TORG・ABCリプレイ
第二幕 GM:では、決まったところで、処理しますか。スペシャルズの所に行くと、当然最初は「ここは、関係者以外立ち入り禁止ですよ」って、軽く押し問答があるんですけども、それをまぁ、2人が押し通って。 リリアン:「あー、関係者関係者ー」 ディアン:いや、俺たちは嘘がつけない。「ザルマンに用がある」 リリアン:頭悪いー!(笑) 蓮翔:しまった、教えときゃよかった。「ジョゼフに呼ばれた」って言えばいいって。「お前らのこと、ジョゼフが呼んでたよ?」って、俺が騙して。 GM:あー、騙せば良かったですね。それはアリでしたねー(笑)。じゃあ2人が入って行くと、ザルマンが顔を出します。「何だ? 貴様らの持ち場はここではない筈だ。本当に軍法会議にかけられたいか? 10秒待ってやるから、ここから失せろ」 マキシム:何にも考えないで言っちゃおうかな。でも、ストレートにロレーヌとかヴェルムの名前を出しちゃうのは、まずいかなー。 蓮翔:そこで迷ってる間に、うちらが後から合流って、アリ? GM:そうですね。多分押し問答が結構長引いたんで、戻って来れると思います。 蓮翔:じゃ、後ろから、「まぁまぁまぁまぁー」って、俺が入る。 ディアン:「泉!」 蓮翔:とりあえず〈説得〉。「後ろ暗いのは、そちらさんの方じゃないスかねぇー」ってつぶやいてみる。 GM:カマかけましたね? どうぞ。いいネタだったので+1(笑)。 蓮翔:(コロコロ)達成値22。 ディアン:「後ろ暗い、というのは、どういうことだ?」“貫禄”交換しようか。これで25になる。 GM:はいはいはい。では今の〈説得〉で、何を目的としますか? 蓮翔:えー、スペシャルズって、すごい威張ってるワケじゃん? タイマン勝負するためには、それを、こう、下まで引きずり降ろしたいんだよね。 GM:なるほど。挑発して、その気にさせたい、ってことでいいんですかね。 蓮翔:うん。向こうは、軍人として格上だから、命令として下されちゃうと、動けないじゃん。だから、軍法会議にかけてやるとか言われても、「おめーの権限じゃかけられねぇ、ざまぁみろ」っていうレベルまで落としたい。 GM:そうするとザルマンは、今のあなたの癇に障る物言いに、かなりプチッと、2、3本いったらしいんですけど。 蓮翔:頭に血ぃ上らせて要らんこと口走らんかなー、みたいな。 GM/ザルマン:「今、被疑者ロレーヌの取り調べで忙しい。ここから早く出ろ。貴様らに構っている暇はないんだ」 蓮翔:と言われる? そしたら、「とってももっともらしいことなんだがな、被疑者被疑者と言っているが、証拠は本当にあるのか? そして、ましてや妊婦だって聞いたんだけどな、それを強制的に尋問するのも、一般的におかしいよなー。なんだったら、公表して世論を味方につけるって手もあるが。マスコミに知り合いいるんだよね」とつぶやく。 GM:売り言葉に買い言葉だな、じゃあ彼は、「証拠は、調べて見つけ出すものだ。現時点でどうこう言うものではない。そして、そういったことを騒ぎ立てるのは、国益に反することだ。貴様も、この作戦に参加した身ならば、当然これがどういった意味を持つかは判るだろう。たとえ妊婦であろうとも、敵に属している者に、情けをかける必要はない。それよりももっと大きなもののために、我々は戦っているのだ」と、ホントに信じてるのかお前、みたいな言葉を(笑)、吐いてくれますよ。 マキシム:言うねぇ。 蓮翔:「今のセリフをそのままメディアに乗せて、一般国民にそれを流したとしたら、スペシャルズは終わりだと思うが。お前だって、人の子なんじゃないのか? 生まれてきたんだろ? 作られたのかな、それとも」ニヤリ。 GM:あー、くそっ、いい感じだ(笑)。かなりカチンときたので、反射的に拳を振り上げるかな。 ディアン:泉を後ろに庇って、受け止める。 リリアン:ちょっと待って。その前に〈トリック〉を発動したいんだが。 GM:いいですよ。何ですか? リリアン:ザルマンから全然離れた場所にいたんだけど、テープレコーダーをストップさせる音があるでしょ。あれをわざと見えるように鳴らしてやる。カチッて。(コロコロ)ポシ。 GM:どうぞ。 リリアン:打ち消さないか。(コロコロ)達成値16。 GM:じゃあ、それを察知して、殴り掛かるのを止めて、ディが手で受け止める感じ。 ディアン:「人間の尊厳を守ることより、大切なものなど、存在しない!」 リリアン:「旧日本軍と一緒よねー、それじゃ」 GM:・・・という感じで、いい感じに押し問答になっておりますが。皆さん〈発見〉を。 ディアン:(コロコロ)目が良くない。任せた。 マキシム:(コロコロ)+4か。16。 蓮翔:10。 リリアン:12。 GM:いいッスかこれで。では全員、《耐久力》判定。(コロコロ)ポシビリティを使います。 一同:打ち消します!(*20) GM:全員にまとめてやってるから、打ち消すのはひとりでいいです。 マキシム:じゃあ、俺が消すよ。 リリアン:(コロコロ)仕方がないから“アドレナリン”を使う。 マキシム:俺も“アドレナリン”使っとく。 蓮翔:《耐久力》は10しかないんだな。ポシ使って、ここは不発にしといた方がよさそうだな。(コロコロ)27になって、+9だから、俺19。 GM:ではそれぞれ教えてください。達成値。 ディアン:15。 リリアン:15。 蓮翔:19。 マキシム:16。 GM:そうすると、全員、意識が遠くなっていきます。 マキシム:あれっ?! 蓮翔:19でもダメなのか。 GM:で、リリアンには姿を見せるので・・・。 リリアン:ヤツか。なるほどね。 蓮翔:解った解った。 GM:ジョゼフが、ひらひら手を振って、「本当はしたくなかったんだけどね」って言うのがあなたに聞こえました。 リリアン:ゴメン、それ言ってる間にさ、拳銃抜いて、ぶち当ててやる。 GM:“緊急行動”がないと無理です。 リリアン:ま、いいや、とりあえずじゃあ、捕まっとくか。 マキシム:しょうがない、ここは。 GM:では、全員意識を失ったところで、暗転して、第二幕終了です。1ポシずつどうぞ。 マキシム:はぁー、“アドレナリン”勿体ねぇー! GM:マスター的には削りに行くのが常道なので(笑)。申し訳ないですが。 NEXT → 4人が目を醒ますと、そこは…… "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |