TORGリプレイ

『HEAVEN』

 
 

第三幕

シーン3 月に吼える
(ラウンド進行=戦闘シーン  1/2/3/4
 
 

アンテナ基地から月に向かって伸びる謎の光。
それに照らされて、二機のヘリが鈍く輝き・・・死闘の幕が開いた。

 
 
 

1ラウンド目

 

GM:ドラマチックシーン。ヒーロー先攻、疲労、2ショック受けてくださーい。悪役後攻、推奨行動は〈間合い〉の〈威圧〉です。ヒーロー側は、マッコイと、他のみんなという風に分けます。ということで、マッコイからどうぞ。

マッコイ:えーと、思い切り高度を上げたんだけど何かイヤーな予感がするので思いっきり高度を下げる、ということで〈間合い〉。(コロコロ)19。

セバス:うわー。出目いいなー。

マッコイ:達成値26。

GM:高ぇ! それは持ってかれた。はい。(推奨行動に成功なのでカードを手渡す)

マッコイ:「さぁ、ついて来れるかなー、ふふん!」

GM:そうすると、ニヤッと笑って、ついては来ますよ。ホントに追従する形になってるけど。あなたは急角度で降下して、強烈なGを受けますが、スネークは、(コロコロ)えー、アドレナリン・コントロール。

マッコイ:こぉの野郎!

GM:ドラッグ使用。鬼っぽく。ということで降りた皆さん。このターンで着地して、背負ってるのを外して、駆け出すまでオッケー。で、敵の影が見えます。多分わらわら来ますこれは。

和歌:「来るな」

セバス:「なら、とりあえずさっさと行くかのぅ」

GM:みんな突っ込むでいいのかな? じゃあ、全員〈間合い〉。目標値15。これを越えた人は、とりあえず突破という選択肢があります。

ディアン:ポシ。(コロコロ)よし、22です。

マキシム:19。

和歌:えっと、“アドレナリン”使って15。

ディアン:あ、待って、場に出さなきゃ使えない。

和歌:! しまった。

GM:そうだ、ごめんなさい。最初のターンは、カード無し。

セバス:無理だな。ポシりまーす。(コロコロ)なんか必死に+9までいったんスけど、〈間合い〉技能なしなんで、敏捷8だから、17か。

GM:じゃ、全員越えて・・・

和歌:GM、私越えてない。だから、わざと残って、引き留めるわ。

GM:オッケー、じゃ成功した人は推奨行動なんでまずカード1枚ずつ。3人は駆け抜けて、気づくと和歌が混成部隊の輪の中に独り残ってるんですけど。

和歌:ニヤッと笑って、「後で行く、待ってろ」

GM:うん、先に行けということですね。そうすると、囲んでる連中が「貴様、この数相手にやるつもりか?」と。

和歌:「仕事だからね、報酬もらうまでは死ねないんだよ」

GM:「金の亡者め・・・金のために死ぬがいい!」と言って連中は襲いかかってきます。アバウト20人ほど。

和歌:わっかりましたぁ。

セバス:え、何それ、アメリカ軍?

GM:ではなくて、エデンの残党組です。

マキシム:ま、それなりに強いだろうね。

マッコイ:たーだーし、火器は甘く見ない方がいいと思うよ。

GM:はーい、火器はアメリカ直卸品だよー。金輪マークだけどな(笑)。

和歌:ヤバい、サークルKか。

GM:けっけっけ。ということで、簡略化すると、アンテナ基地があって、そこに3人が向かっていって、ここに和歌が残って、上空アバウト600mくらいんところで、マッコイがバトル、っていう。そして、謎の光が、アンテナから延びています。

 
 
 

2ラウンド目

 

マッコイ:「・・・おいスネーク、あの光は何だ?」

GM(スネーク):『回廊と言っていたが』

マッコイ:「マジかよ? けっ、お前さんどう考えても雇い主間違ってるぜー?」

GM(スネーク):『愚かなことを言う。傭兵は雇い主を選ばない』

マッコイ:「おめーの身を滅ぼしちまったんじゃ話になんねぇだろうがよ」思いっきり笑ってやろう。ぎゃははは。

GM(スネーク):『・・・残念だな、解ると思っていたが。戦場に於いて、求める物は、何だ? 闘いを置いて他にはあるまい』

マッコイ:「(深く溜息)俺は自分が生き延びて稼ぐために戦場へ来たんでね」

GM(スネーク):『身体を、機械に取り替えてみれば解る。長く生きることに何の意味もない』

マッコイ:「そういうことかい。つまりお前さんは死に場所を求めてんのか」

GM:えーっと・・・〈挑発〉で、プラスの、4(笑)。

マキシム:ナイス! いいねぇー。

GM:痛いところをちょっとね。

マッコイ:(コロコロ)えーっと、そうすると、〈挑発〉で18と言ってみる。

GM:ちょっと動きに迷いが出たような気がする。サイバーリンクですから。彼の中の人間性の部分が、引っかかっているような気がしました。敵側の反撃は、(コロコロ)動揺が見えますね(笑)。明らかに弾が乱れた。では和歌の前の20人。ふふふふふ、独りでも遠慮はしないぜー。撃ちまくり。(コロコロ・・・息を飲む)「何故、理想のために闘う我らの弾は当たらんっ?!」

一同:ははははは!

和歌:「それは・・・仕事じゃないからじゃない?」

セバス:え、もしかして一般兵?

GM:一般兵。

和歌:「それがプロと素人の差ってやつよ、ふふ」

GM:「くっ!」というわけで、斬り込んでいった3人。基地の門の傍に、出てこようとしている騎兵たちが見えます。

セバス:じゃあ二人に、「わしはここで撃ってるからお前らはあいつら止めとけ!」とりあえず撃ちます。(コロコロ)達成値13。

GM:当たって、向こうの足が止まりました。マキシムとディはもう、騎兵の目の前まで来てます。

マキシム:よし、俺が二騎まとめて攻撃で、いきましょう。「爺さん、腰抜かすなよ」

GM:おおー。そりゃあ格好えぇ。

セバス:「言うな、こわっぱが」

マキシム:〈白兵戦〉20。ダメージは、21。

GM;ははははは、そら無理だっつーの。生きてはいるけど、ダメージを食らって落馬しました。で、道が、開きました。ディどうしますか。

ディアン:せっかく道を開けてくれたんで、〈間合い〉で、突っ切ります。感謝しつつ。(コロコロ)16、+3だから、17と言って〈間合い〉。

GM:はい、わかりました。

マキシム:もしも先に行くんだったら、ディに声掛けます。「剣士は剣で功名を立てるものだ。お前の手でジェシカを助けてこい」

GM:おぉー。そうですね。じゃあ門の中に飛び込んで、ディが気づくのは、わぁ邪魔がワラワラいるぞってこと。でもこのまま〈間合い〉で抜けちゃえばオッケー、後衛二人いるし。ということで、次ターン。光はどんどん太く、輝きを増しています。

 
 
 

3ラウンド目

 

ディアン:やった、活力!

GM:うー、来たなぁ。ヒーロー先攻活力、悪役後攻、推奨行動は任意。

マッコイ:よし! ショック回復!

GM:(カードを配って)みんな行きましたね。ではヒーロー側、遠いところから解決していきます。

マッコイ:えーと、推奨行動任意? ニヤリ。ほんじゃあ、丁度低空に引き落としたことだし・・・全力射撃。ミサイル4発全部使うから。

GM:うわぁーー。マ○ロスっぽーい!(笑)どうぞ。

マッコイ:「こいつは確かお前さんの持ちネタだったなー。前回やられたっけなー、6発かわすのは大変だったぜぇ!」4発飛んでいきまーす。行っけぇ!(コロコロ)20!

一同:うわーー!(拍手)かっこいいー!

マッコイ:(振り足して)27か。ポシ使う。

GM:消す!

マッコイ:“ヒーロー”使用ー。

GM:消せない!

マッコイ:37だと、+11の、〈砲門〉足して22、あと集弾効果。

GM:・・・うー、厳しいなぁー。(コロコロ)無理だ。

マッコイ:はい全弾受けてください。えーと+11だから、基本ダメージが27の、38、アンド4発。

GM:うわー・・・痛い。えっと、ポシで負傷消してK消して・・・うわ、厳しいぞー。帰っていい俺?(笑)撃墜寸前ですね。あれをよく持ってる、っていう。

マッコイ:「スネーク、褒めてやるぜ!」

マキシム:くあーっ。かっちょえぇなー。

マッコイ:「今のまともに食らってまだ飛んでるとは、さすがに最新テクノロジーだな。それともお前の腕か?」

GM(スネーク):『・・・後者であって欲しいな。だが、まだ終わらん!』

マッコイ:「みてぇだな、こん畜生」

GM:と言って、ガトリングを一応あなたに向けます。

マッコイ:はい。来なさい。あ、成功なんで1枚もらいます。

GM:というところで、次の遠いところ、和歌。20人はですね、手に手に重火器を持って撃ってきます。

和歌:じゃあ、GM、「餓狼吼」使いたいな。

ディアン:がろうこう・・・吼えてビビらせる技だっけ。「敵は次のラウンド技能なしになる」だって。

GM:じゃ何かこう、不思議な武道の構えを取ったかと思ったら。気合の掛け声を。

セバス:うらぁ! でもゴルァ! でも(笑)。

マッコイ:さもなくばあれだよ、効果音で「ズゴゴゴゴ!」

GM:それはアリ。マスター推奨(笑)。じゃいってみよー。

和歌:いってみよう、イェーイ!(コロコロ)14、“ドラマ“足そうかな。

GM:うっす。出してあれば使える。

和歌:(コロコロ)じゃあ、“アドレナリン“も使って、26で。

ディアン:そっちの〈威嚇〉との比較です。

GM:一応20人いるからねー。来た奴が止まったけどね(笑)。

和歌:じゃ、ニヤッと笑って、「思想も愛も捨てて、金で生きてる人間は、格が違うんだよ格が」

GM:うわ、ダメな奴、ダメな奴なのに! で、門の付近。中にはえっらい沢山いますよー。

マキシム:わー、これは斬り甲斐があるわ。

ディアン:君、名誉の騎士だろ。

GM:んー、でも悪を倒すのは本懐ですから。ということで、行動どうぞ。

マキシム:セバスいるから、後ろに回られちゃ困るんで、入口の4騎に攻撃。“アドレナリン”使って白兵が、16。

GM:はいはい、そうすると、倒れはしないけど、4騎まとめて押しやられる感じ。

セバス:じゃあとりあえず、端っこの1騎を、ぽーんって一発撃っとく。(コロコロ)普通だねー。11だねー。

GM:うん、当たっちゃう。ダメージください。

セバス:17。

GM:あれ、当たると結構でかいですね。後ろで「あのじじい、何とかしろ!」って声が(笑)。お次は、ディ。

ディアン:現状を教えてください。

GM:ここは、元々通信基地でしかないんで、砦とかじゃないので、でっかいアンテナがあって、その下に基地がくっついてる。だからあとは突っ走ったら着いちゃう。とりあえず、〈間合い〉だけやってください。

ディアン:はい、わかりました。(コロコロ)+5なんで、〈間合い〉は、19。

GM:わかりました。途中妨害があってそれをかき分けつつ走ったということで、3ショックだけとりあえず受けといてください。鎧に傷が入りーの、やっぱ血もちょっと多少流しーの。

ディアン:絵的にその方がいいや。

GM:では基地に入って、部屋っつーか倉庫みたいなトコを抜け、屋上のドアを蹴破って、アンテナのたもとまでたどり着きました。するとそこには光の柱が伸びているので、その光があなたを照らします。で、上空からフルオートバーストの爆音とかがして、あ、マッコイがすごいコトしてると(笑)。そういう音を聞きながら、見るとですね、こういう風に平伏して何か祈りを唱えているような連中がいて・・・。棺みたいな、カプセルみたいな物が幾つか、天を昇っていくのが見えます。

ディアン:ジェシカは?

GM:えー、〈発見〉。

ディアン:(コロコロ)+2、14。

GM:うわ、愛だな(笑)。えーっとですね、すっごいスピードで昇っていくのが見えたんだけど、自分もあの光の中に入れば、届くかもしれないと思いますね。

ディアン:行く。

GM:はい、では割り込みましょう。仕事ですから。えー、ザンッと、ケルビムの楯が、あなたの眼前を塞ぎます。そして、表が黒、中赤地のマントがバッとひらめいたかと思うと、ケルビムが姿を現します。「我が名と、我が楯、我が剣、そして我が誓い! この4つに賭けて、お前は通さない!」

ディアン:「ケルビム・・・」
 

背に帯びた剣にディアンが手をかけたその時、
「待てぇっ!」
 

マキシム:「アークぅぅっ!」大声で叫びながら、突撃していきます。
 


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