Eternal Smile > MOMO Can Survive 『MOMO Can Survive』第二幕 球太郎:そういえば、球太郎が超越を果たしたのは、リビングランドの霧に飲み込まれる体験をした時でした。懐かしいなぁ。 GM:持ち場を離れる船員がいるのを見計らって、あなたもメアリィ船長へ会いに行きます。 球太郎:「おう、船長。すげえなあ、この船は。リビングランドのこの霧の中、どうやって方角を取ってるんだい?」 GM:メアリィは、船長室の机に寄りかかり、片手で帽子をもてあそびながら(A)、こう答えます。「ああ。この船では、計器が『生きてる』からさ」 球太郎:リビングランドの性質から、一瞬、計器に生命がある!? と誤解します(いわゆる「リビングマシーン」みたいなのを使ってるのかと思っちゃう)。 GM:〈手掛かり分析〉ロールに成功すれば、この船のリアリティがコアアースであることに気づきます。船のどこかにコアアースの「護符」が搭載されていて、リビングランドのリアリティの産物(深い霧、物質の喪失、死せるものがすぐ腐る、という特性)をはね除けているのです。 球太郎:船のリアリティがコアアースなので、計器が作動してる(生きてる)ということですね。「リビングランドといやあ、霧の印象が強いが、なるほど、計器が無事なら、見通せなくとも進路を取れる・・・。とにかく、リアリティの維持が肝ってわけだな!」 GM/メアリィ:「ついておいで。船の中を案内しよう」 球太郎:「ありがてえ、勉強になるよ」と謙虚に。知らないことを知り、平和への一手に僅かずつでも近づくのは、球太郎の喜びであり使命です。モモを連れてついていきます。 GM:最初は船長室と直結している甲板部です。特筆すべきことはありません。ランから怒鳴られるくらいです。 GM/ラン:「貴様、何を怠けている!」 球太郎:「いーじゃねえか、人余ってるんだしよ」周りでぶらぶらしてる人たちを指差します。 GM/ラン:「そこの小娘の分も含めて、2人分、働いてもらうぞ?」 球太郎:「ああ、いいとも。何なら、あんたの3人分は働いてやろうか。後で吠え面かくなよ!」かつての仲間に似た奴との悪態合戦を、半ば楽しんでたりして。 GM/メアリィ:「働くのは後でいいだろ。今は、あたしがキュウタロウに船内を案内している時間だ」 GM/ラン:「ちっ・・・(小声で)七光りの小娘が」 球太郎:それ見たことか、と言わんばかりに、ランにドヤ顔します。後半のセリフについては、船長がそれほど気にするとは思えないので、ここではスルー。 GM:次に訪れたのは、積み荷スペースです。1フロアほど降りた船内の後部にあります。陸付けされた際、物が積み込めるようになっています。箱入りの物資が所狭しと並べられています。布がかぶせられた、結構大きなものも見えます(B)。 GM:その後は、機関部の仕事場、ボイラー室です。ジゼルが作業着を汗でびっしょり濡らしながら働いています。 GM/ジゼル:「やだ、見ないでよ! 透けちゃって恥ずかしいんだから!」 GM:交差させた両腕で自身の肩を抱き、身をよじるジゼル。冗談なのか本気なのか(C)。 球太郎:ちょ、(C)! 気になりすぎて思わず2ポシ突っ込みそうになったじゃないですかっ。 GM:(笑) 球太郎:えー、気を取り直して。プレイヤーは興味津々なんですが、球太郎は、スルーです。「あー、すまんすまん。お役目、ごくろーさん」ちゃっと敬礼して、次へ。 GM:医務室にも案内してくれます。あなたは既にファーザーを追って部屋の前まで来たことがあります。 GM/マーベリック:「患者ですか。・・・おや」(D) GM:甲板へ戻る途中、ひとつの扉の前でメアリィが立ち止まります。 GM/メアリィ:「この中には、大事な積荷が入ってる。立入禁止だ」 GM:ドアには、アメリカ軍の勧誘ポスターが貼ってあります。世界史の教科書とかで見にしたことがあるであろう、『I WANT YOU』ってやつ(笑)。(E) 球太郎:「オーケー、気を付けるよ」ここは、素直に聞き入れておきます。 球太郎:(A)(D)とさせていただきます。今回、やはりモモのことが一番なので、父親だというマーベリックのことと、モモを預けるかもしれないメアリィのことを、特によく知りたいのです。 GM:わかりました。では演出を追加します。 GM:メアリィは海軍の帽子を肌身離さず持っていますが、かぶろうとはしません。あなたが不思議に思ってそれを口にすると、「帽子をかぶるのは好きじゃない。似合わないから」 球太郎:誰かの形見かな、というラインを予想してましたが、海軍の帽子でしたか。であれば、過去の思い出ではなく、現在、そして未来に続く誇りの象徴なのでしょう。 GM:ご明察。セリフはこう続きます。 GM/メアリィ:「でも、この帽子はあたしの誇りだ。あたしたちは、この国で暮らしている人たちを、決して、見捨てちゃいけないんだ」 GM:リビングランドレルムに囲まれ孤立したフィラデルフィアの街。メアリィは、そこに身を寄せている人々のことを本気で案じている。ストームナイトの誇り高き魂を、あなたは感じ取りました。 球太郎:深く頷きます。「同感だ。軍人として国を背負ってる大変さには及ばないかもしれんが、俺もストームナイトの端くれとしてそう思う」 他にも助けを待っている人がいる、いつか必ず助け出す、と決意を新たにしたパリ。 球太郎:「帽子、かぶったらいいんじゃねえか? 似合うと思うぜ」 GM/メアリィ:「えっ?」 球太郎:イタズラっぽく笑い、スポーツバッグから野球帽を取り出します。「俺も、残念ながら帽子は似合う方じゃないが、野球帽だけは不思議と似合う」 GM/メアリィ:「・・・・・」 球太郎:言いながら、くるりと回して、被ります。「いや、似合うと思っている。俺的には似合う! てか、これっきゃねえ!! そーいうもんじゃねえかな」 モモ:「帽子姿の球太郎さん、素敵です・・・」 球太郎:「ぶはっ!? モモ、そーいうの勘弁してくれよー。面と向かって言われると恥ずかしいよー」 GM/メアリィ:「ハッハッハ! キュウタロウ、あんたなかなか策士だね」 球太郎:「バッ・・・!? ちがっ、そんなんじゃっ・・・!!」ますますあたふたします。球太郎なりに船長を元気づけようとしたつもりが、からかいの種にされてしまったことに、内心ぷんすかします。が、笑ってるし、ま、いいか、とも思います。 GM:マーベリックは薄く微笑んで言います。「早いですね。不具合でも起きましたか」 球太郎:不具合、という言葉に、ものすごく悪い予感が全身を貫きます! ポシを使ったから聞こえた、ということは、自分に向けた言葉ではないということですよね。マーベリックの視線は、会話していた球太郎ではなく、モモに向いていたのではありませんか? GM:鋭いですね。彼の視線の先には、モモがいます。 球太郎:やっぱりー!「ヘイ、ドクター。まだ怪我してないよ。社会科見学ってとこだな」とトボけつつ、何となく後ろに庇うようにして、モモの姿を隠します。 GM/マーベリック:「・・・・・」 球太郎:だいぶ離れた後、「あの、マーベリックってドクターは、凄腕みたいな雰囲気がするけど、どういう人なんだい?」まずは、怪しんでる感を出さないように、むしろ相手を上げつつ、何となく興味がある風を装って聞きます。 GM/メアリィ:「ファーザーは、ここ何回かの航海から、うちの船に乗ってくれてるんだけど、元々は、大統領のお気に入り、らしい」 球太郎:「お気に入り?」 GM/メアリィ:「ラン、ジョゼフ、ファーザーの3人。スペシャルズと名乗ってる」 球太郎:ジゼルも、だと? 彼、そんなに有能!? まさか、名字はジョースター(*12)とかおっしゃいません? ネタキャラと思って舐めていたら痛い目に遭うところでした。 モモ:「スペシャルズさん、ですか」 球太郎:「すまん、それって、大体いつ頃からだい?」ヴォルフと冒険した時期、そしてモモと出会った時期より前か後か同じか知りたいです。ぶっちゃけ、ランがヴォルフなのかどうかの判断材料、そしてモモとファーザーの関係性の推測材料にしたいです。 GM:メアリィに尋ねるなら、モモと出会った時より1.5ヶ月ほど後と答えます。 球太郎:なるほど、時期的にはそのくらいなんですね。 GM/メアリィ:「ランは、気性が荒くて、すぐ暴力に訴える。今まで素行不良で除隊にならなかったのが不思議なくらいさ。(小声で)あたしのこと、嫌っているしね」 球太郎:・・・・・。 GM/メアリィ:「でも、ファーザーが間に立ってくれたから、今まで大きな揉め事は起こらなかった」 球太郎:ランは気性が荒く素行不良。船長と不仲、ファーザーが潤滑油。ランとヴォルフの間にますます掛け離れたものを感じ、ファーザーの人間性に思いを馳せます。 GM/メアリィ:「あたしは個人的に何度も相談に乗ってもらってて・・・今、こうして船長をやっていられるのは、ファーザーのおかげだと思う」 球太郎:「すげえ人なんだな」同意はしつつ、メアリィのファーザーへの心酔具合を感じ、今後の判断に内心迷います。 GM:判断、とは? もーぶっちゃけ、甲板人余ってるしぃー、球太郎力仕事しなくていいわー(^。^)y-~スパー つまり、球太郎ともども、二人して通信室勤務を願い出たいと思います! "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |