Eternal Smile > Hazard from Space 『天より来りしもの』 第二幕
ユウイチ:停電は回復しなかった。修理業者が行方不明になった。 リリアン:謎の生物によるものと思われるぼやが多発。排除しようとするが、戦闘になる。戦闘を放映するため、テレビ局が、屋外撮影車で生放送を開始。撮影車は破壊される。 ディ:つまり、オレたちの戦いは、映ってはいないんですね。 マギー:ほほう。 ディ:巨木の周囲の電子機器が破壊されて、毒ガスが発生したのではないかという叫び声がする。 ユウイチ:その後、爆発か。 リリアン:まぁ、随分と、軍もやられたものね。で、果たして軍の通常兵器で、敵さんとやらを倒せたの? GM:〈発見〉ロールをしてください。 ユウイチ:(コロコロ)19ときたか。+6だな。〈発見〉21と言っておきましょう。 GM:映像をもっかい見直すと判るんですけど、あなた方を襲った連中は、乗用車を破壊してます。でも、装甲車はどうやら破壊できなかったみたいで、逆に、装甲車から銃弾で攻撃されて、大きなダメージを受けています。次の瞬間、背中から半透明な羽がばーっと出てきて、空中に飛び上がったかと思うと、そのまま、装甲車に特攻して、装甲車ごと爆散します。 マキシム:自爆するんだ。 GM:因みにさっき、あそこで倒せなかったら、次のラウンド、ディにあの攻撃がいってました。 ユウイチ:体当たり自爆? マキシム:危ないとこだったなぁ。 GM:またある時には、装甲車に攻撃が効かないと思ったら、わらわらわらと、数体が集まって、口でガンガンと何かやった後、しばらくすると、火花がばちばちっ! と散って、中から人間が、ぼろぼろになって現れます。 ユウイチ:毒ガスを注入したか何かかな。 リリアン:「とにもかくにも、この有り様ね。私たちが市に入ったのは、爆発があってから・・・」 GM:5分後ぐらいですね、丁度。 リリアン:「5分後で、クレーターに行ったらああなった。で、貴方のご意見は?」 GM/グレン:「我々が知る限り、ああいう巨大な爆風を起こすのは、核ぐらいのものだ」 リリアン:「放射線のカウンターは?」 GM/グレン:「反応なし。つまり核攻撃ではない。爆発の規模を調べたところ、地下100m辺りだということが判明している」 リリアン:「ふーん。・・・頼みたいことがあるんだけどさ。樹の花の先から何か飛んだらしいんだけど、ブラジルの天文台という天文台を当たって、それを追っかけてもらえる?」 GM/グレン:「早急に手配を掛けよう」 リリアン:「軍のレーダーも使ってね」 GM:軍のレーダーって言わると、ちょっと嫌そうな顔をします。 リリアン:「生きるか死ぬかの世界で、迷ってる暇はある?」 GM/グレン:「いや、そういう意味ではない。実は、大停電の間に、何者かが軍のレーダーにジャミングを仕掛けたらしく、レーダー波が使い物にならなくなった。回復したのは、つい5分ほど前だ」 マギー:ほうー。 リリアン:「なら、今から追いかけりゃいいってことよね?」 GM/グレン:「では、早急に記録を調べよう。周囲の他の基地に対しても、協力を要請する」 リリアン:「頼むわね」 GM:あと、今のうちに何か調べたいことがあれば。 マギー:そしたら言います。「そこな偉そうなヤツは、色々なことを知っているのであろう? ならばさっきの、ギズモ(*15)で動いている、気色悪いヤツの資料も、きっと持っているハズじゃ。我らに見せてくれぬのは、けちではないか!」 GM:「けちというわけではないが・・・」と言って、グレンは、断片的な情報をざーっとくれます。判ることは、まず、指揮官が、真っ先に狙われた。連中は、無線強化した指揮車を優先的に攻撃しています。 ユウイチ:電波を狙った? GM:そう思うんだったら、はい、もっかい〈発見〉ロール。 リリアン:そもそも、あたし指揮官? ディ:サイバーウェアを入れているから、かも。 ユウイチ:(コロコロ)どうすっかな、15だけど、もう一声。“ひらめき”で+3つけよう。 マキシム:“援助”があるよ。「ユウイチ、何か思いついたのか?」 ユウイチ:「うん。もしかするとな」ってことで、〈発見〉21。 GM:21あればいいです。手持ちカメラのクルーが撮った映像で、かなりブレはひどいんですけど、敵対した連中が、吹き飛んだ無線機に、無意味に攻撃したりとか、転がり落ちた携帯電話を、執拗に攻撃するシーンが見られます。 ユウイチ:うわー。電磁波を追っかけてるな。 リリアン:電波に強いのか弱いのか。 GM:あと、爆発30分前にですね、電子機器にいきなりばちっと火花が散ったと書いてあると思いますが。 マキシム:うん。書いてある。 GM:一度ぐらい、似たようなの見たことありませんか? 電子レンジの中で。 マギー:ああーっ! リリアン:あるねぇ。アルミホイルを叩き込むと、とっても楽しいことになるよね。 GM:さらに、人間が爆発炎上する、という件ですけど、水素と酸素の混合物に、火花を散らすとどうなりますか。 リリアン:爆発しますね。 GM:そう。何もしないのに、いきなり人間が炎上します。あとは、毒ガス関係ですね。〈手掛かり分析〉してください。技術アクシオムが21以上の人には、+3のボーナスあげます。 リリアン:(コロコロ)〈手掛かり分析〉26。 ユウイチ:さすが、智将リリアン。全てが判っている。 GM:あれは、毒ガスじゃありません。酸素中毒症です(*16)。 ユウイチ:ああー、酸素を一気に吸引しすぎたわけね。 リリアン:要するに呼吸器障害か。 ディ:つまり・・・敵は、元素の精霊を操っているんだな! GM:うん、その通りだ、違うわい!(笑) マギー:そうかそうか、判った、げんそのせいれいというギズモなんだな!(笑) GM:まぁ、そういうことが判ります。あと、どう見てもこいつら、技術を利用して作られた感じではないです。 リリアン:地球外生物ね。 GM:因みに、映像の最後の方、爆発5分前ぐらいには、地下にどんどんどんどん潜っていく、連中が見えます。 ディ:きっと、爆発の前に避難したのだろう。 GM:つまり、裏を返せば? ディ:まだ地下にいる。 ユウイチ:どっかに移動してった? 種を追っかけて。 GM:もっかい〈手掛かり分析〉。 リリアン:ポシ使います。(コロコロ)〈手掛かり分析〉24。 GM:じゃあ判りますよ。連中は、爆発が起きることを、知っていた、ということになります。 マキシム:だから地下に潜ったのか。 ユウイチ:あれ? じゃあ、さっき、奴さんらが突然おれらを無視したのは何だ? ヘリの音がイヤだった? リリアン:もしくは、もう一回何かがあると悟られたくないからか。 ユウイチ:でもそこまでの知能があるようには見えんな。 リリアン:それにしても、なんで市庁舎の下だったのかしらね。変電施設とかある? GM:それはまぁ、当然ありますね。自家発電装置の類は。 ディ:あの生き物が、デンジハ、に引き寄せられていることと、樹が、市庁舎から生えたことは、別だと、オレは思う。今できることは、マキシミリアンが見た、種が、どこに落ちたかを、探すことではないか? リリアン:まぁ、それが正解だわね、きっと。 ディ:種が成長したら、同じことが起こる。 マキシム:・・・そうだな。 リリアン:あともうひとつ訊きたいんだけどさ、なんでこの地区には地下坑道があったの? GM:ライフラインですよ。 ユウイチ:地下共同溝ってことでしょ? 単なる普通の。 GM:はい。実は日本みたいに、電柱立ってる方が珍しいんですよ。特に計画的に作られた都市は。 ユウイチ:地中埋設が基本だもんね。 マキシム:どちらにせよ、早いとこ奴らを捕まえて、倒すしかないよな。 リリアン:問題は、奴らが次にどこに出てくるか。 GM:そうやってあなた方が考えていると、扉の外から、声が聞こえてきます。 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |