Eternal Smile > Welcome to Darkness Kingdom 『闇からの招待』 第二幕
GM:近くまで来たところで、道行く人が、キースくんの家の場所を教えてくれるかどうか、〈説得〉ロールを。 バーバラ:はいはい。それなら、道で訊く代わりに、元働いてた通信社の、地方の営業部に電話を掛けて、「どこそこ新聞の地方版にあった、ちょっとお茶目な天才少年の記事、この人取材したいんだけど、家判るかな?」 ディアン:うまい。 バーバラ:(コロコロ)うわ、1。これはリンクは切れない? GM:切れないですね。 バーバラ:ポシを使います。ふぅ、コアアーサーで良かった(笑)。ポンテクだったら切れてた(*6)。(コロコロ)“貫禄”1枚使って、《魅力》を+3します。達成値21。 GM:あー、名前を聞いた途端、くすっと笑いながら教えてくれました。「あの彼ね」って。 バーバラ:いや、ほら、普通に考えれば、すごいじゃない。まぐれにしても、満点を取るのは、誰にでもできることじゃないし、頭いいのはホント。 GM:では、車はアパートの前に着きます。皆さん、車をぞろぞろ降りて、家に行くわけですね。 アンドレ:え、ここら辺の3人が、ぞろぞろついて行くのって、怪しくない? バーバラ:バーバリアンがいて、ホスピタラーがいて、ロケットレンジャー。 アンドレ:俺、十字架入りサーコートだよ? バーバラ:一番まだ、フィリプ・マーロゥが外見マトモな気がする。 アンドレ:こんなの連れてってさ、コンコン、「すいませーん、インタビューなんで」後ろの連中は何だ! みたいな(笑)。 ジョルト:では、何かあったら呼んでくれ。 バーバラ:じゃあ、アパートの見えるトコで待機してて。 アンドレ:とりあえず、周囲を警戒しときまーす。 ディアン:階段を見渡せるところに立ってます。 ジョルト:【メガ・サイト】。 バーバラ:コンコン。「すみません。どこどこ通信の、日曜版の記者なんですけど、お宅のキースさんに、取材の申し込みをさせていただいてよろしいでしょうか?」 GM/キース母:「取材、ですか? すみません。息子はまだ、帰ってきてないんですよ。もうそろそろ帰ってくると思うんですけどね。30分くらいしたら、もう一回来てもらえませんか?」 バーバラ:「息子さんが通っているのは、どこどこ高校ですよね?」と、キースの学校名を言ってみる。 GM:事前に調べておいたわけですね。それだったらオッケーです。「そうですよ」 バーバラ:「では、私どもで高校の方へ行ってみます。会えなかったら、また、その時はお伺いします」 GM/キース母:「ああ、ちょっと待ってください。表通りは通らないんじゃないかしら。いつものパターンだと、裏通りのあそこで買い食いしてから帰ると思いますから」 ジョルト:なにー。 バーバラ:じゃあ、車を置いて、歩きで行きましょう。 GM:はい。ではあなた方は裏通りへ行くわけですよ、てくてくと歩きながら。 バーバラ:「ジョルト、上空の警戒をお願い。ディアン、前方をお願い。アンドレは、左右をお願い。私は後方を警戒するから」 アンドレ:はーい。俺“警戒”カードあるし。 GM:さあ、〈発見〉ロールをしよう! ディアン:(コロコロ)ポシビリティ使います。(コロコロ)達成値10で足りるかな。 アンドレ:俺もポシ使っとこ。(コロコロ)達成値11。 ジョルト:達成値17。 バーバラ:ディアンに“援助”。+3。自分は達成値17です。 GM:13、11、17、17? では全員判ります。向こうっ側の通りで、ロープのような物にぐるぐる巻きにされた人物が。 バーバラ:簀巻き! GM:5人ぐらいの人間らしきものに、運ばれていきます。 アンドレ:はーい、じゃあ行きますかー。「ディアン、行くぞー」 GM:と同時に、どこからともなく、キキキキキと車が走ってきて、「おう、こんなところでどうした?」 バーバラ:フィリプか。「あいつらを追って!」車に乗り込む。 GM:乗り込もうとすると、「ちょっと待て。俺はまわり道をする。あそこを真っ直ぐ行くと橋がある。橋の反対側へ出て、逃げ道を塞いでこよう!」と言って、キキキキキ! と。 ディアン:つまり、オレたちは普通に追えばいいということか。 ジョルト:ダッシュ、ダーッシュ! GM:では、キーンと飛んで、すぐに追いついたジョルトは見るんですが、覆面全身タイツの怪しげな連中が、5人がかりで、ぐるぐる巻きにされた人間を抱えています。連中は『イー!』『イー!』と言いながら、橋の方へ一生懸命走っていきます。 バーバラ:「こんな怪しい連中が白昼堂々と!」と言った後に、ちらっ(ディアンに視線)、ちらっ(アンドレに視線)、「こっちもか!」(笑) ジョルト:「(上空で見栄を切って)待てぇいっ!」 GM:待てぇいっ! ってやった途端にですね、橋の向こうから、ちゅどーん! とかいう、爆発音が聞こえます。 バーバラ:フィリプー!(笑) ディアン:彼が、やった? バーバラ:いや、やられたんだと思う。 GM:爆発音と共に、雑巾を引き裂くような悲鳴、「ひぎゃぁー!」という声が聞こえて、橋の方から、怪人が3体、現れます。 ディアン:・・・・・。 GM:1体はですね、イモムシっぽくて、全身あちこちから毛が生えている。 バーバラ:ああ、これが、白い繭の正体。 GM:残り2人はですね、アリです。しかも判りやすいことに、鎌槍を持って、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)と。 ディアン:働きアリ? GM:兵隊アリです。その3体が、あなた方に近づいてきます。で、毛虫怪人が、全員に対して、右手を挙げる。すると連中は、どういう経緯で話が通じてるのか、一斉に、『イー!』と叫ぶわけです。 ジョルト:なるほど。 バーバラ:「何? 何かの特撮?」 GM:戦闘でーす。スタンダードシーン。 バーバラ:ってことは、相手はまだ全体像を出さないか、親玉じゃないか。 アンドレ:では、やりますかね。
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