Eternal Smile > MOMO Can Survive 『MOMO Can Survive』第一幕 「依頼人が被害に遭った三つの事故・・・どれも犯人の影はなさそうっすね・・・」 GM:何度危険な目に遭っても、モモは、「いつでも球太郎さんの姿を見ていたいんです」と言って、離れようとしませんでした。 捜査が手詰まり感を見せたその時、小さな手が球太郎の袖を引いた。 GM:モモは、類い稀な記憶力を持っていました。彼女が見つけた手掛かりが、あなたの助けになったことは、数え切れません。 モモの言葉に球太郎は目を見張り、「悪夢探偵」と目を合わせる。 GM:いつしか、モモはあなたにとって、かけがえのない「パートナー」となっていました。 「すぐにその司書の背後を洗おう。ありがとう、小さなレディ。君は野原氏の幸運の女神だ」 仮想プレイヤーC:手詰まりですね。こんな時に“アイデア”カードがあれば・・・。 球太郎:あ、持ってます! 交換しましょうか? 球太郎は推理したりするキャラじゃないので。 仮想プレイヤーC:いや、持ってるなら使えばいいですよ。例えば、モモちゃんが思い付くというのはどうです? 球太郎:いいですねそれ! では、“アイデア”を使用します! 球太郎:一見事故のような事件にいくつも襲われた被害者に護衛と犯人探しを依頼され、犯人は悪夢に取り憑かれていて(*5)、背後には悪夢使いの影が・・・みたいなシナリオを想定してます。 GM:では、そんな経緯をたどりつつ、クライマックスバトルに突入、見事勝利! 一息ついたあなたに、頬を桃色に染めたモモが言います。 モモ:「今日の球太郎さんも、格好良かったです」 球太郎:うーん、そういう風に、面と向かって、直球で褒められるのには、いつまでたっても慣れません。「よしてくれよ」と、耳まで真っ赤になりながら、目を逸らします。 「おっと、電話だ」 「どうしたのですか?」 良かったあ、と、ほんわかした微笑みを浮かべる様子につられて、つい、次の言葉が滑り出る。 「もうひとりの仲間と、連絡が取れないって言うんだ。あの時、男がもうひとりいただろ」 幾分大袈裟に口をとんがらせて見せるモモ。 「ごめんなさい、冗談です。球太郎さんのお仲間ですもの、いい人だって解ってます」 球太郎:その「狼獣鬼」と、よもや、あんな形で再会しようとは、その時の球太郎たちには知る由もなかった・・・(と、不穏なフラグを無闇に投げ込んでみます)。 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |