おう。 バトラー:小脇に抱えられてトットコトットコ、車に連れ込まれるんですか? GM:いや、しばらくして彼女は「酔ったようです」と言い出して、アメイニが「ああ、それはいけませんね、お嬢さん。ではこちらの方で休憩しましょうか」と言って、「今日のヒーローはお帰りのようです」「美女も手に入れられたようで」というような話を、後ろでされながら、すーっと退場していく。 ソニック:あれあれあれー? フレディ:自分で歩けるってこと? 海優:こうやって、腕に手を預けて。 GM:そのまま、小脇に抱えられるも何も。 海優:普通に、自発的に車に乗っていった。・・・すんません! みんな、後はよろしく! ソニック:マスター! アメイニを尾行するために、上空で待機してたんですけど、神野さんが乗っていったのは見ていてもいいですか? GM:〈隠れ身〉振って。 ソニック:はーい。ちょっと頑張らないとね。(コロコロ)ポシビリティ使います。(コロコロ)達成値22。 GM:そうすると、見つからずに追跡できた。車はカイロ郊外の、割と大きな瀟酒な屋敷に横付けして、アメイニが出てきて、彼にエスコートされた彼女が出てきて、そのまま屋敷の中に入っていく。 ソニック:えーと・・・潜入だよね、潜入だよね? フレディ:確認する方法ないしな。 ソニック:降りてって「潜入ですよね?」って訊くわけにもいかず(笑)。 バトラー:いや、それは仕草で判るんじゃないか。 ソニック:確かにな。えーと、しなだれかかってるから、えーと・・・よし、ここは彼女を信じよう! 球太郎:演技に違いない、と。 GM:なるほどね。 ソニック:悪人に対して、メロメロになるなんてあり得ない! ってことで、事務所に連絡。 フレディ:やさぐれた声で、『は? 海優が? あの色男と? よろしくやってる? ああ、よござんすね』(笑) ソニック:オバチャンかあんたは。 フレディ:『どゆこと? 潜入したんじゃないの?』 ソニック:「だと思うんだけどな。しかし、悪い奴のところに、仲間がいるというのは、落ち着かないものだ」 フレディ:『とはいえ、覗きは趣味悪いよ』 ソニック:「と言われてもなー、マークするのが仕事だし。ってことで、このまま警戒任務を続ける」 フレディ:『まぁ、いいけど・・・何? 妬いてんの?』 ソニック:「いや、キャーって声が聞こえたら飛び込むように用意しとくだけ(笑)。そしたらほら、手間が省けて、いいじゃないか」 バトラー:こっちもそろそろ、事務所に戻ろう。地図を入手して。 フレディ:でかした。よくやった。 バトラー:何か重要なことを忘れているような気がするが、まぁいい。 フレディ:ああ、海優でしょ? バトラー:ああ。ああ、おぁーっ?! 何処へ行ったんだ、帰ってないのか!(笑) フレディ:あの、お猿さんがやられたのと同じように、連れてかれちゃったんだろう。或いは、本心かもね。 球太郎:目ぇ、ハートにしてたからなー。 マキシム:ったく、あいつは・・・。 フレディ:あの子の好みは、もうちょっとイカシてると思ってたんだけどねぇ。というわけでマスター、バトラーから話を聞いて、地図上で確認します。村の場所と、目的地は一緒? 別? GM:えーとね、地図上の目的地は、村があったと思しき場所から、さらに、30キロぐらい西。 フレディ:了解です。じゃあ、そこまでの距離を考えて、長距離用の移動手段と、メンバー全員分の往復の燃料・食料・水などを確保しておきます。 バトラー:あと、地図のこの場所が、魔法的に重要な地点なのか、調べておくことはできないかな。 フレディ:正直難しい上、時間がない。 バトラー:そうか。残念だが、勘でいくしかないな。 フレディ:あと、何かあった時のために、レックス・マクマスターに手紙を書いておきます。「これこれこうで、こうでこうで」 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |