Eternal Smile > MOMO Can Survive 『MOMO Can Survive』第二幕 モモ:「!」 球太郎:メアリィに目を合わせて、自分の目に昭和野球漫画の炎を灯します。「俺はストームナイトとしてまだまだ経験が足りない。個人とかチームの仕事はそこそこやったが、集団を動かす仕事、若いのに何度も、最前線でそれをやってる船長の仕事を、できれば近くで見たいんだ」 まずは、真摯に自分の思いをそのまま口にする。単なるワガママだと分かった上で。 ディ様、先生。 叶えばラッキー、言うだけタダ、と思って頼んでいます。 球太郎:「それにモモは、記憶力がすげえんだ! 俺と違って、役に立つと思うぜ」モモを気持ち前面に押し出すように、そっと両肩に手を置きます。 GM/メアリィ:「へぇ・・・。キュウタロウ、あんた、見た目よりも色々考えてるんだね。筋肉馬鹿かと思ったが・・・いや、ソーリー」 球太郎:「いや、見た目通りだよ。だから、勉強したいんだ。学生時代を後悔してるよ」 GM/メアリィ:「通信機器の使い方なら教えてやれるよ。そんなに記憶力があるんだったら、あたしが忙しい時、代わりに場を任せてもいいかもしれないね」 球太郎:「そうなったらすげえな!」手を叩いて、モモに向き直ります。 GM/メアリィ:「ただ、この持ち場に2人は多い(ぴしゃり)」 球太郎:やっぱりねー。モモから離れないとして、環境的にはこちらかなと思いましたが、甘かったなー。 GM/メアリィ:「通信士の仕事は外部との交信だが、知っての通り、リビングランドの霧の中からは、うまく通信が届かないんだ。出発してすぐと、フィラデルフィアに到着する直前くらいしか、まともに話ができないと言っていい。だからあたしは、船長と兼務で機器の整備を請け負ってる」 GM:つまり、モモひとりならいいけど、球太郎は別の持ち場についてほしい、と言っています。 球太郎:常識的に考えて妥当な結論です。恥を承知のお願いだったんで。球太郎としては当初の予定通り、甲板を希望します。
球太郎:「ワガママついでに頼みがある。この娘、モモを、ちょっと気に掛けてくれると助かる。ナイルで助けたんだが・・・実は記憶がない。今のところ謎だらけで、ずっと手掛かりを探してる。誰かに狙われてる可能性もある。勿論それも全く分からない。それこそ霧の中だ。だから、モモのことはあまり話題にしないでもらえると、さらに助かる」 GM/メアリィ:「・・・・・」 球太郎:メアリィとファーザーの関係性を考えると、情報が漏れる可能性は避けられない、と考えています。しかし、そうなったらそれなりの対応をするだけだし、保険は掛けておくものです。「雇われた側なのに、ワガママばかり言って申し訳ない! このとーり!」 モモ:「球太郎さん・・・」 球太郎:「寂しいけど、頑張ってみてくれるか? 俺は、この船の中で手掛かりを探してみたい。一緒に行動したいのはやまやまだが、何しろ甲板は荒くれが多くていけねえ」メアリィをちらりと見て、「その点、ここは安心だ。頼れる船長がいる」 モモ:「・・・はい」 球太郎:「甲板は自由時間も多そうだから、ちょくちょく様子を見に来るさ。そん時は、船長に習ったことを色々教えてくれよな!」 GM/メアリィ:「あたしはまだまだヒヨッコだよ。でもまぁ、事情は解った。モモ、ここをあんたの持ち場とする」 球太郎:! モモ:「ありがとうございます。船長さん、よろしくお願いします(ペコリ)。球太郎さん、甲板での様子も、後で教えてくださいね」 GM:モモは、柔らかく微笑みます。メアリィも笑顔を返し、あなたに向き直ります。 GM/メアリィ:「いい娘じゃないか、守っておやり(*13)」 球太郎:「勿論だ! ありがとな」ドンと胸を叩きます。モモをいい娘だと評してもらったことに礼を言いますが、言外の深い意味を全然意識しません(笑)。 GM:ではここで、シーンチェンジ、カードの補充をしたいと思います。無条件で“アドレナリン”を1枚差し上げます。また、“警戒”、“サバイバル”、“ヒーロー失敗”の中から1枚、差し上げます。 球太郎:ん? “ヒーロー失敗”? GM:場に出しておくと、GMが任意のタイミングであなたの行動をひとつ「失敗にできる」カードです。その分ポシを3点多くもらえるのですが、今回のセッションでは、失敗後に「“偉業”カードに変化する」こととします。 球太郎:一瞬、敵方失敗の誤植かと思いましたが、往復書簡では初登場のカードですね! すごいリスキーですが、これに賭けてみようと思います! “ヒーロー失敗”をいただきます。 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |